ホンダのエンジニアが自身の夢の実現ための創業した「ストリーモ」が、2023年7月1日の改正道路交通法の施行に伴い、特定小型原動機付自転車(特定原付)に対応した新モデルを発表した。記者会見の後に、実機を試乗した。
新たに「特定原付」を発売
小型モビリティ開発企業の「ストリーモ」が、特定小型原動機付自転車(特定原付)に対応したモデルを報道陣向けに初公開した。
ストリーモは、ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION」から生まれたベンチャー企業。これまで、第一種原動機付自転車(原付一種)のストリーモ「S01JG」を先行発売してきたが、今回は新たに特定原付モデルの「S01JT」を追加した。
いずれのモデルも、最大の特徴は3輪車であることだ。
ストリーモでは「自分のペースで移動できる立乗り三輪モビリティ」というキャッチコピーを使っている。
三輪であることでの走行安定性によって、幅広い層のユーザーが気軽に扱える乗り物というイメージで、すでに多くのメディアで取り上げられている。
駆動方式は前輪駆動で、バック走行も可能だ。
また、様々な実証試験についても具体的に進み始めている。
例えば、2022年11月に、2025年大阪・関西万博の会場内外での次世代都市交通手段を想定した実証試験への参画を発表。
2023年3月には、北九州市の東田・未来都市プロジェクトに参画し、北九州市立響灘緑地(グリーンパーク)での実証試験を開始している。
第一次の販売募集では、限定300台に対して1,200件を超える応募があるなど、すでに一部では人気モデルとして認識されている。
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