欧州に続き日本への導入も期待
全体的にとても使いやすく、乗る人・使う人に優しい設計の内装と感じた。無理な先進性で釣ることをせず、良い意味で肩の力を抜いて運転できるBEVだ。
だが、この使いやすくマイルドな商品設計が中国でウケるかはまた別問題なのである。中国の消費者はなんでもかんでも「先進性」があれば良いと思っており、昨今の中国メーカー車種はディスプレイだらけのインテリア、そして扱いきれないような運転支援技術が盛りだくさん。
e:NP1/e:NS1の価格帯は17万5000~21万8000元(邦貨換算:約349万8000~435万8000円)となるが、単に「先進性」で考えれば競合はたくさん存在する。
非常に扱いやすくて魅力的な車ではあるのだが、ズバリ言ってしまえば、あまり中国の消費者向きではないかもしれない。ここがe:NP1/e:NS1の唯一の残念なポイントとも言える。
素の商品設計はとても良いので、「e:Ny1」として販売される欧州での評価はきっと期待できるだろうし、個人的には日本にも導入してほしいと強く思う。
ホンダ e:NP1(53.6kWhモデル)
全長:4,388mm
全幅:1,790mm
全高:1,560mm
ホイールベース:2,610mm
車両重量:1,652-1,686kg
乗車定員:5名
交流電力量消費率:136Wh/km(CLTCモード)
一充電走行距離:420km(CLTCモード)
最高出力:134kW(182ps)
最大トルク:303 Nm(31.61 kgm)
バッテリー総電力量: 53.6kWh
モーター数:前1基
トランスミッション:1速固定式
駆動方式:FWD
フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式
リアサスペンション:トーションビーム式
フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
リアブレーキ:ディスク
タイヤサイズ:前225/50R18、後225/50R18
最小回転直径:5.7m
車両本体価格:約3,498,000円
ホンダ e:NP1(68.8kWhモデル)
全長:4,388mm
全幅:1,790mm
全高:1,560mm
ホイールベース:2,610mm
車両重量:1,683-1,696kg
乗車定員:5名
交流電力量消費率:136Wh/km(CLTCモード)
一充電走行距離:510km(CLTCモード)
最高出力:150kW(204ps)
最大トルク:303 Nm(31.61 kgm)
バッテリー総電力量: 68.8kWh
モーター数:前1基
トランスミッション:1速固定式
駆動方式:FWD
フロントサスペンション:マクファーソン・ストラット式
リアサスペンション:トーションビーム式
フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
リアブレーキ:ディスク
タイヤサイズ:前225/50R18、後225/50R18
最小回転直径:5.7m
車両本体価格:約4,358,000円
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