ニュース
share:

急速充電性能を改善、航続距離も把握しやすく:トヨタが「bZ4X」のソフトウェアをアップデート


TEXT:生方 聡 PHOTO:WEB CARTOP、生方 聡
TAG:

納車済み車もソフトウェアアップデートで対応

メーター内にSOCの%表示がないということ以外は、バッテリーや利用者への配慮から生じたものであり、トヨタが「bZ」シリーズの第一弾であるbZ4Xを世に送り出すにあたって、慎重になりすぎたのが裏目に出たようだ。

これらを改善するために、トヨタでは5月以降にソフトウェアアップデートを実施する予定だ。

ソフトウェアアップデートにより、下記のような対策が施される。「1 急速充電性能」は、フル充電回数が現在の約2倍になり、またSOC80%以上の急速充電時間は約20〜30分短くなる。「2 メーター上の航続距離」は、航続距離が0kmになるタイミングを現状よりも遅らせることで、表示される航続距離が増えるという。ただし、そもそもの航続可能距離が増えるアップデートではない。そして「3 メーター表示」はSOCの%表示が追加され、またエアコン使用時の航続可能距離も実態に沿うよう変更になる。

ソフトウェアアップデートの対象になるのは、今後、生産される車両だけでなく、すでに納車済みの車両も含まれる。日本市場では、納車済みの車両の作業は正規ディーラーのサービス工場で行われる見込みだ。

なお、bZ4Xと基本設計を共有するスバル・ソルテラについても、同様のソフトウェアアップデートが実施される予定だ。



TAG:

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
日本は3年連続「日産サクラ」がトップ! じゃあ中国・欧州・アメリカで一番売れてるEVってなにか調べてみた
電気自動車って「お金的に」得? エンジン車と諸々の費用を比べてみた
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
more
ニュース
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
トヨタの新型モビリティでお台場周辺が一気に便利になる! 「eパレット」と「C+walk」が街全体の活性化にも貢献
ホンダがカーボンニュートラル実現に向け二輪の電動化を加速中! 欧州でネイキッドモデル「WN7」を発表
more
コラム
フェラーリよりもランボよりもポルシェよりも速い! たった13分で1万台が売れた中華SUV「Zeekr 9X」がヤバすぎる
そういえば日産が全固体電池は追浜で作るって発表したけど……追浜工場閉鎖で夢の電池はどうなる?
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
STIコンセプトとブランド第2弾となるふたつのEVを初披露! ジャパンモビリティショー2025のSUBARUブースは「Performance」と「Adventure」魅力を提案
新型エルグランドがいよいよe-POWERで登場!? 「EVの雄」日産のジャパンモビリティショー2025は電動モデルが盛り盛り
マンションでもEVが身近になる! 官⺠連携で既存マンション全274駐⾞区画にEV充電コンセントを導⼊した事例リポート
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択