#輸入車
TEXT:TET 編集部
メルセデス・ベンツCクラスにプラグインハイブリッドの「C 350 e スポーツ」を追加

CHAdeMOにも対応したプラグインハイブリッド メルセデス・ベンツがDセグメントに投入しているCクラスは、全車を電動化を果たし、またフラッグシップモデルであるSクラス譲りの新技術を多数採用していることも話題だ。 そんなCクラスに、プラグインハイブリッドの「C 350 e スポーツ」が設定された。 今回追加されることになったC 350 e スポーツは、204馬力(150kW)を発する2リッター直4ターボエンジンに、95kWの電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルとなっている。 C 350 e スポーツは、EV走行航続距離110kmを実現。日常生活ではほとんど電気自動車の感覚で使用することが可能だ。また、遠方へのドライブでは、ガソリンエンジンで充電しながら走行すれば、航続可能距離や充電時間を機にすることなく安心してドライブすることができる。 充電は普通充電と急速充電の両方に対応。とりわけ急速充電は、CHAdeMOに対応したことが大きい。また、車外へ電力を供給できる給電機能(V2H、V2L)も備えている。 メルセデス・ベンツC 350 eスポーツの価格は995万円。

TAG: #PHEV #輸入車
TEXT:佐橋健太郎
人気の「4xe」グレードをベースにしたジープ・グランドチェロキーの限定車「30thアニバーサリーエディション」が登場

日本未導入グレードのスタイリングを踏襲した魅力的な限定車 ステランティス ジャパンは、ジープ・ブランドのハイエンドモデルであるラグジュアリーSUV、グランドチェロキーの誕生30周年を記念した限定車「グランドチェロキー 30thアニバーサリー エディション」を設定。 グランドチェロキー 30thアニバーサリー エディションは、グランドチェロキーのプラグインハイブリッドモデルとして人気の高い、「Limited 4xe 2.0L」がベースとなっている。 フロントおよびリヤのデザインは、オフロード性能をさらに意識した日本未発売のグレード「Overland」を踏襲しており、フロントグリル、ルーフレールおよびホイールにブラックをあしらった、独創的で力強いイメージを主張している。 また、グランドチェロキー 30thアニバーサリー エディションでは、上級グレードである「サミットリザーブ」のみに装備されているデジタルリアビュールームミラーや、ワイヤレスチャージングパッド、さらにウインドウシェードを標準装備とすることで、利便性を高めた。 リヤゲートには、1993年に誕生した初代グランドチェロキーと現行モデルのシルエットが向かい合わせになった、限定車ならではの専用エンブレムが装着される。 ボディカラーは、グランドチェロキーの力強さを象徴するダイヤモンドブラッククリスタルを採用することで精悍なイメージを引き立てている。 パワートレインは、V6エンジン並みのパワーを発揮しながら低燃費を実現する2リッター直列4気筒DOHCターボエンジンを組み合わせた4xeプラグインハイブリッドシステムを搭載。また、14.87kWhリチウムイオンバッテリーがパワフルなドライビングを生み出し、「e-SAVEモード」など、3つのドライブモードが選択可能となっている。 さらに、8速オートマチックトランスミッションと組み合わせることで、力強い出足や滑らかなハイウェイクルージングを実現した。 グランドチェロキー 30thアニバーサリー エディションには、伝統の走破性を生み出すクォドラトラックII 4×4システム、エレクトロニックスタビリティコントロールなど、先進のセーフティおよびセキュリティシステムが搭載されている。 そのほか、ParkSenseフロント・リアパークアシスト、サラウンドビューカメラに加え、アダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンマネージメントなど、安全運転をサポートする様々な運転支援機能を装備する。 限定車「グランドチェロキー 30thアニバーサリー エディション」は、2023年12月2日(土)より、全国のジープ正規ディーラーにて発売する。90台限定で、メーカー希望小売価格は、1049万円となる。

TAG: #PHEV #SUV #アメ車 #輸入車
TEXT:佐橋健太郎
キャデラック初のEVである「リリック」に右ハンドルを設定し2025年内には日本導入予定

グローバル展開されるキャデラックのEVは右ハンドルも用意 2023年11月16日、アメリカ・ゼネラルモーターズは、ラグジュアリーブランドであるキャデラックのフルEV「リリック」をオーストラリアで発表した。 キャデラックでは、全車電動化の未来を実現するために、EVモデルを世界的に事業展開することを推進しており、今回発表された右ハンドル仕様のリリックはその一環となる。オーストラリアだけでなく、隣国のニュージーランドへも2025年モデルとして発売される予定とのこと。 リリックは、2022年に発売されたキャデラック初のEVモデルで、ゼネラルモーターズの「アルティウム」バッテリー・プラットフォームをベースとしている。さまざまな車種への水平展開が可能なモジュール式のプラットフォームを採用したことが特徴で、ホンダ・プロローグなど、他社と共同開発された派生車種も、今後は登場する予定だ。 グローバル・キャデラックのバイス・プレジデントであるジョン・ロスは、スイスとスウェーデンでの全車電動化に向けた新規事業の立ち上げに続き、オーストラリアとニュージーランドへのキャデラックのEVビジネス拡大を明らかにした。 「キャデラックは、強力な製品ポートフォリオにより、非常に好調なセールスを記録。そして世界規模で事業を展開しています。この右ハンドル仕様のリリックの導入は、EVの普及が進んでいる重要な市場において、新たなビジネスチャンスとなることでしょう」 「2022年に発売されたリリックは、ゼネラルモーターズのアルティウム・プラットフォームをベースとしたキャデラック初のEVモデルであり、数々の賞を受賞しました。キャデラックの未来に向けたスタンダードを定義するリリックは、芸術的に統合されたテクノロジー、プレミアムなクラフトマンシップ、そして気鋭のパフォーマンスを実現するための献身的な努力によって、キャデラックをアイコニックなブランドとしてさらに進化させています」 また、ジョン・ロスは、ゼネラルモーターズが柔軟性の高いモジュール式の「アルティウム」バッテリー・プラットフォームに投資したことで、右ハンドル車の開発をより効率的に進め、新たな市場を開拓し、さらなる規模拡大を実現することができたと述べた。 一方、導入市場での販売を統括するGMオーストラリア&ニュージーランドのマネージング・ディレクター、ジェス・バーラはこう語る。 「今日は、オーストラリアとニュージーランドに自動車の傑作の到来を告げる日となりました。リリックは、両市場向けキャデラックの、右ハンドルEVのポートフォリオとなることを約束する最初のモデルです」 オーストラリアとニュージーランドの自動車市場はEVへの移行の形成期にあり、このタイミングで導入されるリリックは、キャデラック・ブランドに新たなビジネスチャンスを提供しているという。 そしてリリックは、2025年内の日本市場導入も検討されている。もちろん、その場合は今回発表された右ハンドルモデルが投入される予定だ。

TAG: #CADILAC #アメリカ #アメ車 #輸入車
TEXT:佐橋健太郎
アウディがQ6 e-tronに搭載するための新モーターの生産を開始

新型モーターはポルシェにも提供される 2023年11月7日、アウディはハンガリー北西部を拠点とするジェール工場において、PPE(プレミアム プラットフォーム エレクトリック)用電気モーターの生産を開始すると発表した。 PPEとは、アウディが主導となってポルシェと共同開発したEV用の車台(プラットフォーム)のこと。このPPEを採用する最初のモデルが、新型Q6 e-tronだ。SUVとSportbackが設定される新型Q6 e-tronは、アウディの電動化とデジタル化における次の大きなステップを体現するとされ、800Vの主電源システム、パワフルで効率的な電気モーター、革新的なバッテリと充電管理システム、新開発の電子アーキテクチャーを備える。 なお、新型Q6 e-tronの車両本体は、ドイツのインゴルシュタット工場で生産されるが、搭載される新開発の電気モーターが、アウディ ハンガリーのジェール工場で生産される。このジェール工場では、新設された1万5000平方メートルの生産エリアで、ステーターおよびトランスミッションコンポーネントとともに、PPE用のアクスルもこの場所で組み立て、製品テストも行われる。 AUDI AG最高経営責任者(CEO)のゲルノート デルナーは、次のように述べている。 「ジェールは、PPE用の非常にコンパクトで効率的な電気モーターを生産するにあたり最適な場所です。高度な資格を持つ現場のチームは、2018年からすでに40万基以上の電動システムを生産してきました。これは非常に貴重な経験となっています」 「さらに、ジェール工場では、Audi Q6 e-tronシリーズが搭載するPPE用電気モーターとともに、Audi Q8 e-tronの駆動システムも生産しています。そして、フォルクスワーゲングループのMEBeco(モジュラーエレクトリックドライブツールキット)ベースの車両に使用する、電気モーターの生産エリアも現在増設中です」 この工場で生産された製品は、アウディだけでなくポルシェ ブランドにも供給される。そのため、アウディは、PPE用の電気モーターを生産するために、3つのラインを新設した。ステーターの生産ラインには28の作業工程があり、トランスミッションコンポーネントの生産ラインには15の工程がある。 ひとつのアクスルを組み立てるには190の個別の工程が必要だが、ジェール工場では、約700名の従業員が生産に携わり、これらのコンポーネントを量産するため、従業員は3交代で、1日あたり最大2000基のPPE用電気モーターが生産可能だという。 2012年から2016年までアウディ ハンガリーで車両生産担当マネージングディレクターを務め、現在はAUDI AG生産およびロジスティクス担当取締役のガード・ウォーカーは、次のように話した。 「ジェール工場における生産開始は、Audi Q6 e-tronの生産増強における重要な節目となる。私は個人的な経験から、アウディ ハンガリーのチームがいかに熱心に仕事に取り組んでいるか、そして世界最大のエンジン工場が、さらに体系的に電動化を進めていることを知っている。駆動システムおよびネットカーボンニュートラルな生産に関する膨大なノウハウにより、ジェール拠点はアウディの世界的な生産ネットワークにおいて不可欠な存在となっている」 アウディは既存の工場の近代化、デジタル化の変革を進めており、ジェール工場での生産は、2020年以降すでにネットカーボンニュートラルなものになっている。この拠点の屋根にはヨーロッパ最大規模の太陽光発電システムが設置されているほか、産業用地熱エネルギーを使用しているハンガリー最大の工場でもある。 また、アウディは輸送および物流会社のDB Cargoと協力して、ハンガリーのジェール工場で生産されたPPE用の電気モーターを、ドイツのインゴルシュタットまでネットカーボンニュートラルな方法で輸送している。

TAG: #AUDI #SUV #輸入車

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