「人とくるまのテクノロジー展」にて設計画像を公開
来年のプロトタイプ完成に大きく期待
【THE 視点】東京アールアンドデー(R&D)は5月24日、「人とくるまのテクノロジー展 2023」にて、FCEV(燃料電池車)スポーツ・コンセプトを発表した。
公表された諸元は、全長4,320mm×全幅1,800mm×全高1,180mm。重量は1,300kg。最高出力200kW(272ps)のモーターに、最高出力80kWのFC(燃料電池)スタックを組み合わせる。
現在も開発・設計を進めており、今後は実車の製作に向けたフェーズに移るという。開発が順調に進めば、来年のこの展示会にてプロトタイプがお披露目できる見込みとのこと。
東京アールアンドデーは、2000年にホンダのエンジンを積んだ「VEMAC」という2人乗りの軽量のスポーツカーを発表し、その後少量生産・販売した。
今回の展示会には、その「VEMAC RD200」をレストアし参考出品している。あれから20年以上経ち、次世代のスポーツカーとしてFCEVを選択した。
実車のFCEVスポーツ・コンセプトが発表されれば、国内初のFCEVスポーツ・モデルとなる。実車のお披露目を期待したい。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)
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※ 「人とくるまのテクノロジー展 2023 」……パシフィコ横浜(YOKOHAMA横浜市西区)にて5月24日(水)〜26日(金)に開催