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最新のEV技術を各社持ち寄り……「人とくるまのテクノロジー展」よりレポート メーカー編[THE視点]


TEXT:福田 雅敏 PHOTO:福田 雅敏
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トヨタ車体……エコ素材をボディに使用した「コムス」

トヨタ車体のブースには、ちょっと変わった「コムス」が展示されていた。

ボディの材質に木を使っているのである。「TABWD(タブウッド)」と言われるバイオプラスチックに木を加えた植物材料で、カーボンニュートラルに貢献する新材料として注目を集めているエコ素材。このタブウッドは、軽量化と強度を兼ね備えた素材で、従来のプラスチック製パーツに比べて20%程度の軽量化が出来たという。

東京R&D……FCEVスポーツカーのコンセプトを発表

東京アールアンドデー・ブースには、ライトウェイトスポーツカー「VEMAC RD200」が参考展示されていた。この車両はエンジン車で20年前に製造された車両だ。

そして今回は、「VEMAC RD200」に代わる次世代の環境対応車として、「FCEVスポーツカー」のコンセプトを発表。現在までに設計がほぼ終了し、今後は車両の製作フェーズに入るという。この「FCEVスポーツカー」が製作されれば、FCEVとして初のスポーツカーの誕生である。

また、その「FCEVスポーツカー」に搭載予定の、FCスタックも展示されていた。

今回は、自動車メーカー系の展示を中心に紹介したが、もちろん出展はそれだけではなく、サプライヤーからも多くのユニークな展示があった。次回は、現在EVの話題の中心とも言えるモーター一体型駆動装置(イー・アクスル)の展示を紹介したい。

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