#ニューモデル
アルファ・ウルフ(photo=アルファのYouTubeより)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
“無骨・剥き出し”の80’sスタイル……米新興アルファ、EVピックアップ「ウルフ」を発表[2023.08.10]

“アメリカの軽トラック”らしい実用性重視のヘヴィデューティ志向 EVをヒットさせるには魅力的な商品性が必要 【THE 視点】アメリカの新興EVメーカーのアルファは7月31日、EVのピックアップ・トラック「ウルフ」を初公開した。同社によれば、初公開までのスケジュールは予定通りに進んでいるという。プロトタイプが高温状態・険しい地形・高速道路においてテストを実施し、それぞれの状況で高いパフォーマンスを示したとのこと。 「ウルフ」は、シングルキャブの「ウルフ」(ベーシックモデル)/ダブルキャブ(センターピラーレス・観音開きドア)の「ウルフ+」/ダブルキャブ(センターピラー有り)の「スーパー・ウルフ」の3種類を用意。 ボディサイズは、最も大きい「スーパー・ウルフ」の値で、全長5,450×全幅1,995×全高1,768mm。荷台のサイズは、長さ1,652×幅1,490×深さ458mm(スーパー・ウルフ)となっている。 シングルモーターのRWD(ベーシックのみ)とデュアルモーターのAWDの用意があり、0〜96km/h(0〜60mph)の最速タイムは5.9秒(ウルフ+)と、重く大きなピックアップ・トラックとしてはかなりの高性能ぶり。航続距離は最大で440km(275マイル)以上。アルファは現在、プロトタイプを追加生産して開発を進め、量産の準備を進めているという。 今回の発表に合わせて、アルファの公式YouTubeに「ウルフ」の走行動画がアップされた。現代のEVらしい洗練された映像ではなく、荒野をホコリにまみれて豪快に走る映像を捉えている。 北米、特にアメリカ・テキサスといった地域でのピックアップは、日本でいう「農家の軽トラック」のように、一家に一台あるような存在だと聞いたことがある。 それゆえ北米を中心にEVピックアップが続々と発表されている。筆者もカナダ旅行にて見かけた新興メーカー「リヴィアン」の「R1T」は、EV時代のピックアップを象徴するような存在だし、老舗のフォードやラムも「F150ライトニング」や「ラム1500REV」といったEVピックアップを発表している。 「ウルフ」がユニークな点は、レトロなデザインを採用していることであろう。リヴィアンもフォードもラムも、どちらかといえばモダンなデザインだが、「ウルフ」は、エンジンオイルの匂いを画面越しにも感じるような剥き出し・無骨さ溢れる1980年代風である。ベーシックモデルは特に、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場した「トヨタ・ハイラックス」そのものの雰囲気ではないか。 日本でもレトロなデザインの「トヨタ・ランドクルーザー70」新型が発表され注目を集めているが、レトロでヘビー・デューティーなデザインを好むユーザーは世界共通で存在する。「ウルフ」はそのような層の心を虜にすると思う。 ピックアップといえば、「トヨタ・ハイラックス」が、日本で若者を中心に“メーカーの想定を超えて”ヒットした。それを受けてか、三菱も新型ピックアップ「トライトン」を日本に導入する。日本でもピックアップの支持層は確実に増えている。 もしEVのピックアップが日本でも登場すれば面白い展開になる。日本でEVが売れない理由は、インフラの問題以前に“商品性が乏しい”からだと思っている。“EVはエコ”という考えと売り文句はすでに手垢まみれである。ピックアップのような、ユニークで目を引きライフスタイルに刺激を与えるEVが必要ではないだろうか。どうせ持つならかっこいい方が良い。 ともあれ、「ウルフ」は発表から2年が経過しての公開。認証プロセスや量産体制の構築といった課題があり、発売までにはまだ時間が掛かりそうではある。ただ、期待値は大きいだろう。早く市販にたどり着いて欲しいものだ。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★BMW、防弾仕様の「i7プロテクション」を発表……ドイツ政府公式のセキュリティレベル「VR9」をクリア、自衛隊の64式小銃も採用する7.62mmをはじく高い防御性能[詳細はこちら<click>] ★★HWエレクトロのEVバン「エレモ-L」がキャンピングカーに……カーステイが「エレモ-L」ベースの「ムーン T-01」の先行予約を開始、HWエレクトロと共同開発 ★★出光興産、さいたま市内の再生可能エネルギーを使用したEV充電サービスを開始……「idemitsuでんき」契約者自宅の太陽光発電の電力を買取り ★武蔵精密工業、インドのEVスタートアップ「BNC」に出資……EVバイク用の駆動ユニット「eアクスル」以外にソフト開発なども協力へ ★武蔵精密工業、ケニアのスタートアップ「ARC Ride」に追加出資……二輪・三輪EVのハード・ソフトの開発を強化、東アフリカでのEV事業の展開も視野 ★TSMC/ボッシュ/インフィニオン/NXPが欧州に半導体製造の合弁会社「ヨーロピアン・セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(ESMC)」を設立……2027年末までに製品の生産を開始 ★GM、V2H(EVの電力を家庭用電力として使用可能にするシステム)技術を推進……キャデラックの新型EV「エスカレードIQ」をはじめ2024年型のEVモデルをV2H技術「アルティウム」に適応 ★東京住宅供給公社JKK、社用車にEVを導入……「日産サクラ」を17台 ★フォルクスワーゲン、「ID.4」の展示・試乗イベントを開催……8月19日(土)の「東京ミッドタウン」<港区六本木>を皮切りに11月末まで全国19都市を巡業 ★「日産サクラ」と音楽ユニット「ゆず」がコラボレーション……「Kアリーナ横浜」<みなとみらい地区>でのこけら落とし公演を記念し「#ゆずサクラ」をキーワードとした取り組みを実施 ★“人力シリーズハイブリッド”のEVバイク「ENNE T250」、EVバイク専用タイヤを標準装備へ……予約済み車両も無償でアップグレード デイリーEVヘッドライン[2023.08.10]

TAG: #THE視点 #ニューモデル #新興EV
ENNE T250(photo=ENNE)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
“人力シリーズハイブリッド”の二輪EV「ENNE T250」に大容量バッテリーモデル追加[2023.08.07]

ペダルを漕いで発電しモーターを駆動するユニークな機構 外部給電機能などを付ければ災害時にも有効な発電/電源車に 【THE 視点】特定小型原動機付自転車(特定原付)を販売するENNEは、6月3日から先行販売しているEVバイク「T250」に、大容量バッテリー(14.0Ah)を搭載したモデルを追加した。同時に、従来の7.8Ahモデルの購入者に対して14.0Ahへのアップグレード(有料)も行う。14.0Ahモデルは8月10日まで、アップグレードは8月9日までの受付となる。 「T250」はユニークな機構を持つEVバイクだ。自転車と同形状なのだが、ペダルは発電機につながっていて、後輪はモーターで駆動する。走行は、アクセル操作でバイクと同様に走るモードと、ペダルで発電した分に応じて走る自転車モードの2つがある。 最高速度は特定原付の制限である20km/hで、これ以上の速度は出ないように設定されている。しかし、モーターの性能は40km/hほどで走行ができる高性能なものだという。 発電機は、バッテリーを介さずモーターに直接電力を供給する仕組みだ。この仕様により、漕いだら漕いだ分だけ(発電した分だけ)ホイールが回り、自転車に近い感覚でバイクが進む。ちなみにバッテリーへの充電は、自転車本体にプラグを直接繋ぐか、取り外して充電を行なう。ペダルを漕いでの充電はできない。 定格出力250Wの駆動用モーターに対して、発電機は定格350Wの性能があるが、ペダルの回転数が低い場合や坂道などで発電量が足りない場合は、バッテリーから不足分の電力を補って走行をアシストするという。運転者は、坂道だからといって一生懸命に漕ぐ必要はない。この辺の仕組みは電動アシスト自転車のようでもある。 ちなみに「T250」はドイツでの販売も決定した。日本モデルに装備される最高速度灯や20km/h制限などは廃して販売するという。独創的な仕組みが評価されたようだ。 「T250」は、簡単に言えば“人力シリーズハイブリッド”である。“走るフィットネスバイク”とも言えようか。どちらにせよ立派なEVバイクである。 希望を言わせてもらうと、回生ブレーキ機構を備えたらどうか。坂道を下る際の減速エネルギーを無駄にせずに済む。それから発電機からモーターへ直接充電する「チャージモード」があっても良い。USBなどを介して外部給電機能も付ければ、非常用の発電/電源車として重宝するはずだ。燃料が要らないのは非常に大きな利点となる。 いずれにせよ、海外勢に圧されているEV業界にメイド・イン・ジャパンのユニークなモデルが登場するのは嬉しい。今後の成功と発展を期待するとともに、ぜひとも試乗してみたい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★フィスカー、EVのラインアップを拡充……ピックアップ・トラックの「アラスカ」とスポーツモデルの「ローニン」の予約を開始 ★★ウーバー・ジャパン、「テスラ・モデルY」を配車サービス「Uberプレミアム」に導入……日の丸交通と協業、専用車として100台を用意 ★テスラ、2泊3日の試乗「Go Outdoor キャンペーン」を開始……8月31日(木)までエントリー受付、9月に車両貸与 ★信越化学工業、高機能シリコン製品の開発に1,000億円規模の投資……EVなどによる重要増に対応 ★東北大学、EVに関わる数々の研究成果を発表  ・燃料電池用触媒の白金材料「ハイエントロピー合金」の有用性を確認  ・X線顕微鏡で薄膜型全固体電池の全可視化に成功  ・充放電によるバッテリーの劣化の経時的進行を3次元で測定する技術を開発 デイリーEVヘッドライン[2023.08.07]

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TEXT:TET 編集部
2024〜2025年に市販化。ケータハム、電動スポーツクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表

日本の自動車ディーラーグループ、VTホールディングス傘下の英「ケータハム」は7月12日、オールエレクトリック・クーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表した。 軽量化技術により車重1,190kgを実現 スパルタンなスポーツモデル「スーパーセブン」を長年作り続けてきたケータハムが、電動化時代の幕開けを告げる新型クーペを誕生させる。事前予告を経てこのたび発表した「プロジェクトV」は、2025年後半から2026年前半に市場投入される新型EVのデザインコンセプト。このまま市販化されてもおかしくない完成度の高さを見せる。 ボディサイズは全長4,255mm、全幅1,893mm、全高1,226mmで、これはアルピーヌ「A110」を10センチ程ワイドにしたサイズ感だ。大きく膨らんだフロントフェンダー周りの造形や、張り出したリアホイールアーチなどが数値以上にふくよかな印象を与える。 デザインは、イタルデザインとの協業により実現したもの。そのエレガンスな佇まいは、ケータハム・デザインが新たな局面を迎えることを予感させる。 機関面では、スーパーセブン同様にケータハムらしい「軽量かつシンプル」なクルマ作りの哲学が貫かれている。シャシーとボディワークはカーボンファイバーとアルミニウムの複合構造とされ、EVながら車重は1,190kg(目標値)と実に軽量に仕上げられる。参考までにボディサイズが近い内燃機関車(ICE)のアルピーヌA110は1,100kg強であり、重量のかさむバッテリーを積みつつもこの車重が実現すれば、プロジェクトVの高い運動性能は約束されたようなものだろう。 パワートレインは、リアアクスルに搭載する200kW(272ps)のシングルモーターと55kWhリチウムイオン・バッテリーを組み合わせており、0-100km/h加速は4.5秒未満、推定最高速度は230km/hとされる。また、航続距離(WLTPモード)は400kmに達するとのことでロングドライブにも対応する。さらに、150kWのDC急速充電器を使えば、15分間で残量20%から80%にまで充電可能とのことだ。 >>>次ページ 英国価格での目標価格は1,450万円ほど

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BMWモトラッド CE 02(photo=BMW)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
ブランド2機種目のEVはネイキッド…BMWモトラッド、新型EVバイク「CE 02」を発表[2023.07.10]

「ホンダCB125R」のパッケージに近く遊び心は満点 日本の公式WEBにもラインナップされ国内導入は確実 【THE 視点】BMWの二輪部門であるBMWモトラッド(以下、BMW)は7月7日、新型のEVモデル「CE 02」を欧州で発表した。ブランドの3機種目にあたるモデルで、オートバイらしいネイキッドのスタイルを持つ。 BMWはこれまで、EVバイクとしては「Cエボリューション」(2017年)と「CE 04」(2022年)を導入してきた。いずれもスクーターのスタイルをとったが、「CE 02」は先にも述べたようにオーソドックスなネイキッドのスタイルをとったことがデザイン面での大きな特徴である。 都市や市街地での利用をターゲットにしていて、「eParkourer」がコンセプトだという。「Parkourer」とは「パルクーラー」と読むことができ、昨今注目を浴びているスポーツである「パルクール」が語源になろう。「CE 02」はパルクールのスタイルをバイクで表現したモデルと言え、自転車で言えばBMXが近い存在かもしれない。 「CE 02」は、ドイツ本国では免許制度に合わせモーター出力を数種類か用意するが、一番出力の大きいものは最高出力11kW(15ps)/定格出力6kW(8.2ps)で、車体重量は132kgとなる。最高出力を見ると125cc〜150ccのクラスとなるが、EVバイクの場合、定格1.0kW以上20kW未満は普通二輪となるので、「CE 02」に乗るには普通二輪免許が必要だ。ちなみにホンダの原付二種のスポーツモデル「CB125R」は、最高出力11kW(15ps)・重量130kgで、「CE 02」と同等と言える性能だ。 シャシーは、ねじり剛性に優れたダブルループ・フレームを採用。エンジン式のようなベルト駆動を採用したスイングアームも目立つ。BMWのロゴが入れられたアルミホイールにワイドタイヤを装着し、前後にディスクブレーキを採用。フロントにはABSが装備される。 ハンドル周りでは、メーターは「TFTディスプレイ」のデジタル式を採用。USB-Cの充電ポートを備え、ディスプレイに「充電終了」のアナウンスもなされる。 さらに、パワーモード選択機能が装備されているのも楽しいポイントであろう。基本的には「フロー」と「サーフ」の2つが設定されていて、「フロー」がノーマルで「サーフ」がスポーツモードと捉えて良い。さらに「ハイライン」のオプション装備車には、スポーツ・プラスに当たる「フラッシュ」モードも備わる。ちなみに航続距離は90km(WMTC)で、充電は0.9kWの普通充電と、オプションで1.5kWの急速充電が用意される。 ここまで「CE 02」を概略的に紹介したが、このモデルの大きな特徴はデザインにあると思う。昔は「ホンダ・ダックス」「モンキー」といったユニークなデザインの原付が多くあった。昨今、それらは続々と復活を遂げているが、いずれもエンジン車である。今回、それらにみられるようなテイストを取り入れたEVバイクが出たことは、古き良きホビーバイクを知る筆者にとっても嬉しいニュースであり、日本メーカーへの好影響を期待したい。 実は筆者もEVバイクの制作をした経験がある。開発に関わった30年前のEVスクーターは、定格出力0.6kW(0.8ps)のパワーで、鉛電池のため重量が130kgあり、街中の走行で30km程度の航続距離であった。それに比べれば、「CE 02」の航続距離は非常に長い。技術の進化とともに、このような楽しいEVバイクが登場してきたのは非常に嬉しい。 なお、「CE 02」の日本導入は正式発表はないが、実は日本の公式WEBに2024年モデルとしてラインナップに載っている。価格は未公表だが、日本導入は確実であろう。正式発表を待ちたい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★堀江貴文発案のEV軽トラのクラウドファンディングが開始……株式会社縁恩(エノン)が開発と生産を担当、2024年に合弁会社を設立しアメリカ市場への売り込みも狙う ★★アウディ、クラシックカー「NSUプリンツ」をオマージュしたコンセプトEV「EP4」を発表……「e-tron」のモーターと「Q7 TFSI eクワトロ」のバッテリーを流用 ★★メルセデス・ベンツ、北米にてテスラの急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」の利用が可能に……2025年より北米の充電規格「NACS」対応モデルを導入 ★★工学院大学、ソーラーカーレース用の新型マシン「Koga」を発表……学生自ら設計と製作を担当、「2023ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ(BWSC)」<オーストラリア/10月開催>に出場 ★東京工業大学、次世代の材料を用いた全固体電池を開発……伝導率が世界最高の固体電解質の超リチウムイオン伝導体を開発、電極面積あたりの容量が現行の1.8倍 ★三菱造船、新世代のEV輸送船「あすか」が竣工……総トン数は499tでEVのバイオマス輸送船としては世界初、蓄電池と発電機を搭載し推進装置は完全電動化 ★ホンダ、IT企業のSCSKと協業……EVや自動運転に対応したソフトウェアを共同開発 ★NTTコミュニケーションズ、EVのカーボンニュートラルの貢献度を検証……日本カーソリューションズ(NCS)・クレアトゥラと共同で実施、NCSがリースするEVのデータを活用 ★BMW、2023年4月〜6月期に合計8万8,289台のEV(MINIを含む)を納入……前年同期比117.5%増 ★ポールスター、2023年前半で約2万7,900台を納入……今年中に6万〜7万台の納入を予定 ★ステランティス、アメリカの鉱物企業NioCorpと契約……ネブラスカ州生産のレアアースを調達 ★ワイトリシティ、EV用充電器利用のエチケットをアドバイス……「バッテリー容量100%までの充電は避けるべき、80%までの充電が最も早い」 ★テラモーターズ、ドライブステーション「神楽の里 舞乃市」<島根県江津市>に、EV用充電器を設置 ★テスラ、ポップアップストア「テスラ おおたかの森」<千葉県流山市>にて特別展示・試乗会を開催<2024年5月19日(日)まで>……「有明 ガーデン」<東京都江東区>でも特別展示を開催<7月15日(土)> ★ブレイズ、新型電動キックボード「KICKBOARD EV」の第二次予約を開始……改正道交法に対応した特定小型原付、7月1日(土)〜8月31日(木)まで受付 ★BMWモトラッド、「CE 02」のプロモーションにメタバースを活用……「BMW Motorrad MetaRide」をオープン デイリーEVヘッドライン[2023.07.10]

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TEXT:TET 編集部
全固体電池だけじゃなかった。“バッテリーのフルラインアップ化”を目指すトヨタが見せた底力

トヨタ自動車は6月13日、バッテリー電気自動車(BEV)に革新を起こす可能性を秘めた「全固体電池」について、開発の目処をつけ、2027年にも全固体電池を搭載した新型BEVを発売する見通しであると明らかにした。また、その他のバッテリー技術についても並行して開発を進め、“バッテリーのフルラインアップ化”を目指す考えを強調。クルマの特徴に合わせた複数のバッテリー開発を続け、BEVラインアップの性能向上とラインアップ拡充を実現していく。 2026年頃に航続距離1,000kmも可能に 今回トヨタが明らかにした計画によると、BEVの肝となるバッテリーについて、価格を重視した普及版から、画期的な全固体型電池まで、全部で4タイプを用意する。   “普及版”は「アクア」や「クラウン」などハイブリッドカーに搭載されているバイポーラ構造のバッテリーをBEV向けに最適化するもので、航続距離は現行「bZ4X」(WLTCモードで最長559km)の20%増を目指し、2026~2027年の実用化を目指す。 トヨタはこの普及版バッテリーを「良品廉価」と表現するが、航続距離は単純計算すると約670kmとなり、テスラ「モデル3 ロングレンジ」の689kmに迫る。これだけでも驚きだが、トヨタではさらに生産コストをbZ4Xから40%低減し、急速充電(充電量10%→80%)に要する時間も30分以下を目指すとのことだ。 次に、性能にこだわった“パフォーマンス版”では、航続距離1,000kmを実現し、コストはbZ4Xの20%減、急速充電20分以下を目指す。普及版のさらに上を行く性能となるが、トヨタではこのパフォーマンス版バッテリーを搭載した次世代BEVを一足早く2026年に市場投入する予定だ。 ちなみに、BEVの価格のかなりの部分はバッテリー代が占め、そのコストがbZ4Xの20%減なら、次世代BEVは税込600万円というbZ4Xの価格を数十万円下回ってくる可能性もある。3年後に航続距離1,000kmのBEVが補助金込みで400万円台で買える時代が来るかもしれない。 >>>次ページ 全固体電池により航続距離1,200km、急速充電10分以下に

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シトロエン・アミ・フォー・オール(photo=ステランティス)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
シトロエン、小型EV「アミ」にバリアフリー対応車「AMI FOR ALL」を追加[2023.06.09]

取り回しが良くて手の内感覚の優しいEV “本当のバリアフリー車”のお手本のひとつ 【THE 視点】シトロエンは6月5日、「2023 パリ・オートノミック見本市」にて、小型EV「アミ」のバリアフリー対応モデル「アミ・フォー・オール」(以下、アミFA)を発表した。身体にハンディキャップがあるユーザー向けのモデルで、車いすを車内に収納できるのが特徴だ。 「アミFA」は、ハンディキャップを抱えたユーザーも容易に運転ができるよう、運転操作が簡単に行えることに加えて、ドライバー自ら車いすの収納が行えるよう工夫されている。開発は、バリアフリー車改造の専門企業「PIMAS」と共同で行ったようだ。 バリアフリー対応となった場所と機能は、「ドアの開口角の増加」「車いすからシートへ移動するためのサポート品(ボードと吊り革)」「アクセルとブレーキペダルを手で操作する補助装置とステアリング・ノブ」「車いすの車載アシスト装置」と多数におよぶ。 「アミFA」のベース車の「アミ」は、ヨーロッパの多くの国にて、16歳以上(フランスでは14歳以上)なら免許なしで乗ることができる「クワドリシクル」に分類されるEV。 車両区分は「L6e」となり、定格出力が4kW(5.4ps)・最高速度が45km/hに制限されているが、内燃エンジン車の侵入が禁止されている都市内でも走行可能というメリットがある。価格も日本円換算で100万円以内という非常に人気の高いモデルだ。 「東京オートサロン」にて展示され話題をさらったKGモータースの1人乗りのEV「ミニマム・モビリティ」をイメージするとわかりやすいだろう。 日本では軽自動車になってしまうヨーロッパの「L6e」は、日本の軽自動車や超小型モビリティに比べて、遥かに移動の自由度が高く手軽に所有できるカテゴリーである。 「アミFA」は、ハンディキャップを抱えるユーザーの移動をサポートすることを目的としているが、バリアフリー車両のお手本のひとつと言えるモデルであり、本当のバリアフリー対応車とは何かを考えさせてくれる。 日本でも、高齢者を含めた交通弱者の足となるのが本当のバリアフリー対応車ではないだろうか。是非とも国内にも「L6e」カテゴリーを設けてもらいたいものである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★フォルクスワーゲン、「ID.Buzz」のアウトドア仕様「ID.Buzzアクセサリー・コンセプト」を公開……簡易キッチンなどを備えたキャンプ・車中泊対応のカスタム ★★出光興産、小型EV「イデタ」のモニタリングを7月1日から開始……タジマモータコーポレーションと共同開発、全国の系列店などと共同実施 ★パワーエックス、蓄電池型超急速EV充電器「ハイパーチャージャー」をニチガスより受注……最大容量358kWhのリチウムイオン・バッテリー、営業所7ヵ所に10月より納入開始 ★米トラックメーカーのケンワース、燃料電池車のトラクター・ヘッド「T680 FCEV」を受注……カナダの企業Loblawと5台を契約、トヨタ製のFCを搭載 ★ブレイズ、「三重アウトドアフェスティバル 2023」に出展……三重県・四日市市市民公園にて6月10日(土)・11日(日)、「ブレイズ・スマートEV」などを展示・販売 デイリーEVヘッドライン[2023.06.09]

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TEXT:福田 雅敏、ABT werke
フォルクスワーゲン、ロングホールベースの「ID.Buzz」を欧州と北米に導入[2023.06.06]

伝統と先進を融合させたネオ・クラシックEV ミニバン大国日本において先陣となる可能性あり 【THE 視点】フォルクスワーゲンは6月2日、EVのミニバン「ID.Buzz」に、ロング・ホイールベース(LWB)のモデルを追加したと発表した。欧州と北米に導入される。 今回のLWBモデルは、ベーシックからホイールベースが250mm延長され、全長は4,962mmに。3列目のシートが追加され、最大7名の乗車が可能で、積載容量も最大2,469Lとなった。 搭載されるバッテリーの容量も85kWhに拡大され、航続距離が延長。ヒートポンプを備えているため、冬場の電力効率も改善するという。 モーターの最高出力は210kW(286ps)で、0-100km/h加速は7.9秒。さらに最高250kW(340ps)のAWDグレード「GTX」の用意もあるという(2024年に発表予定)。このサイズのクルマとしては、かなりのハイパワー車である。 運転支援系もアップデートが行われ、ヘッドアップディスプレイ、次世代インフォテインメント・システム、スマートフォンによるリモートパーキングなどが装備されている。また、スマートガラスを採用したパノラマサンルーフも用意された。 日本で「ID.Buzz」は、フォルクスワーゲンのイベントにて展示・公開が行われ、2024年末の日本導入が発表された。しかし、その後の進展はアナウンスされていない。 日本においてのミニバンは、まだまだ内燃エンジン式の牙城かつドル箱市場である。純粋なEVミニバンの登場は、どの国内メーカーからも噂すら聞こえてこない。 「ID.Buzz」が予定通り2024年末に日本導入されれば、日本でのEVミニバンの先陣となるだろう。ある意味固着化してしまった日本のミニバン市場に、強いインパクトを与えてほしい。 なお、TETに寄稿しているモータージャーナリストの小川フミオ氏が海外にて「ID.Buzz」の試乗を終えている。そのインプレッションを公開予定なので、ご期待いただきたい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★横浜ゴム、「トヨタbZ3」の純正タイヤに「ブルーアース-GT AE51」が採用……転がり抵抗などを低減したエコタイヤ[詳細はこちら<click>] ★★鈴与グループとレクシブ、EV事業で提携……EVのカーシェアリング事業を計画、レクシブが事業立ち上げを支援 ★ボルボ、2023年5月のEVの販売台数は1万826台……前年同月(3,652台)より大幅増加[詳細はこちら<click>] ★スマートソーラー、北海道釧路町役場駐車場にオンサイトPPA型のソーラーカーポートを設置……177kWの太陽光発電からEVを直接充電 ★テラモーターズ、アレップス(タウンのかんり)が運営する賃貸物件にEV用充電設備「テラチャージ」を導入 ★日産、山形県朝日町に「リーフ」の公用車を納車……EVの活用についても連携 ★国土交通省、車体前方の死角対策に国連基準を導入……6月5日より施行、子供などの存在を確認できるようミラーやモニターの装備を義務化 デイリーEVヘッドライン[2023.06.06]

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TEXT:福田 雅敏、ABT werke
ホンダ、「ジャイロ e:」などビジネス向けEVスクーターの一般販売を開始[2023.06.05]

ホンダのEVスクーターのバリエーションが増加 駆動ユニット上に積載する「ジャイロ・アップ」が事実上の復活 【THE 視点】本田技研工業(ホンダ)およびホンダモーターサイクルジャパンは6月1日、ビジネス向けEVスクーターの一般販売を同日から開始したと発表した。 これまで法人向けの販売となっていた「ベンリィ e:」「ベンリィ e: プロ」「ジャイロ e:」「ジャイロ・キャノピー e:」が一般でも購入可能になる。全国のHonda二輪EV取扱店にての取り扱いとなる。 ホンダは先日、着脱交換式バッテリー「ホンダ・モバイル・パワー・パック e:」(MPP)を採用したEVスクーター「EM1 e:」を8月に発売すると発表した。今回の発表も合わせて、ホンダの市販EVバイクのラインナップが一気に増えることとなる。 「ベンリィ e:」および「ベンリィ e: プロ」は、積載性を最上級に高めた配達業務向けスクーターだ。特に「プロ」は、スタンダードよりも大きな荷台と前カゴ、そしてナックルガードを装備し、新聞配達向けの最適化モデルと言えるものだ。価格は64万9,000円(税込・バッテリー込み/以下同)からの設定で、ガソリン車の50ccにあたる原付一種扱いの「Ⅰ」と、125ccの原付二種の「Ⅱ」を用意している。 「ジャイロ e:」(83万9,000円)および「ジャイロ・キャノピー e:」(100万1,000円)は、後輪がふたつ並んだ三輪のスクーターである。ちなみに両車とも原付一種扱い。 「ジャイロ e:」は、駆動ユニットの上部がそのまま荷台になっているのが特徴。対して「ジャイロ・キャノピー e:」は、大型のルーフを備えているのが特徴となる。 「ジャイロ e:」は、駆動ユニットの天板にそのまま荷物を乗せられるので、積載性と安定性が高い。対して「ジャイロ・キャノピー e:」は、荷台は運転席側のユニットに備え付けのため左右にスイングするが、雨などからライダーを守ってくれる快適仕様車だ。 ちなみに現行型のエンジン式の「ジャイロX」は、天板積載仕様ではなく、運転席型と一緒に左右にスイングする仕様となっている。しかしかつては、エンジンの駆動ユニットの天板をそのまま荷台にした「ジャイロ・アップ」というモデルがあった。「ジャイロ e:」の仕様がまさにそれで、「ジャイロ・アップ」の復刻と言えよう。 「EM1 e:」と、今回のビジネスモデルの大きな差は、「MPP」の搭載数の違いと言える。「EM1 e:」が「MPP」1個の搭載に対して、ビジネスモデルは、2個を搭載(直列接続)。強力な電圧(96V)に対応したEVシステムを採用したプロ仕様である。 「EM1 e:」の価格は29万9,000円とリーズナブル。ビジネスモデルの価格は、その倍以上となるが、信頼性の高さや長い航続距離(EM1 e:が53kmに対して、ベンリィ e:Ⅰが87km)が魅力的。バリエーションも豊富で選ぶ楽しみもある。軽トラックのように、経済的かつ便利な日常のアシとなってくれるのは間違いないし、何よりガソリン代とメインテナンス・コストが浮くのは大変にありがたい。 個人でもこれらのビジネスモデルを購入できるようになったのは、朗報だと感じた。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★フォルクスワーゲン、ロングホールベースの「ID.Buzz」を発表……ヨーロッパと北米に導入、「ワーゲンバス」としての北米導入は20年ぶり ★★メルセデス・ベンツ、アメリカにて「メルセデス・マイバッハEQS SUV」に限定車を設定……ダークカラーをまとったデザイン・パッケージ「ナイト・シリーズ」[詳細はこちら<click>] ★神奈川県、「令和5年度神奈川県燃料電池自動車導入費補助金」の申請先を変更……6月1日より「神奈川県環境農政局脱炭素戦略本部室」へ、12月28日(木)まで受付 ★GM、韓国のバッテリー企業ポスコと提携……カソード活性材料(CAM)などをEV36万台分/年、アメリカで生産 ※カソード:外部へ電流が流れ出す電極 ★マック・トラックス、EVトラックの「MDエレクトリック」が米カリフォルニア州でHVIPに認定……8万5,000ドル(約1,190万円)の購入補助 ※HVIP:トラック・バスの補助金制度 ★台湾のバッテリー企業プロロジアム、全固体電池の工場をフランスに建設……EVへの採用を見据え、52億ユーロ(約7,800億円)を投資 ★テスラ、「東名厚木スーパーチャージャー」<神奈川県厚木市>にて特別試乗会を開催……6月10日(土)、「モデルY」「モデル3」を用意 ★パナソニックエナジー、車載バッテリーのグローバル生産能力を増強……2030年度に200GWhへ ★警察庁、電動キックボードの安全を啓発……7月1日より新制度、公式WEBにてルールを紹介 ★フォーミュラE第10・11戦ジャカルタ、第10戦はパスカル・ウェーレイン(タグホイヤー・ポルシェ)、第11戦はマキシミリアン・ギュンター(マセラティMSG)が優勝……2連戦後のポイント・リーダーはパスカル・ウェーレイン デイリーEVヘッドライン[2023.06.05]

TAG: #EVバイク #THE視点 #ニューモデル
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
BMW、「7シリーズ」のEVモデルの頂点「i7 M70 xDrive」を日本で発売

世界最高級かつ最高性能クラスのEVが上陸 日本のメーカーの目は覚めるか 【THE 視点】ビー・エム・ダブリュー(BMW)は5月29日、高級セダン「7シリーズ」のEVモデル「i7」に、新規に2機種を追加・発売した。 追加したのは「i7 eDrive50」と「i7 M70 xDrive」。既存の「i7 xDrive60」と合わせて3機種の展開となる。なお、納車は2023年第4四半期以降の予定だ。 「7シリーズ」は、2022年に現行型の第7世代に進化した。最高峰の品質と技術を取り入れたのは言うまでもないが、「7シリーズ」としては初のEVモデルが追加されたのが最大のトピックと言えよう。 今回追加されたうちの1台、「i7 eDrive50」は、最高出力335kW(455ps)を発揮する電気モーターが後輪を駆動するBMW伝統のFRレイアウトに則ったモデル。最大トルクは650Nm(66.3kgm)で、0-100km/hの加速はわずか5.5秒だ。床下に収納されているバッテリーの容量は105.7kWhで、航続距離は最大611kmである。価格は1,598万円となる。 そしてもう1台は「i7 M70 xDrive」。BMWのハイパフォーマンス車に与えられる「M」が冠されたシリーズの頂点だ。 最高出力190kW(258ps)のモーターを前輪に、そして360kW(489ps)のモーターを後輪に配置したAWDで、合算の出力は485kW(659ps)となる。最大トルクは1,015Nm(103.5kgm)で、0-100km/hは3.7秒だ。バッテリーの容量は105.7kWhで、航続距離は最大で560kmとなる。価格は2,198万円。 今回発表された「M」を冠した「i7」は、全開加速をしたらむち打ちしそうなトルクで、もはやスーパーカークラスの性能である。BMWなだけに走りを楽しむドライバーズカーであるのは間違いないだろう。 しかし、「7シリーズ」はVIPを乗せるショーファー・ドリブン・カーという側面もあり、いくらハイパフォーマンスEVといえども、そのあたりの仕様は抜かりがない。たとえば後席には超大型の31インチ「シアタースクリーン」が装備されている。EVの静粛性などと相まって、快適性はガソリン車の「7シリーズ」以上と思われる。 日本のEVは、いまだに実用車クラスしかない。海外のEVは、この「i7」に見られるように、富裕層やVIPに向けたモデルが続々と登場している。「上海モーターショー 2023」にて、メルセデス・マイバッハのEVがデビューしたのも記憶に新しい。一方の日本勢は、ほとんどがコンセプトカーの発表にとどまっていた。 日本勢も悠長に構えているわけにはいかないのは明白だ。今年は「東京モーターショー」改め「ジャパン・モビリティ・ショー」が控えている。そこで従来のようにコンセプトカーの展示だらけでは、「日本メーカーは高級EVも作れないのか」と、世界の笑い者になる。「i7」をはじめ、海外の高級EVの登場を無視してはいけない。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★アウディ、EVシリーズ「e-tron」が150kWの急速充電に対応……既存ユーザーも無料アップグレードが可能[詳細はこちら<click>] ★★ヒョンデ、米国でFCEVトラック「エクシエント・フューエル・セル」を初公開……車両重量15トン(クラス8)の大型トラクター・ヘッド ★トヨタ、EV用のバッテリーや技術を活用した定置用蓄電池システムを開発……東京電力などと共同開発、本年秋より風力発電所「ユーラス田代平ウインドファーム」<秋田県鹿角市>にて実証実験[詳細はこちら<click>] ★半導体のオンセミ、パワー半導体用素材「SiC(炭化ケイ素)」の収益を2027年に倍増目標……ケンパワーのEV用充電器や吉利などへ供給を強化 ★ボルボ、新型EV「EX30」が6月7日の13時30分(現地時間)にいよいよワールドプレミア デイリーEVヘッドライン[2023.05.30]

TAG: #i7 #THE視点 #ニューモデル
TEXT:TET 編集部
次期型はEVの設定も。次期「MINI」を予告する公式画像が公開へ

独BMWは、新型MINIの登場を予告する一部として、新たに採用される部品や技術の一部を公開した。このたび情報が明かされたのはOLEDディスプレイ、ステアリングホイール、シート、ホイールなどで次期型への期待が膨らむ仕上がりとなっている。 未来を予感させるデザイン 新型MINIについては、4月下旬にエクステリアのリーク写真がインターネット上で公開され、閉じているように見えるラジエターグリルや三角形のリアコンビネーションライトなど特徴的なデザインが衆目にさらされた。これを受けてか今回BMWでは、内外装に関する情報を公式に公開。個性的でプレミアムな質感を持ったMINIらしいデザインを垣間見ることができる。 まず、OLEDディスプレイについてはイメージが公開されていないものの、他ブランドにはないラウンド(円形)タイプを採用するとのこと。これまでもMINIはディスプレイ周囲に円形のモチーフを取り入れていたが、新型ではディスプレイ自体が丸く、しかも全面をタッチパネルとして使用可能とされる。その直径は240mmとかなり大型で完全なフレームレスデザインとなり、インテリアは未来感を帯びたものとなりそうだ。機能としては、インフォテインメントシステムに加えエアコンの操作もできるようなので、物理スイッチはかなり減ると予想できる。 最も詳細な画像が公開されたのはステアリングホイール。2本スポークと太いリムが特徴のスポーティなデザインで、各種スイッチが内蔵された横方向のスポークとは別に、ステアリングセンターからリム下部に向けメッシュ状のファブリックが追加されている。そのため、一見すると3本スポークのようにも見え、従来モデルとの共通性を感じさせる。 また、プラスチック部分にはメタリック加飾が入っており、ここもプレミアム感を高めているポイント。もちろん、これらは上級グレードのみの装備となる可能性もあるが、コクピットの質感が全体に向上するのは間違いなさそうだ。 >>>次ページ ヘッドレスト一体型の新設計シートを採用

TAG: #BEV #ニューモデル #新型車情報

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