#輸入車
TEXT:TET 編集部
「Japan EV of the year 2023」でBYD2台がグランプリ&優秀賞を受賞!

2023年のグランプリは BYD DOLPHIN BYDの「DOLPHIN」と「ATTO 3」が「Japan EV of the year 2023」で、最高ランクのグランプリと優秀賞を受賞した。 「Japan EV of the year 2023」は日本のEVとEV充電器の普及を目的として、ENECHANGEとEVsmartブログが開催。今回で2回目となり、前回は日産サクラがグランプリに輝いた。 最高ランクのグランプリを受賞したDOLPHINの総得票数は241ポイント、優秀賞を獲得したATTO 3の総得票数は145ポイントだった。なお151ポイントを獲得したヒョンデKONAも優秀賞を受賞している。 DOLPHINの受賞理由について主催者は以下のようにコメント。 「BYDによる第2弾のEVとして2023年9月に日本市場に登場。バッテリー容量44.9kWhのスタンダードモデルが363万円。バッテリーが58.56kWhと大容量で出力やトルクも高めたロングレンジモデルは407万円でありながら先進運転支援機能のような装備も充実しており、コストパフォーマンスの高さが多くの方に評価されました。このほか、グローバルモデルの車高が1570mmだったものを、日本の立体駐車場に入れやすい1550mmに下げるなど、国内市場に合わせた丁寧なローカライズを施している点も好評でした」 ATTO 3については次のように述べた。 「BYDの日本進出第1弾で投入されたコンパクトSUVタイプのEVです。バッテリー容量58.56kWh、 先進運転支援機能や電動パワーシートなどの快適装備がほぼフル装備で、価格は440万円(2024年3月1日の改良で450万円に価格改定)。国のCEV補助金が、発売当初は65万円だったものを型式認定を取得して85万円に増額。BYDが日本市場に賭ける『本気』を示す1台であり、充実装備とコストパフォーマンスのインパクトが多くの支持を集めました」 EVsmartブログ編集部は2台について、「300万~400万円台の手の届きやすい価格でありながら、EVとしての高い性能を備え、車両を選ぶ上で価格と性能のバランスが重視されていることがうかがえる」と評価している。

TAG: #中国車 #輸入車
TEXT:TET 編集部
ヒョンデの話題のEV「コナ」&「アイオニック5」に乗れる! 6都道府県で試乗会を開催

北海道からスタート! ヒョンデモビリティジャパンは、2024年3月2日(土)より、6都道府県にて新型EV「KONA(コナ)」と「IONIQ 5(アイオニックファイブ)」の試乗会を開催する。 2023年11月より全国17都市で開催していた試乗会は大好評のうちに終了。そこで新たに、2024年3月から4月にかけて6都道府県(北海道、大阪府、千葉県、神奈川県、東京都、兵庫県)で試乗会を実施する。 試乗会場では車両の説明を聞いたり、購入相談をすることも可能。ぜひこの機会に、ヒョンデが提案する革新的なモビリティライフを体験してみてほしい。 試乗予約はコチラから 会場は以下のとおり。 1)Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5 北海道試乗会 日程:2024年3月2日(土)〜3月3日(日) 会場:スーパーオートバックスSAPPORO 住所:北海道札幌市西区西町南13丁目1-35 開催時間:10:00-18:30 2)Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5 大阪試乗会1 日程:2024年3月9日(土)〜3月10日(日) 会場:スーパーオートバックス高槻店 住所:大阪府高槻市大塚町1丁目2-6 開催時間:3/9(土):10:00-20:00 3/10(日):10:00-18:30 3)Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5 千葉試乗会 日程:2024年3月16日(土)〜3月17日(日) 会場:スーパーオートバックスかしわ沼南 住所:千葉県柏市風早1丁目3-13 開催時間:10:00-20:00 4)Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5 神奈川試乗会1 日程:2024年3月23日(土)〜3月24日(日) 会場:THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA 住所:神奈川県平塚市大神八丁目1番1号 開催時間:10:00-20:00 5)Try, Hyundai EV試乗会 KONA&IONIQ 5 […]

TAG: #試乗会 #輸入車
TEXT:西川昇吾
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった

テスラとヒョンデのEVを乗り比べ 自動車メディアでは毎年恒例となっている日本自動車輸入組合(JAIA)主催のメディア向け試乗会。この試乗会に若手自動車ライターの筆者も参加させて頂いた。今回は、現在トレンドであるBEVのSUVとして、専売メーカー「テスラ」の「モデルY」と日本に再上陸を果たした「ヒョンデ」の「コナ」の2モデルを同時に見ていく。 いまでこそさまざまなタイプのBEVが存在するが、BEVの先進性というイメージを牽引してきたのはテスラの影響が大きいだろう。日々アップデートが行われることでの進化や、先進性を全面に押し出した操作系や充電設備(スーパーチャージャー)などが特徴的で、乱暴な言い方かもしれないが、これまでの自動車を否定するような側面すら感じる。 今回試乗したのは2022年に日本に導入されたモデルY。2023年には世界で120万台が納車され一年間でもっとも売れている自動車となったそうだ。試乗車はロングレンジモデルで航続距離は605kmとなっている。 対するヒョンデは2022年に日本市場への復活を果たした。日本市場ではFCEVも含めた電動車のみのラインアップであるが、世界的にみたら世界3位(2022年)の販売台数を誇る大手自動車メーカーだ。日本では新参者のイメージが強いかもしれないが、テスラに比べたら長年に渡って自動車を作り続けてきたメーカーであるということを忘れてはならない。 今回試乗したのは2023年11月に日本市場で発売されたばかりのコナ。日本ではBEVのみの展開となっているが、ほかの国では内燃機関車も用意されている。試乗車はラウンジと呼ばれる上級グレードで、航続距離は541㎞だ。なお、基本的にどのグレードでも64.8kWhというバッテリー容量は同じ、受注生産となるエントリーグレードのカジュアルのみ48.6kWhとなっている。 クーペライクなシルエットを持つモデルYとオーソドックスなSUVのシルエットとなっているコナを見比べると、エクステリアが異なっているのは当然だが、差として驚かされるのがインテリアだ。コナのインテリアは各種スイッチ類が常識的に配置されていて「自動車」といった雰囲気がする。 対するモデルYは、ステアリングコラムから生えた2本のレバーとステアリングに備え付けられたふたつのボタン、そしてセンターに備え付けられたモニターのみだ。 何というか、モデルYはデザイナーが考えたシンプルなインテリアをそのまま体現したかのようだ。正直いろいろな操作をモニターから階層を通らないとできないため面倒くさい。その点は物理スイッチが多くあるコナのほうが使いやすくて好印象だ。 しかし、モデルYが世界で売れているというのだから、これがワールドワイドでウケているということになる。保守的な日本人だから不便に感じてしまうのか、それとも世界が目新しいものに飛びついているだけでまたコナのようなインテリアに戻るのか、それともモデルYみたいなインテリアがワールドスタンダードとなるのか……、個人的な正直な気持ちは、いままでどおりのままがいい。新しいワールドスタンダードができあがってほしくないところだ。

TAG: #SUV #輸入車 #電気自動車
TEXT:山崎元裕
日本に初上陸した異次元のデザインを見逃すな! テスラ・サイバートラックが全国展示ツアーを開催

日本発売は予定なしもサイバートラックをお披露目 アメリカ、テスラ社の新型ピックアップ・トラック型EV、「サーバートラック」が2024年2月15日、東京で初披露された。このジャパンプレミアイベントは、これから約10日間をかけて、関東、東海、関西、九州の各地を展示ツアーでまわる予定になっているが、残念ながら現在の段階では日本市場における販売の計画は立っていない。 それにもかかわらず、これだけのツアーを実施する背景には、やはりその市場として、日本もまた重要視されていること、そしてEVブランドとしてさらなる認知を狙うことが理由としてあげられるのだろう。 サイバートラックには3タイプのモデルが用意されている。違いはパワーユニットにあり、シングルモーターの後輪駆動モデルをベースに、前後それぞれのアクスルを駆動するデュアルモーターのAWD、そしてさらに後輪の駆動に用いられる3つめのモーターを搭載したサイバービーストがそのラインアップとなる。 テスラはこの3タイプのコンフィギュレーションに対して、すべて同じモーターを使用しており、注目の最高出力はもっとも高性能なサイバービーストが845馬力、デュアルモーターのAWDは600馬力、シングルモーターのRWDは315馬力がスペックシート上には記載されている。 一方、最大航続距離は、それぞれ510km、550km、400kmを可能とするから、実用性の面でもまずは満足できる性能を持つと考えられる。さらにAWDとサイバービーストでは、リヤのデッキ部にレンジエクステンダーを搭載することもでき、それを使用した場合には最大航続距離は各々710km、760kmを実現する。 フロア下に搭載されるバッテリーは4680個のリチウムイオンバッテリーセルで構成されたもの。もちろんその安全性は十分に担保されており、クラッシュ時などにはそれ自身が安全構造体としての役割も担う。気になる最大容量は123kWhで重量は約790kg。DC400Vからの15分間の充電で206km、もしくは219kmの航続距離を伸ばすことができる。また、このサイバートラックは、停車時にはクルマから家に電気を供給する「ビークル・ツー・ホーム」機能を備えているのも特徴だ。 全長×全幅×全高で5682.9×2413.1×1790.8mmというボディが演出するサイズ感は、直線を基調としたボディデザインが採用されていることもあり、この日本ではかなり大きな印象を受ける。これはボディパネルがウルトラハードステンレススチールエクソスケルトンという、非常に加工の難しいステンレス系の素材で作られていることに理由があり、その強靭さと未来的な感覚は、仮に日本に導入されることがあれば、新たなアーリーアダプターに大きな人気を呼びそうな予感を抱かせてくれた。参考までにデッキの最大収納力は3423.5L、また最大牽引力は4990kgを誇る。 じっさいの運動性能にも、この車重から考えると魅力的に思える数字が並ぶ。0-96km/h加速はもっとも強力なサイバービーストが2.6秒。4WDでも4.1秒、シングルモーターのRWDでも6.5秒でそれを走り抜いてしまうのだ。サスペンションにはセルフレベリング機能を持つエアサスペンションを採用。最大で10度の操舵が可能な後輪駆動システムは、混雑した市街地などでは大いに役立つだろう。 アメリカではサイバービーストで9万9990ドル、AWDが7万9990ドル、RWDは6万990ドルと値づけられているテスラ・サイバートラック。はたしてそのステアリングを、日本で握ることができる日はやってくるだろうか。

TAG: #TESLA #トラック #輸入車
TEXT:西川昇吾
日本導入も予定されている! 中国のライトウエイトEVスポーツ「SC-01」の全容とは

中国からまた新たなるEVスポーツカーが登場 大阪オートメッセでBEVのスポーツカーSC-01が日本初公開された。これまでに見たことがなかった新たなスポーツカーということで注目を集めていたが、このニューモデルはどんなメーカーがどんなコンセプトで作ったのか? 日本での販売はあるのか? 現段階でわかっていることを中心に紹介していく。 SC-01は中国のカスタムカーブランドである工匠派汽車科技(Tianjin Gongjiangpai Auto Technology)が初めて自社で開発と設計を手がけたモデルだ。工匠派汽車科技は「Feng Xiao Tong」という創設者が作り上げたブランドで、彼は中国の工業系大学である天津科技大学工学部で自動車工学を学んだ後に、工匠派汽車科技を立ち上げた。カスタムカーを手がけるだけでなく、現在ではラリーカーの開発なども行っているという。 そして、IoT機器大手企業である「Xiaomi」の出資を受け、自社開発のモデルを作ることとなった工匠派汽車科技。カスタムカーを手がけているブランドなだけに、SC-01は操る歓びやデザインを重視したスポーツカーとなっている。 高性能を予感させるデザインはデザイナーで共同創設者である「Hou Wen」氏によるもの。彼はドイツのシュツットガルト大学にて自動車デザインを専攻し、卒業後はヨーロッパのメーカーにてスポーツモデルの開発などに携わってきた。ヨーロッパの高性能モデルを思わせるようなデザインは、ドイツでの経験が生きているからこそといえるだろう。 インテリアは非常にシンプル。可能な限り運転に必要なもののみを設置したといった印象だ。また、重量配分を気にしてか、センター寄りにオフセットしたシートも特徴的。スイッチ類はルーフ部分に集約されているのはレーシングカーを彷彿とさせる。 シャシーフレームは「He Jingming」氏が手がけた。彼は世界基準のツーリングカーレースであるWTCRR(現TCR)の開発にエンジニアとして携わった経験があるほか、日本向けのエアロパーツキットの技術責任者も務めた経験がある。モータースポーツの考え方が取り入れられたシャシーとなっているのだ。 モータースポーツの考え方が取り入れられていると述べたが、特徴的なのはスポーツカーでオーソドックスなモノコックやバスタブフレームを用いているのではなく、パイプフレームを採用している点だ。また、水平式プッシュロッドサスペンションを採用しているのもプロトタイプマシンを彷彿とさせる。 バッテリーはBEVによく見られる床下レイアウトではなく、シートとリヤモーターの間にレイアウトされる。これは、前後重量配分48:52やリヤトラクションにこだわったことによる部分もあるようだ。 また、BEVとして気になるのがバッテリー性能だ。バッテリー容量は60kWhとなっていて、航続距離はテスラなどと同じ測定方法で約500kmとなっている。ハイスペックをアピールするBEVと比べて、あまり大きくないバッテリー容量ながら、ある程度の航続距離が確保されているのは、1370kgという軽量な車両重量も影響していることだろう。 モーターは前後に配置され、総出力320kW、最大トルク560Nm。0‐100加速は2.95秒という俊足を誇る。 日本での販売は2025年度中を予定しているとのこと。販売元は興和産業だ。すでにヨーロッパでは認可の最終段階に入っているそうで、今年の春の発売を予定している。

TAG: #スポーツカー #中国車 #輸入車
TEXT:TET 編集部
2023年に世界でもっとも売れたクルマであるテスラ・モデルYが期間限定でさらにお買い求めやすくなる

テスラがモデルYを期間限定値引き販売 より多くの人にテスラの魅力を知ってもらい、持続可能なエネルギーへの移行を早速させることを目的としているテスラ。そんなテスラがゼロからデザインしたギガファクトリーでは、車両生産体制が大幅に向上し、2023年はグローバル累計で180万台生産を達成している。 そしてこの度、モデルYに対し、ギガファクトリーからのロジスティックスを最大限に活用したインベントリー販売(在庫販売)の強化を行う。 モデルYは、2023年の納車台数が120万台を超え、あらゆる量産車のなかで「世界でもっとも売れている自動車」となったが、テスラではこれをさらに加速させるべく、通常のカスタムオーダーでは約3〜4ヶ月かかる納期を約1ヶ月へと短縮し、さらに期間限定価格を設定。これまで以上に早くお求めやすい価格でモデルYをカスタマーの元へと届ける。 テスラ・モデルYのインベントリー価格(期間限定価格)は529万9000円〜、カスタムオーダーに関しては、563万7000円〜となる(モデルYはCEV補助金65万円対象車両)。 この機会に、テスラ・モデルYの購入を検討してみてはいかがだろうか。

TAG: #TESLA #期間限定 #輸入車
TEXT:高橋 優
熱ダレと充電エラーがキツイ! BYDドルフィンで1000kmロングランを行ってみた

のっけから充電エラー頻発で暗雲垂れ込める1000kmチャレンジ 今回は、中国BYDの新型コンパクトEVドルフィンで1000kmチャレンジをしてきたのでその様子をリポートしたいと思います。 まず、1000kmチャレンジの前提条件は以下のとおりです。 *走行ルート 海老名SA下り(神奈川県)→加古川北IC(兵庫県)→海老名SA上り(神奈川県) *走行条件 ・途中充電のための停車以外はノンストップで海老名SA上りを目指す ・車内の空調システムは常にONにして快適な状態をキープ ・追い越しなど含めて、制限速度+10%までは許容 ・渋滞や充電エラー、充電渋滞など、車両の問題以外についてはトータルのタイムから除外 ・車種それぞれのオドメーターとGPS上の距離を補正(今回のドルフィンロングレンジ純正タイヤ装着の場合はズレがほとんどなかったので補正なし) それでは行ってみましょう。 ① 海老名SA下り→浜松SA下り(150kW充電器) ・走行距離:192.2km ・消費電力量:100%→18% ・平均電費:4.15km/kWh ・外気温:3〜6℃ やはりドルフィンは高速域の電費性能があまり高くなく、とくに制限速度120km/hが続く新東名の区間は、想定以上に電気を消費してしまいました。 ところが問題は、浜松SAで30分の充電セッションが終了したあとに、再度充電をスタートした際、充電エラーが発生してしまったことです。充電エラーは、そのほかのEVでもたまに遭遇するのですが、以前検証していたAtto 3ではエラーは発生していなかったので、これ以降の充電に対しても不安が残る形になりました。 ② 浜松SA下り→桂川PA下り(90kW充電器) ・走行距離:220.1km ・消費電力量:85%→9% ・平均電費:4.95km/kWh ・外気温:0〜5℃ 2回目の充電スポットは初めて訪れる桂川PAでした。ここは最近になって90kW充電器が2台設置されており、関西圏を移動する際は貴重な充電スポットとなります。当初の予定では20〜30km手前の草津PAの90kW充電器を使用するはずだったのですが、まさかの工事中で充電器が使えず。 じつはここまでは事前の計画で把握済みだったものの、充電器検索アプリ上では、もう1台の44kW充電器は使用可能という表示であったにもかかわらず、なんとそれも使用できず。よって、平均車速を落としてなんとか桂川PAにたどり着いた格好となりました。 そして、浜松SAと同様に、この桂川PAにおいても充電エラーが頻発。何度も繋ぎ直して最終的には充電することができたものの、原因がわからないので充電への不安がつきまといます。 ③ 桂川PA下り→加古川北IC→草津PA上り(90kW充電器) ・走行距離:220.7km ・消費電力量:93%→10% ・平均電費:4.65km/kWh ・外気温:−3〜6℃ いよいよ折り返し地点を通過して後半戦に突入です。外気温もマイナス3℃と真冬の環境ということもあり、電費が伸びません。それを考慮して桂川PAでは充電残量93%まで充電を行ったものの、草津PA到着時点での充電残量は10%まで低下。 このドルフィンについては、充電残量7%程度から出力が制限されてしまい、充電残量5%程度になると、強制的にパワーダウンするということもあり、もう少し余裕を持った運用が求められると感じます。 そして、もっとも気になった点は充電の入りが悪くなっているということです。OBD2経由でバッテリー温度を観察していると、1回目の充電のスタートよりもバッテリー温度が高い状態で充電をスタートしているため、途中の充電出力制限のタイミングが早くなっていることが確認できました。 じつはこの現象は、春に実施したAtto 3においてもまったく同様に確認されており、海外市場でもAtto 3やEVセダンのHanについても同様の様子が確認されています。日産リーフで長年指摘されていた「熱ダレ問題」と似たような現象なのかもしれません。

TAG: #1000km #BYD #DOLPHIN #航続距離 #輸入車
TEXT:TET 編集部
EVなのにエキゾーストが響き渡る! ゲキ辛ホットハッチ「ヒョンデ5N」に乗ったら感動の嵐

日本上陸間近のアイオニック5Nに乗った 2022年に日本に再上陸し、ネッソとアイオニック5を皮切りに、2023年下半期にはKONAの導入を開始した韓国自動車メーカーのヒョンデ。そんな同メーカーが、次に導入を控えているのが「N」の名が付くアイオニック5Nだ。そもそも「N」というブランドは、ヒョンデが参戦中のWRCなどにおける、モータースポーツの分野で培った要素や技術を、量産車に反映させている。BMWの「M」やメルセデス・ベンツの「AMG」のような立ち位置と考えてもらえると、イメージがわきやすいだろう。 今回試乗したアイオニック5Nは、「Nブランドとしては初となるBEVモデルで、ベースモデルより全高を20mm下げ、全幅は50mm拡大している。フロントに166kW、リヤには282kWのモーターを搭載し、システム最高出力は609馬力。さらに、ブーストモードが備わっているのも特徴で、使用時の最高出力は650馬力を発揮するため、じつに驚異のスペックの持ち主なのだ。 試乗会場は愛知県にあるスパ西浦モーターパーク。まずはノーマルモードで数周走行を行った。正直なところ、ノーマルでも十分すぎるくらい速い。“新世代の電動ホットハッチ”。そんなキャッチがふさわしいモデルであることを実感した。 だが、驚くのはまだ早い。なんとステアリングホイールの下にある「N」ボタンを押すことで、車内には勇ましいエンジンサウンドが響き渡り、キャラクターが激変したのだ。なぜBEVなのにサウンドが出るのか。その答えは「Nアクティブサウンド」と呼ばれるシステムによるもので、車内に6個、車外に2個のスピーカーが備わっており、そこから出た音だったのだ。せっかくのBEVなのにわざわざ音を出す必要があるのか。そんな意見があるかもしれないが、車内に響きわたるサウンドは極めて自然。好みはあるかもしれないけれど、間違いなく気分は上がる。 さらに、ステアリングにはパドルシフトが装着されているのだが、使用することでサウンドとともに変速を行ってくれる。これはサウンドと同様に、8速DCTをシミュレートしたシステムが搭載されているからで、その完成度の高さには驚きを隠せなかった。 結果、アイオニック5Nは、いままで試乗したBEVモデルとはまったくキャラクターが異なっている。BEVモデルの運転なんてつまらないと思っているドライバーの方にはぜひ一度試乗していただいて、アイオニック5Nの刺激的な走りを味わってみてほしいと思う。 なお、アイオニック5Nは、1月12日 (金)から開幕する東京オートサロンのヒョンデブースにも展示される予定。気になる方は、ヒョンデブースに足を運んでみてほしい!

TAG: #SUV #スポーツ #輸入車 #韓国
TEXT:TET 編集部
シトロエンC5 Xに専用の内外装色で演出された特別仕様車「ヒプノスプラグインハイブリッド」が登場

シトロエンのフラッグシップに特別仕様車 ほかのどのブランドとも異なる独特なスタイリングで存在感を放つシトロエン。なかでもクロスオーバーSUVのC5 Xは、セダンとステーションワゴンとSUVそれぞれの強みを組み合わせた独創的なクーペスタイルのフォルムで、新世代サルーンとして好評を博している。 そんなシトロエンC5 Xに、新しいボディカラーと内装を設定した特別仕様車の「C5 Xヒプノスプラグインハイブリッド」が追加された。C5 Xヒプノスプラグインハイブリッドは、通常モデルでは設定されていないブルーエクリプスとグリプラチナムの落ち着いたボディカラーにベージュ基調の明るい内装を採用する。 エクステリアでは、フェンダーおよびリヤサイドに施された赤いアクセントバッジや、精悍さを引き立たせるダークコーティングを施した専用ホイールが特別仕様車ならでは。 インテリアでは、コンビネーションシートやドアトリム、センターコンソール部分にベージュを使用することで、車内に統一感をもたらしている。さらにダッシュボードには、通常モデルとは異なる木目がらを採用し、むくもりのある落ち着いた雰囲気を演出。フロアマットには同特別仕様車ならではの「HYPNOS」ロゴがあしらわれる。 シトロエンC5 Xヒプノスプラグインハイブリッドの価格は682万円。 なお、全国のシトロエン世紀ディーラーでは、2024年1月13・14日の両日、「C5 Xヒプノスプラグインハイブリッド・デビューフェア」を開催する。Webでお申込みのうえ期間中にC5 Xをご成約いただいた方に、C5 Xのインテリアと同じシェブロンモチーフの紋様をあしらったオリジナルアンブレラがプレゼントされる。 この機会にシトロエンの正規ディーラーを訪れてみればいかがだろうか。

TAG: #CITROEN #SUV #特別仕様車 #輸入車
TEXT:TET 編集部
BYDドルフィンが「Best Buy Car of Europe 2024」を受賞

圧倒的なコストパフォーマンスが評価された BYDのコンパクトEV、ドルフィンがAUTOBESTの「Best Buy Car of Europe 2024」に選出された。 ドルフィンは、全長4.29mと比較的コンパクトな5ドアハッチバックでありながら、巧みな室内レイアウトにより広いキャビンを実現している。同様に印象的なのが安全性で、最近行われたEuro NCAP安全性テストでは最高評価の5つ星を獲得した。 BYDの先進的なe-Platform 3.0をベースとし、安全性、耐久性、安定性、エネルギー密度において新たな基準を打ち立てた最先端のブレードバッテリーを搭載。このバッテリーは、ドルフィンの効率的なパワートレイン技術および標準装備のヒートポンプとシームレスに連動し、最大427km(WLTP複合値)の航続距離を実現する。 先進技術、上質なインテリア、充実した標準装備にもかかわらず、ドルフィンはすでに3万ユーロ以下から購入可能(国によって異なる場合あり)。日本でのメーカー希望小売価格は税込み363万〜407万円だ。 AUTOBESTの「Best Buy Car」は、欧州で最大かつもっとも価値のあるカーアワードのひとつ。毎年、AUTOBESTに加盟する欧州31カ国の自動車ジャーナリストおよび専門家31名が、欧州で購入可能なクルマのなかで一番優れた1台を選出する。「Best Buy Car」選考では、クルマの品質や価格だけでなく、デザインや新しい技術の採用も重視される。 選考会では、この1年間に欧州市場で発売されたすべての新車のなかから最終的に4車種が選ばれた。これらのクルマは、オーストリアのテースドルフ・サーキットで審査員によってテストされ、評価される。決勝ではフィアット600e、ヒョンデ・コナ、ジープ・アベンジャーと競い合い、2万57ポイントを獲得したBYDドルフィンが優勝。AUTOBESTの「Best Buy Car of Europe 2024」に選出された。ドルフィンのハイテクな安全装備、充実した標準装備、コストパフォーマンスがとくに高く評価された。 今回以外にも、ATTO 3が「VAB Family Car of the Year 2023」を受賞、その1年後にドルフィンが「VAB Family Car of the Year 2024」を受賞というように、BYDのラインアップ全体がかつてない競争力を持っていると言える。また、シールは「European Car of the Year 2024 Award」の最終選考車7台のうちの1台に残っており、結果は2024年2月末に発表される予定だ。

TAG: #Best Buy Car of Europe 2024 #ドルフィン #輸入車

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