ニュース
share:

電気自動車のアバルトが誕生!ステランティスがアバルト500eを発表


TEXT:烏山 大輔
TAG:

more Abarth than EVer(これまでよりもさらにアバルトに)

新型アバルト500eは、電気アーキテクチャーによって、重量配分の改善、瞬時のトルク発生、広いホイールベース(※)を実現した。そのためガソリンモデルよりも速く(※)、より刺激的なドライビングを楽しめる。

※ガソリンモデルのホイールベースは2,300mm、ノーマル500eは2,320mm。
※20km/hから40km/hまでの加速がガソリンモデルよりも1秒早い。

強力なモーター(113.7kW、約155ps、トルクは235Nm)により0-100km/h加速を7秒でこなし(ノーマル500eは9秒)、コンパクト・セグメント最速を謳う。また85kWの急速充電システムを搭載しており、例えば1日の走行距離40km分の充電は5分以内に完了し、わずか35分で航続可能距離の80%に到達することができる。

より走りを楽しむための走行モード

アバルト500eとアバルト500eツーリズモには、3つの走行モードTurismo(ツーリズモ)、Scorpion Street(スコーピオン・ストリート)、Scorpion Track(スコーピオン・トラック)が用意されている。

ツーリズモ・モードでは、効率的でエキサイティングなドライブを楽しむことができる。スムーズな加速によって、快適なドライブが可能だ。
スコーピオン・ストリート・モードでは、回生ブレーキを最大限に活用しながら、最高のパフォーマンスを発揮する。
また、ツーリズモ・モードとスコーピオン・ストリートモードの両方で、ワンペダルドライビング機能も備える。
スコーピオン・トラック・モードは、ワンペダルドライビング機能を使用せずに最高のパフォーマンスを実現する。

ノーマルの500eも3つの走行モード(ノーマル、レンジ、シェルパ)がある。レンジはノーマルよりも回生ブレーキをより強く効かせて航続距離を稼ぐ。シェルパは最高速度が80km/hに制限されてしまう電費最優先モードだ。

この走行モードの差からしてもアバルト500eは、走りを楽しむために開発されたモデルであることが分かる。

音楽もいい音で楽しめる

JBLプレミアムオーディオシステムはクリーンな高音、轟くような低音、明瞭な中音で臨場感あふれるダイナミックなサウンドを提供するという。ツイーター2個、ミッドウーファー2個、リアドアフルレンジスピーカー2個、トランクサブウーファー1個を含む7個の高性能スピーカーと8チャンネルアンプを最適配置している。スピードアジャストボリューム機能により、どのような車速でも音楽の再生レベルと低域のバランスが維持される。

テクノロジーとフルコネクション

アバルト500eは、アバルトシリーズの中で初めて完全なコネクテッド体験を提供する。

車内では、交通状況、駐車場、天候に関する情報をリアルタイムで受け取ることができ、充電残量に応じて走行可能な最大距離を地図上で確認し、最寄りの充電ステーションを探すこともできる。Amazon Alexaにより、ドライバーはハンドルから手を離すことなく、自宅のスマートデバイスを操作できる。

車外でも、車両の遠隔監視、ドアの開閉、駐車場所の確認、公共の充電ステーションの検索に加え、Free2Move eSolutions(※)が提供する充電サービス「eSolutions Charging」に直接アクセスでき、公共充電の支払いや充電履歴の確認、自宅や職場の充電器の遠隔管理も可能だ。

※Free2Move eSolutions:電気自動車への移行を支援・促進するためにステランティスの合弁会社として2021年に設立された。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
ヒョンデの野心的な中長期戦略「ヒョンデ・ウェイ」発表! 2030年までに年間販売台数555万台を実現しそのうちEVは200万台を目指す
EVに関心があっても導入に踏み切れないタクシー事業者多数! 広島でbz4Xを導入した事業者の陰に「電脳交通」の存在あり
買っていきなりレースを走るだと!? ヒョンデ「アイオニック5 N」の記念すべき納車第1号オーナーの声
more
コラム
BYDシールで1000km走って「充電性能の安定性」に衝撃! リアルワールドでも「コスパ最強」が証明された
日本で発売直後なのに中国では年次改良で新型登場! BYDの新型SEALの実力がヤバい
日産の第一四半期の営業利益は前年同月比でなんと99%減少……って大丈夫か? 円安解消も含めてアメリカ&中国市場で苦戦を強いられている!!
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
とにかくこの形に惚れたんです! 日本中から約140台もの日産アリアが集結した「日産アリア全国オーナーズミーティング2024」に潜入した
走る以外の楽しみがEVにはある! ラーメン屋台まで登場した「EVサマーキャンプ2024」を見るとEVが欲しくなる!!
中国市場のニーズに合わせて開発! 日産が北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカーを出展
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択