#ニューモデル
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
フォルクスワーゲン、新型コンパクトEV「ID.2all」を本国で発表……デイリーEVヘッドライン[2023.03.17]

「ポロ」クラスのコンパクトEV 価格は 2万5,000ユーロ未満 【THE 視点】VW(フォルクスワーゲン)は3月15日、小型EV 「ID.2all」を発表した。2025年市販予定のコンセプトモデルで、新開発のプラットフォーム「MEB Entry」が採用されるという。 最高出力166kW(226ps)のモーターで前輪を駆動し、最大で450km(WLTP)の航続が可能と発表されている(電池容量未発表)。ボディサイズはエンジン車の「ポロ」に近く、長さ4,050mm×幅1,812mm。しかし室内は「ゴルフ」並みの空間を確保しているという。 最大の特徴は価格で、2万5,000ユーロ(約360万円)未満と発表されている。この価格で450kmの航続距離を確保とは驚きだ。価格も航続距離もガソリン車に近く、充電を気にしたり冷暖房を抑えたりなどの我慢をしないで乗れるEVだ。日本でも早期に発売されることを願うばかりである。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★フォルクスワーゲン、2026年までにEVモデル10車種を発売予定……価格2万5,000ユーロ(現在約360万円)以下を目指す ★★HWエレクトロ、塗装機器のアネスト岩田と業務提携……自動車納車前整備(PDI)について業務提携並びに資本提携[詳細はこちら<click>] ★ノルウェーのヘキサゴン・プルス、日野と提携し米国でEVトラックを販売……日野のシャシーをベースにEV化 ★テスラ、オートパイロットの体験会を実施……3月15日(水)〜4月28日(金)、「テスラセンター稲毛」「テスラサービスセンター東名川崎」「テスラ心斎橋」にて ★BYD、沖縄にショールームを開設……「BYD AUTO 沖縄」が国際通り入口にて3月16日(木)よりオープン ★音楽事業のヤマハ、多言語対応EVレンタルバイクサービスを開始……「代官山蔦屋書店」などにて3月16日(木)より ★ユアスタンド、マンション契約駐車区画へのEV充電器導入をサポート……導入費用・ランニングコストを全額支援、6月30日(金)受付分まで ★スズキ、公道用電動自動配送ロボット事業へ進出……自動配送ロボット開発のロンビーと共同開発、3月13日(月)〜23日(木)まで広島工業大学のキャンパスおよび周辺の公道(広島市佐伯区)にて配送実験を実施 ★日産、三重県木曽岬町と連携……「ブルー・スイッチ」施策213件目、災害時などにEVを電源車として活用 ★帝人、移動可能な小型燃料電池/圧力容器ユニットを開発……東急建設の渋谷駅周辺開発工事の現場で実証実験、2026年6月より

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TEXT:福田 雅敏、ABT werke
VW、コンパクトEV「ID.3」を改良し欧州で発売……デイリーEVヘッドライン[2023.03.03]

電費を改善する空力デザインを採用 【THE 視点】VW(フォルクスワーゲン)は3月1日、コンパクトクラスの電気自動車(EV)「ID.3」の改良型を欧州で発表した。 「ID.3」は、「ID」シリーズ初のモデルとして、2020年の発売以来30万台を販売している人気モデル。今回の改良で、エクステリアとインテリアのデザインに手が入れられ質感が向上、インターフェースなども一新された。 エクステリアはフロントデザインを一新し、エアロダイナミクスの向上とバンパーの開口部の最適化によって冷却性能を向上。前輪周辺の空力性能を改善し電費を向上させる「エアカーテン」を採用した。リアまわりもテールランプのデザインが一新された。 インテリアでは、ドライバー正面に5.3インチのディスプレイが配置され、ダッシュボード中央には、ナビ・電話・メディア・充電メニューが表示される12インチのタッチディスプレイが標準装備されている。 そのほか性能的な発表はなかったが、VWの小型EVのラインナップが日本にないだけに、今回は日本への導入も期待したい。なお、VWのIDシリーズは、すでに世界で600万台以上が販売されているという。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★米国の郵政公社(USPS)が9,250台の商用EVを導入……フォードから「E-TRANSIT VAN (イー・トランジット・バン)」を購入、2024年までに導入し米全土の配送車の電動化を目指す ★★日本電気硝子、世界初「全固体ナトリウムイオン二次電池」を開発……主要部材に結晶化ガラスを使用した「全固体電池」、「第14回 国際二次電池展」(東京ビッグサイト(東京都江東区)/3月15日(水)〜17日(金))にも出展[関連記事はこちら<click>] ★MINI(ミニ)、「Concept Aceman(コンセプト・エースマン)」を日本初公開……「The Iceberg(ジ・アイスバーグ)」(東京都渋谷区)にて5日まで一般公開[詳細はこちら<cllick>] ★EV充電インフラのTerra Motors(テラ・モーターズ)、スーパーマーケットの「Olympic(オリンピック)」にEV用充電器「テラチャージ」を導入……東京都内はじめ首都圏28店舗に[詳細はこちら<click>] ★FIAT(フィアット)、「アバルト 500e(チンクエチェントe)」の予約注文が1,500台超え……初回デリバリーは6月予定 ★LANCIA(ランチア)、「ミラノデザインウィーク」(4月開催)に「ランチア・コンセプト」を公開予定……2028年にEVの新型「デルタ」発売 ★電動バイク(EVバイク)開発のグッドシェイプ、ペットが乗車できる公道走行可能な小型バイク「PONY(ポニー)」を発売……航続距離約40km[詳細はこちら<click>] ★BMW Motorrad(BMWモトラッド)、EVスクーター「CE 04 Vagabund Moto Concept(CE 04 バガボンド・コンセプト)」を公開……オーストリアのカスタムビルダー「Vagabund Moto GmbH」が製作 ★ブレイズ、「第20回 国際オートアフターマーケットEXPO 2023」(東京ビッグサイト(東京都江東区)/3月7日(火)〜9日(木))に出展……小型のEVバイク「ブレイズ スマートEV」など展示 ★シャープ、「PV EXPO 2023」(東京ビッグサイト(東京都江東区)/3月15日(水)〜17日(金))に出展……EVに搭載可能な太陽電池などを展示 ★東京ガスなど、埼玉県狭山市でEV充電マネジメントを検証……公用車を使用し車両稼働状況や充電タイミングの制御などを実施 ★エネチェンジ、「北六甲カントリー倶楽部 東コース」(兵庫県神戸市)と「ゴルフ5カントリーみずなみコース」(岐阜県瑞浪市)のEV用充電器を自社の最高出力6kWタイプの機器に更新

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TEXT:福田雅敏、ABT werke
アウディ、クロスオーバーEV 「Q8 e-tron」を日本で発表……デイリーEVヘッドライン[2023.03.02]

内外装を刷新するとともに航続距離を延長 最高出力150kWの急速充電にも対応 【THE 視点】アウディジャパン(Audi)は、クロスオーバー型EVの「Q8 e-tron(Q8 e-トロン)」および「Q8 e-tron Sportback(Q8 e-トロン・スポーツバック)」を発表した。 アウディ初のEV 「Audi e-tron(アウディ・イートロン)」および「e-tron Sportback(イートロン・スポーツバック)」を大幅にアップデート、モデル名にも電動SUV/クロスオーバーのフラッグシップの証である「Q8」を冠した。 今回の改良では、一充電あたりの走行距離と急速充電性能を向上させるとともに、フロントとリアのエクステリアデザインを刷新。本年夏以降に発売予定となる。 バッテリーの容量が最も大きいモデル「55 e-tron quattro S line(55 e-トロン・クワトロ・Sライン)」は、総容量114kWh(先代比19kWh増/正味エネルギー容量106kWh)の大容量バッテリーを搭載し、最大航続距離は501km (先代比78km増/WLTC)を達成。バッテリーの総容量に対して使用可能な正味エネルギー容量を増加させ、さらに空力性能やモーターの効率アップを図ることにより、航続距離を大幅に向上させている。 急速充電も最高出力150kWまで対応可能となった。アウディジャパンがポルシェジャパン、フォルクスワーゲンジャパンとともに事業展開している「プレミアム・チャージング・アライアンス(PCA)」のサービスや、e-tron店が設置を進めている150kW急速充電器を利用できる。 先代の「アウディe-tron」に試乗した経験があるが、その当時でも完成度の高さを感じていた。今回の改良によって、より魅力的なモデルとなっていることは間違いないだろう。 そしてこのクラスのEVはバッテリー搭載量100kWhが普通になってきたように感じる。性能面を考えるとこれぐらいは必要なのかもしれないが、価格面のユーザー負担が高いことに加えて、一昔前のEVを知る身としては、多すぎるように思うのは私だけだろうか? (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★BYDジャパン、乗用モデルに健康への影響はないと見解……日本導入の「ATTO 3(アット・スリー)」「DOLPHINE(ドルフィン)」「SEAL(シール)」が欧州の廃自動車基準「EU ELV指令」に適合 ★★ホンダと韓国LGの合弁企業「L-H Battery Company, Inc.」、米オハイオ州に建設の新工場が着工……北米四輪車工場生産のEV向けに、バッテリーを供給予定 ★自動運転開発のチューリング、東京アールアンドデーと提携……2025年発売予定の自動運転EVを共同開発 ★ステランティス、米インディアナ州で機電一体型駆動装置「e-AXLE(イー・アクスル)」生産へ……同州の3つの工場に1億5,500万ドルを投資 ★MINI(ミニ)、EV仕様を含むクロスオーバーモデル「MINI Countryman(ミニ・カントリーマン)」の生産を開始……BMWグループのライプツィヒ工場にて ★パナソニック・オートモーティブシステムズ、中国にオートモーティブ事業の統括法人を設立……中国で高成長する電気自動車(EV)市場に対応 ★ジェイテクト、「[国際]二次電池展」(東京ビッグサイト:東京都江東区/3月15日(水)〜17日(金))に出展……大電流に対応する「高耐熱リチウムイオンキャパシタ」などを出展

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