ニュース
share:

横幅いっぱいに表示されるヘッドアップ・ディスプレーをBMWが開発中。「BMWパノラミック・ビジョン」が次期「ノイエクラッセ」に


TEXT:田中 誠司
TAG:

これまでは運転席の決まった視点からしか見えなかったが

革新的な投影技術により、初めてすべての乗員のためにウィンドスクリーンの全幅に関連する情報を表示することが可能になった、とBMWは主張する。より高い光量とコントラストで非常にシャープな映像をウィンドスクリーンの下端にあるダーク・コート・エリアに表示するという。

そもそもヘッドアップ・ディスプレイはダッシュボードの上面、メーターの裏側から光線を発し、ウィンドシールドの一部に反射した像をドライバーが見るという原理である。

つまり従来の技術では、限られた面積の情報を限られた視点からしか見ることができなかったはずなのだが、BMWは「すべての乗員が同じ情報を見られる」と主張している。これがいったいどういう新技術やコンポーネンツの配置によって実現されているのか知りたいところだ。

BEVならではのレイアウトが影響?

バッテリー電気自動車(BEV)は従来の自動車のようにフロントボンネットの下にエンジンが存在しないため、ダッシュボード周辺には空間が多いのが特徴である。乗員の足元を広くしてパッケージングを改善しているモデルもあるし、ヒョンデ・アイオニック5のように大きな引き出しを助手席前に設けるケースもある。

BMWパノラミック・ビジョンがEV専用プラットフォームであるノイエクラッセに初めて採用される背景にはそういった電気自動車ならではのメリットもあるのではないか。

技術的な詳細は2023年9月5〜10日に開催される「IAA MOBILITY 2023」において、ノイエクラッセとあわせて発表される見込みだ。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
「58協定」未加入国のクルマを日本で売るのは難しい! なのに未加入のアメリカや中国のクルマが日本で売られるカラクリとは
20万円も高かったのに20万円安くしか売れない! EVの将来はリセールバリューの向上努力にアリ!!
more
ニュース
ホンダが2026年に発売予定の新型EVは「アシモ」も搭載! アキュラRSXプロトタイプを米国・モントレーで初披露
ファッション&アウトドア好きにも刺さるEV! ヒョンデ「インスタークロス」が先行予約開始でいまなら秋キャンプにも間に合う
一充電走行可能距離はついに1000km超え! 日本でもっとも長く走れる新型EV「Audi A6 e-tron/S6 e-tron」シリーズが登場
more
コラム
やっぱりマンション・アパート住まいにEVは厳しい? EVを2台乗り継ぐライターが語るホントのところ
ボルボのハイパフォーマンスモデルを手がけてた「ポールスター」! EVブランドになるって話もあったけどいまどうなってる?
中国でバッテリー交換式の大型SUVがデビュー! 激安550万円でEVスタートアップが放つ「Onvo L90」の実力をライバルと比較した
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択