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TEXT:TET 編集部
乗車予約不要な自動運転EVバスの実証実験が開始……デイリーEVヘッドライン[2023.01.27]

自動運転EVバスに自由に乗れる実証実験が愛知県日進市で始まる 【THE 視点】愛知県日進市は、仏ナビヤの自動運転EVバス「アルマ」を用いて定常運行を見据えて公道での実走実験(本実証)を実施する。期間は2023年1月26日〜2月28日まで。  本実験は、2022年12月に設立した産官学自動運転実装コンソーシアムの6団体(日進市・ボードリー・名鉄バス株式会社・株式会社セネック・株式会社マクニカ・名城大学)が連携して実施。フェーズ1として自動運転レベル2で自動運転バスを運行する。  2023年度以降は、フェーズ2として信号機と自動運転バスが通信により連携する信号協調を検証し、自動運転レベル4への移行を目指すという。2024年に日進市の既存のコミュニティバス「くるりんばす」の全面ダイヤ改正で、自動運転路線バスダイヤの構築が目標だ。  この実証実験の特徴は、期間中は誰でも予約不要で自由に乗車できること。これまでは事前予約など敷居が高かったが、本試験は1日6便と便数も多く、実証期間もおよそ1ヵ月と長いため気軽に体験ができる。筆者もボードリーの前身であるSBドライブ時代、この自動運転バスが国内で初めてナンバー登録した2019年に行われた実証試験(東京都汐留地区で開催)で乗車させて頂いた。このときの運行コースは300m。試乗も予約制だった。  あれから約3年半をかけて各地で実証試験を行ってきただけに、自動運転のソフトウエアもアップデートされたりと相当な運用ノウハウが蓄積されたため、より現実に近い形での実験に至ったのではないだろうか。  ちなみに今回の運行ルートは5.7kmと、自動運転としては長い。加減速のスムーズさや車内騒音の抑制といったEVとしての特徴や、車内事故防止機能といった自動運転車両としての課題点もはっきり見えてくると思われる。  自動運転に興味ある人なら乗車を強くおすすめしたい。そして筆者も再度乗車し5.7kmに及ぶ自動運転技術の進化を体感したいと思った。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★スズキ、2030年までのEV戦略を発表……四輪は6車種、二輪は8車種を投入[詳細はこちら<click>] ★エネオス、小型EVシェア拠点「マルチモビリティステーション」を東京都世田谷区に開設……「ループ」の電動キックボード、「オープンストリート」の小型EV、「ガチャコ」のバッテリー交換ステーションなどを設置[詳細はこちら<click>] ★エネチェンジ、充電出力別の料金制度を導入……軽EVなどの出力3.2kWのみ対応車は適正料金へ ・アルファ・ロメオ、「トナーレ・プラグインハイブリッド・Q4」を欧州で発売……後輪をモーターで駆動するAWD、街乗りで航続距離約79kmを超えるEV走行が可能 ・ヒョンデ、「アイコニック5」に高性能モデル「N」を追加……2023年中に欧州で発売 ・埼玉県入間市、導入予定の公用EVの一部を市民向けのカーシェアリングに供用……日産の「リーフ」「サクラ」各1台を公用とカーシェア併用車両に ・小型EVのブレイズ、飯野ビルディング(千代田区)内に「ブレイズ東京ショールーム」を開設……自社商品で「ラスト・ワン・マイル」移動を訴求 ・南海電設、EV充電サービス「チャージコネクト」にキャッシュレス課金サービスを開始……PayPay等でのQRコード決済が可能 ・ルネサス、1200Vのパワーデバイスに対応した半導体を開発……EVのインバータに搭載するIGBTやSiC駆動用ゲートドライバIC ・オンセミ、VWと提携強化……1200Vのトラクションインバータパワーモジュールの供給など ・トヨタ、社長交代……現ガズー・レーシング・カンパニーの佐藤恒治プレジデントが社長就任、豊田章男現社長は会長へ

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TEXT:TET 編集部
「ポールスター2」改良で後輪駆動モデル追加……デイリーEVヘッドライン[2023.01.26]

「ポールスター2」を改良し後輪駆動モデルを追加 【THE 視点】ボルボグループのポールスターは1月24日、EVセダン「ポールスター2」の改良型を欧州で発表した。  改良型では、フロントマスクが一新され、新型モーターによるパフォーマンスの向上や、改良バッテリーにより航続距離が改善した。  今回は四輪駆動モデルに加えて初めて後輪駆動モデルが用意された。新型モーターの採用で大幅にパワーアップし、最高出力は220kW(299ps)、最大トルクは490Nm(49.9kgm)。最大航続距離は、82kWhの大容量バッテリー仕様で635km(WLTP)となる。  最上位の四輪駆動モデルでは、最高出力350kW(476ps)、最大トルク740Nm(75kgm)のモーターに82kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は592km(WLTP)。負荷が少ない場合などにフロントモーターの駆動を切り離し後輪駆動にもなる。  この最上位のモデルの特徴は、標準仕様の最高出力310kW(422ps)のモーターを、オプションで350kW(476ps)にできること。テスラと同様に無線でアップデートが可能なOTA(Over The Air)機能が用いられている。  先日の記事でも触れた「ボルボC40」と「XC40」とモーター出力は異なるが、バッテリー容量は69kWhと82kWhで共通。おそらく同じバッテリーパックが使われており、プラットフォームも同じではないかと思う。バッテリー・メーカーは、前者が韓国のLG Chemで、後者が中国のCATLとそれぞれ異なる。  ポールスターは日本未導入だが、ボルボ・ブランドのモデルよりも高性能なだけに、上位ブランドとして日本に導入されることを期待する。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★愛知県日進市、EV自動運転バス「ナビヤ・アルマ」の公道実走実験を開始……乗車自由で1月26日〜2月28日まで ・テスラ、米ネバダ州にEVトラック「セミ」の生産拠点を新設……2つの新工場を建設し「セミ」とバッテリーセルの生産にそれぞれ使用[詳細はこちら<click>] ・エコキュートとEVのV2H(ヴィークル・トゥ・ホーム)をスマホで自動操作……ネイチャーのサービス「ネイチャー・リモE」が専用アプリと連動しV2Hの充放電時間を自動化 ・ユビ電、アウトドア施設「ザファーム」(千葉県香取市)に計16基のEV充電設備を導入……6kW普通充電器×2、200V EV充電コンセント(3kW)×14基を設置 ・伊電動バイクのエネルジカ、「第50回東京モーターサイクルショー」へ出展……3月24日(金)〜26日(日)東京ビッグサイト(東京都江東区)にて ・スワロー、改正道交法対応の電動キックボード「ゼロ9・ライト」を発売決定……最高速度20km/h、航続距離30km

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TEXT:TET 編集部
インバータの開発に寄与する仮想モーター機器を発売……デイリーEVヘッドライン[2023.01.25]

  計測技術の東陽テクニカ、「エレクトリック・モーター・エミュレーター」を発売……仮想モーターでインバータの先行開発が可能 【THE 視点】株式会社東陽テクニカは、電動モーターのエミュレーター「エレクトリック・モーター・エミュレーター」を1月12日に発売した。この機器はD&V エレクトロニクス Ltd. (カナダ・オンタリオ州)製のもので、東陽テクニカはその日本代理店となる。  「エレクトリック・モーター・エミュレーター」は、数式上の仮想モーターを設定することで、実物の電気的な挙動を再現できる装置。実物がなくてもインバーターの制御確認や信頼性・耐久性の評価を行うことができ、開発工数の削減が期待できる。  例えばモーターに冷却用のラジエターを用意したり、負荷装置や治具などの用意も不要。逆起電圧も再現することができ、回生や逆回転を含め、4象限での動作模擬が可能だ。  実物なしでインバーターの試験が可能となることで、試作品などの実機の完成を前にさまざまな評価を先行することができるだろう。  高負荷を与えて高回転でモーターを回すより音も静かに実験が行えるはず。ほかにも様々なメリットがあると思われ、インバーターの開発に大きく貢献できると期待する。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ホンダ、電動事業開発本部を新設……電動の四輪・二輪・パワープロダクツの開発機能を集約 ★日産、「サクラ」がJNCAPの「自動車安全性能2022」で最高評価……「衝突安全性能評価」「予防安全性能評価」で最高ランクを獲得 ★充電スタンド「EV充電エネチェンジ」の空き状況がスマホアプリで確認可能……エネチェンジとナビタイムがEV専用のアプリ「EVカーナビ by NAVITIME」提供開始 ・フォルクスワーゲン、「ID.701」の機能を一部公開……車両の近くでキーを検出すると空調が作動する「スマートエアコン」搭載 ・“空飛ぶクルマ”のスカイドライブ、兵庫県と連携協定を締結……2025年大阪・関西万博に向けた機運熟成を推進 ・BMW、全個体電池開発を前進……共同開発企業ソリッドパワーと研究開発ライセンスを追加、ミュンヘン近郊の「セル・マニュファクチャリング・コンピテンス・センター」にプロトタイプライン設置へ ・三井住友建設、年間エネルギー収支ゼロの社員寮を竣工……EVの電力も活かす「コネクティッドEVシステム」導入

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TEXT:TET編集部
HWエレクトロ「エレモ」が移動販売車に正式採用……デイリーEVヘッドライン[2023.01.24]

小型商用EV「HWエレクトロ エレモ」で移動販売を開始……マックスバリュ西日本 【THE 視点】マックスバリュ西日本株式会社は、2023年1月より、広島県呉市にてイオングループ初となる小型商用EVの移動販売車の実証運用を開始した。  移動販売用EVは通常の移動販売車と同様に冷蔵設備を備え付け、約400品目の生鮮品や加工食品、日用品を積載し、一度の充電で約100kmの走行が可能。ルーフにはソーラーパネルを設置し電力消費の効率化を行う。  マックスバリュ広東店(広島県呉市)を拠点に、週5日・1日約10ヵ所(走行距離40〜60km)の範囲で移動販売を行うという。  使用されるEVは、HWエレクトロの「エレモ」をベースに、太陽光パネルの設置や冷蔵設備の設置など改造を施したもの。冷蔵設備は走行状態に関わらず運転されると思われ、走行距離の変化が気になる。  2012年のこと、筆者も環境省の事業でいすゞ「エルフ」をベースとした移動販売用EVを開発し、茨城県つくば市で実証試験をした経験を持つ。  今回の移動販売用EVと同様に屋根には太陽光パネルを設置し、荷室には冷凍冷蔵庫まで設けた。さらに移動販売中の電池消費量を抑えるため、販売場所で商用電源を借り外部から給電できるようにした。  災害時には逆に車両から電源を供給できるコンセントも設けた。東日本大震災の後に企画した車両であるがゆえの装備でもあった。  過疎化などが進む地域ではスーパーなどが撤退しており、今後移動販売車のニーズは高くなると思われる。  EVのメリットはCO2の削減だけではない。販売時にエンジンの排ガスを出さない点や静かな点も大きなメリットで、住宅地での移動販売を行いやすい。  今回のマックスバリュ西日本の取り組みを大いに応援したい。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ファミリーマート、店舗備え付けのEV急速充電器を50kW・100kW級へ順次置き換え……2023年度中は約220店に設置 ★ホンダ、GSユアサと合弁会社設立……EV搭載用の高容量・高出力リチウムイオン・バッテリーを研究開発 ★損保ジャパン、EVユーザーをアプリで支援……サポートアプリ「EV-One(EV-ワン)」を開発、愛車の整備・点検情報・事故対応などを一括管理 ・アウディ、EVクロスオーバー「アクティスフィア・コンセプト」のシルエットを公開……1月26日実車を世界初公開 ・コマツ、電動フォークリフト「FE255/30-2」が経済産業大臣賞を受賞……屋外使用を前提とした耐水性・防塵性などが評価 ・日機装、凹凸構造の基盤等を均一に加圧可能な「3Dプレス」を開発……EVに使われる金属基盤の製造も可能 ・長岡市、企業向けにEV体験試乗を開催……日産「リーフ」「サクラ」を5日間貸出し(2月28日〜3月10日の間)、2社程度を募集 ・関西電力、住宅の系統用バッテリーなどを活用する「仮想発電所」の企業「E-Flow合同会社」を設立……商用EVの導入支援、EVバス等運行基盤の整備も視野に入れる

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TEXT:TET編集部
「メルセデス・マイバッハ EQS SUV」を今年上半期に発売へ……デイリーEVヘッドライン[2023.01.23]

  メルセデス・マイバッハ、ブランド初のEV「EQS SUV」を2023年上半期に発売 【THE 視点】 メルセデス・ベンツグループは1月10日、ハイラグジュアリーブランド「マイバッハ」において、EVモデル「メルセデス・マイバッハ EQS SUV」を2023年上半期に発売すると発表した。まずは中国から納入を開始するという。  メルセデス・ベンツは2021年9月に「メルセデス・マイバッハ EQS」のコンセプトモデルを発表している。コンセプトモデルは「EQS」をベースに、インテリアを大幅にアップグレード。白を基調とした室内に、同じくホワイトの専用シートを奢り、インフォテイメントシステムを充実させるなど、富裕層が乗るにふさわしいショーファードリブン性を極限まで高めている。  もちろんエクステリアにおいても「メルセデス・マイバッハ」のアイデンティティである縦ラインのグリルをあしらうなど、ベースの「EQS」よりも豪華さを際立たせている。  2021年9月の発表からここまで時間がかかったのは、半導体不足の影響のようだ。2022年は「メルセデス・マイバッハ」としても前年比37%増の売り上げを記録しており、「メルセデス・マイバッハ EQS」が発売されれば瞬く間に受注が増えるのではないだろうか。  また「メルセデス・マイバッハ EQS SUV」の性能も楽しみである。 現行の最高グレード「EQS 580 4MATIC」は最高出力400kW(544ps)、最大トルク858Nm(87.5kgm)のパワーユニットを搭載し、航続距離は最大613km(WLTPモード)となっている。この値が「マイバッハ」でどこまで強化されるか注目である。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★アウディ、EVモデル販売店「e-tron店」の充電ネットワークを拡大……150kW充電器を全国合計102基に拡充、50〜90kW基を置き換え→[詳細はこちら<click>] ★日産、EVのある暮らしをメタバースで再現……自然エネルギーで「アリア」を充電するゲーム型コンテンツを公開[詳細はこちら<click>] ・パワーエックス、アウディジャパンと事業提携……「e-トロン店」への240kWの急速充電器「ハイパーチャージャー」の導入など→[詳細はこちら<click>] ・日産、「ブルー・スイッチ」の取り組み数が200件を達成……災害時に給電するなど、EVを活用した地域課題解決の取り組み ・日産、社債「サステナビリティボンド」2,000億円の発行に向け条件決定……資金はEVや自動運転開発などに充当 ・日立、英国での商用EVの実証実験「オプティマス・プライム」を終了……コストやエネルギー需要などの障壁をデジタル化と新製品の提供で克服可能と結論、商用EVの大量導入に期待 ・大同特殊鋼、磁気ノイズを抑制する素材「パーマロイ箔」を販売開始……EVや自動運転に使用される機器の軽量化・薄型化に寄与 ・東北大と名古屋工大、脱レアメタルかつ高エネルギー密度のリチウムイオン・バッテリー正極材を開発……資源リスクを回避でき低コスト化に貢献 ・アウディ、故ケン・ブロック氏がドライブしたEVレーサー「S1 e-tronクワトロ・フーニトロン」を展示……1月21日「六本木ヒルズ」を皮切りに東京3ヵ所を順次[詳細はこちら<click>] ・エネチェンジ、ミライト・モバイル・イースト/ウエストと協業し「EV充電エネチェンジ」の設置拡大……充電設備の設置費用と月額費用が0円のサービス

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TEXT:TET編集部
中国のZ世代に向けた電動二輪車の新ブランド「ホンダ e:」を発表……デイリーEVヘッドライン[2023.01.20]

  ホンダ、「カブ」「ダックス」「ズーマー」を電動化し中国で発売 【THE 視点】ホンダは、上海で開催されたオンライン発表会において、中国国内のZ世代に向けた電動二輪車の新ブランド「ホンダ e:」を発表した。今回発表されたEB(エレクトリック・バイシクル)は、日本でも馴染みのある車名を与えられた「 カブ e:」「ダックス e:」「ズーマー e:」の3車種。  中国のZ世代にとって、EBは単なる移動手段ではなくライフスタイルを表現するモビリティとなっており、より魅力的で付加価値の高いモデルが求められている。  今回は人気車種のデザインをモチーフに、先進的な機能・装備などを加えることで若年層の興味を引く狙い。  またこの3車種は、2025年までに電動二輪車を合計10モデル以上グローバルで投入する計画の先駆けだという。  ホンダは電動二輪車時代においても「自由に移動する喜び」を追求するとともに、電動化・知能化分野の技術向上とイノベーションにより新たな付加価値を持つ製品を提供するとしている。  日本での発売も期待したが、残念なことに国内への導入予定はないという。  余談だが、筆者は20年ほど前の前職時代に、ホンダから正式に「ズーマー」のエンジンレスの車体の供給を受けてその電動版を開発し、100台ほど製造した。  その一部は環境省の事業として「日本郵便」「佐川急便」等にも実証実験で使用して頂いた。  当時は電池が初代プリウス用のニッケル水素バッテリーで、「ズーマー」のステップの一部を盛り上げて搭載した。今のリチウムイオン・バッテリーを使えば、ステップが平らでもっとスタイリッシュな電動版「ズーマー」ができたはずで、技術の進化を感じた。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ポルシェ、EV「マカン」の一部情報を公開……アウディと共同開発のシャシーを使用、最高出力約450kW(612ps)・最大トルク1000Nm(102kgm)のパワートレイン搭載、バッテリーの5〜80%を25分以内に充電[詳細はこちら<click>] ・アウディ、2022年のEV販売台数を公表……前年比44%増の11万8,196台を販売 ・オークネット、デリバリー配達員に電動バイクをリース販売……フードデリバリー「ウォルト」向けに1月19日から ・日産、神奈川県とEVを活用した災害対策で連携……災害停電時に日産が貸与した「リーフ」等を各避難所に電源車として配備 ・東京ガス、充電サービス「イーブレスト(EVrest)」を機械式駐車装置に初導入……傘下の不動産業の賃貸物件に導入、スマホアプリで充電を操作 ・レゾナック、パワーモジュール用材料の研究・開発拠点が本格稼働……放熱や天気的損失を減らし、EVの燃費向上などに寄与する材料の開発を強化 ・積水化学の子会社積水ポリマテック、アメリカに生産拠点を新設……EV向けリチウムイオン・バッテリーの放熱材料を生産 ・武蔵精密工業、イスラエルのSIXAIへ出資……Eモビリティの普及加速でパートナーシップ ・ステランティス、フィンランドの金属メーカーTerrafameと低炭素のバッテリー用材料の供給を契約……2025年から5年間「硫酸ニッケル」の供給を受ける

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TEXT:TET編集部
BMW、高性能「M」モデルに初のPHEV「XM」を発表……デイリーEVヘッドライン[2023.01.18]

BMW、高性能「M」モデルに初のPHEV「XM」を発表 【THE 視点】BMWジャパンは、高性能「M」モデルの新型SUV「XM」の販売を開始した。「XM」は「M」モデルとしては初のPHEVとなる。オンロード性能を高めたSUVで、サーキット走行に耐えうるパフォーマンスを持つ。  パワーユニットは、最高出力360kW(489ps)/5,400rpm、最大トルク650Nm(66.3kgm)/1,600–5,000rpmを発揮する4.4L V型8気筒ターボエンジン(ガソリン)を核に電動パワートレインを追加。電動系は第5世代の「eDriveテクノロジー」を採用し、145kW(197ps)を発揮するモーターに29.5kWhのバッテリーを組み合わせた。  システム・トータルでは最高出力480kW(653ps)、最大トルク800Nmとなり、BMW史上最強のパワーユニットを持つモデルのひとつとなる。電気のみでは約90km(欧州仕様値)の走行が可能だ。ちなみにギアボックスは8速AT。  そのほか、運転支援系の機能も充実しており、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能、安全機能・運転支援システム、コネクテッドドライブ、日本語による音声サービス「アマゾン・アレクサ」などを採用している。  日本仕様では、独自に高性能・高品質・高機能なパッケージを標準とし、ボディカラーや内装の選択を問わず2,130万円(メーカー希望小売価格)のワンプライスで販売する。納車は4月からを予定している。  BMWのEVモデル「iX M60」が、システム・トータル最高出力 397kW(540ps)、最大トルク1,015Nm(103.5kgm)で価格は1740万円。圧倒的なトルクをもつEVの「iX M60」か、ダイナミックなパフォーマンスのPHEV「XM」か、BMWの最高峰SUVを狙うユーザーは迷うことになるだろう。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ドゥカティ、電動レーシングバイク「V21L」プロトタイプを生産開始……2023年の電動バイクレース「MotoE」に23台を供給 ・シボレー、ハイブリッドの「コルベット E-レイ」を発表……前輪にモーターを据えたAWD、モーター+V8エンジンで488kW(664ps)を発生 ・日産、「ノート」と「ノート・オーラ」が2022年の電動車販売台数で1位……両車合わせて11万107台を販売 ・日産、阿南市とEVを活用した連携協定を締結……災害での停電時に販売会社が貸与した「リーフ」等から電源供給 ・半導体のSTマイクロエレクトロニクス、高電力のSiC(炭化ケイ素)パワー・モジュールを5製品開発……EVの性能向上と航続距離の延長に寄与 ・充電サービスのプラゴ、三井住友ファイナンス&リースや東京センチュリーと資本業務提携……東京センチュリーとは「脱炭素社会への貢献」の取り組みを加速、三井住友とは「充電インフラ事業の拡大」を目指す ・電気・ガス事業のパワーエックス、損保ジャパンと資本業務提携……バッテリーの種類・用途等のリスクに応じた保険創設を協議 ・米半導体のテキサス・インスツルメンツ、高精度のバッテリー・セルおよびパック・モニターを発表……高精度の測定でEVの航続距離延長に寄与 ・ポールスター、電動ボートの「カンデラ C-8」にバッテリーとDC急速充電技術を提供

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TEXT:TET編集部
ボルボ、「C40」と「XC40」シングルモーター仕様を後輪駆動に刷新……デイリーEVヘッドライン[2023.01.17]

ボルボ、EVの「C40」と「XC40」のシングルモーター仕様を後輪駆動に刷新……冷却システムの向上で最大航続距離507kmに 【THE 視点】ボルボはEVの「XC40リチャージ」と「C40リチャージ」に、欧州で「シングルモーターRWD」のグレードを設定すると発表した。ボルボとしては、25年ぶりの後輪駆動(RWD)モデルとなる。  これにより、ボルボ「XC40リチャージ」と「C40リチャージ」には現行の前輪駆動がなくなるが、今後は四輪駆動と後輪駆動で3種類の仕様を選択できることになる。  まず標準仕様のシングルモーターRWDは、最高出力175kW(238ps)となり、従来の170kW(231ps)のシングルモーター前輪駆動より出力がアップしている。  「XC40リチャージ」の場合、バッテリーの蓄電容量は69kWhと従来通り。しかし、バッテリーパックの冷却効率の向上により、航続距離は従来の425kmから最大で460km(いずれもWLTPサイクル)に伸びている。  「C40リチャージ」では、バッテリー容量は「XC40リチャージ」と同じだが、438kmから最大476kmに延びる。この差はボディ形状の違いによる空気抵抗の差で生じていると推測できる。  充電性能は、いずれも最高出力130kWの急速充電の利用で、約34分でバッテリー容量の80%までを充電できる。  さらにより強力な最高出力185kW(252ps)のモーターを搭載したグレードが用意され、バッテリーは82kWhと大容量になる。航続距離は「XC40リチャージ」で最大515km、「C40リチャージ」で最大533km(いずれもWLTPサイクル)。急速充電性能は最高出力が150kWから200kWに引き上げられ、約28分で80%までを充電可能。標準仕様よりも充電時間が短縮されている。パワーと航続距離を求めるユーザーにはもってこいのグレードだ。  四輪駆動もアップデートされ、従来は前後とも出力150kW(204ps)のモーターだったが、新型では前輪117kW(159ps)、後輪183kW(249ps)の仕様に置き換えられた。  バッテリー容量は82kWhで、航続距離は「XC40リチャージ」が最大500kmとなり、従来モデルより62km伸びた。「C40リチャージ」も451kmから507km(WLTPサイクル)に向上した。  ちなみにいずれのモデルもホイールの形状を見直し、空気抵抗を減らしているという。  昨日の「THE視点」で触れた「DS3 E-テンス」もそうだが、バッテリーパックの熱管理制御の向上で航続距離や急速充電能力が共に向上している。  ボルボと言えば後輪駆動のイメージがあった昔、筆者にとって懐かしさを感じた。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★ジャガー、「I-ペイス」を改良……最大航続距離470km、294kW(400ps)、600Nm(61.2kgm)の性能向上 ★新出光、法人・自治体向けのEVカーシェアサービスを開始……REXEVと提携しカーシェアサービス「idEV(イデブイ)」を提供 ★VW、2022年のEV世界販売台数は57万2,100台……前年比26%増、「ID.4」「ID.5」合計で19万3,200台 ・丸紅、ASEANでEV事業を開発……現地法人「SMRTロードホールディングス」と提携、商用EVフリートマネジメント事業、eマーズなどを開発 ・ブレイズ、電動モビリティ専門店「ネクストベース」を松本市にオープン……小型モビリティ「ネクストクルーザーEV」など販売 ・GM、米RIMと仮想発電所パートナーシップ(VP3)を設立……グーグル・ネストの支援を受ける ・矢野経済研究所、商用EVの成長を予測……2035年に商用車の世界販売台数は3,053万台、EV比率は最大50%まで成長

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TEXT:TET編集部
「DS3 E-テンス」が欧州で改良新型……デイリーEVヘッドライン[2023.01.17]

  DS、新型「DS3 E-テンス」を欧州で発表 【THE 視点】DSは、小型クロスオーバー「DS3クロスバック」のEV「DS3 E-テンス」を欧州で改良した。  改良型はパワーを向上させ、モーターの最高出力は115kW(157ps)となり、最大トルクは26.5kgmを発生。バッテリー容量は54kWhに大容量化し、航続距離は18%向上の402km(WLTPモード)となったという。  このバッテリーはヒートポンプによる熱管理制御が行われ、急速充電性能の向上や航続距離、寿命が延びるという。100kWでの急速充電が可能で、約25分でバッテリー容量の80%を充電可能。普通充電(11kW)の場合は約5時間で満充電となる。  エクステリアはフロントマスクを変更、新デザインのフロントバンパーには縦型のデイタイムランニングライトが組み込まれる。インテリアには、ダッシュボードの中央に10.3インチの高解像度センタースクリーンが配置された。  フランスでの価格は4万1700ユーロ(約580万円)。日本での現行型の価格が423万円からとなっており、日本販売時には値上がりする可能性が高い。  バッテリー容量は従来から8%増えただけだが、航続距離が18%も延びているのは、電池の熱管理や転がり抵抗の少ないタイヤの採用が要因と推測される。 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★HWエレクトロ、カーコンビニ倶楽部と業務提携……「カーコンカーリース」で小型商用EV「エレモ-K」のリース販売開始[詳細はこちら<click>] ★HWエレクトロ、中型EVバン「エレモ-L」を発表……「東京オートサロン2023」に実車を展示、2023年初夏発売予定 ★KGモーターズ、「ミニマム・モビリティ・コンセプト」のモニターリースを募集……100人を募集、リース料1万円/月で2ヵ月間[詳細はこちら<click>] ・メルセデス・ベンツ、2022年のEV・PHEV販売台数は31万9,200台……前年比19%増 ・ヒョンデ、2022年のグローバル販売台数を発表……「アイオニック5」および「アイオニック6」合わせて世界販売10万台超え ・日本通運、配送用のEVトラックを2022年12月15日に導入……三菱ふそうの「eキャンター」を採用、2023年内には10台の導入を予定 ・ジェイテクト、超幅狭軸受「ジェイテクト・ウルトラ・コンパクト・ベアリングTM」を開発……Eアクスルユニットの小型・軽量化に貢献 ・アクサ損保、電動二輪車を含むEVのレッカーサービスを改定……現場から最寄りの充電可能設備までのレッカー利用回数を無制限に設定 ・日本EVクラブ、電気カート組立教室を開催……2023年2月4日(土)・3月5日(日)に東京国際交流館にて、小学4年〜中学生対象 ・第14回EV・HV・FCV技術展を開催……2023年1月25日(水)〜27日(金)に東京ビッグサイトにて、1420社が出展

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TEXT:TET編集部
トヨタ、EVの「AE86」をオートサロンで公開……デイリーEVヘッドライン[2023.01.16]

トヨタ、EV化した「AE86」をサプライズ公開【東京オートサロン2023】 【THE 視点】世界最大級のカスタムカー・アフターパーツの展示会「TOKYO AUTO SALON 2023(東京オートサロン2023)」が、1月13日〜15日に幕張メッセ(千葉市)で開催された。  今回で41回目となる本イベントには、国内主要自動車メーカーのほか、外国車インポーター、タイヤメーカー、アフターパーツメーカー、カスタムショップなど341社(2022年12月17日現在)が出展した。  今回は筆者も現場に足を運んだ。注目したのはEVの展示が多かったこと。特にメーカーからの展示が目立っていた。「トヨタ」「日産」「三菱」「BYD」「HWエレクトロ」、その他部品メーカーなどからも展示があった。併載された「オートサロンテック2023」には、次世代自動車やEVカートなどの展示もみられた。  今回の展示で一番注目が集まったのは、トヨタ「AE86型 カローラレビン」のEV。トヨタ自動車の豊田社長によるサプライズ発表などもあり大いに盛り上がった。  車両の詳細とその他の注目車種は別にレポートしたい。 【東京オートサロンのレポートはこちらをタッチ!】 (福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★トヨタ、「RZ スポーツコンセプト」を公開……佐々木雅弘選手がプロデュースしたカスタマイズカー【東京オートサロン2023】[詳細はこちら<click>] ★欧州カー・オブ・ザ・イヤー2023、EVのジープ「アベンジャー」がイヤーカー受賞……2位にVW「ID.4」日産「アリア」は3位 ・ホンダ、韓国LGと合弁会社設立……2025年中にホンダ北米工場への全量供給を目指す ・アウディ、2022年のEV納入が大幅増加……2021年比約44%増 ・プジョー、「e-208」と「e-2008」がヨーロッパのBセグメントでベストセラー ・ オペル、「アストラ GSe」と「グランドランド GSe」がドイツで受注開始 ・ジープ、「アベンジャー」がヨーロッパで受注開始……ブランド初の電動SUV ・オペル、「ブリュッセルモーターショー2023」に「アストラ GSe」「グランドランド GSe」「モッカ エレクトリック」を出展 ・メルセデス・ベンツ日本、「AMG GT 63 S Eパフォーマンス F1エディション」の予約を開始……限定35台のPHEVハイパフォーマンスカー ・トヨタ、インド法人が現地の商用車メーカー「アショク・レイランド」に燃料電池をモジュールを供給 ・トヨタとレクサス、北米で環境に最適な充電タイミングを案内するアプリを提供……現地の「ワットタイム社」と提携、温暖化ガス排出削減を目指す ・フォーミュラE開幕戦メキシコ、ジェイク・デニス(チーム:アバランチ・アンドレッティ)が優勝

TAG: #AE86 #THE視点 #デイリーEVヘッドライン #トヨタ #東京オートサロン2023 #福田雅敏
連載企画 一覧
VOL.15
本当に日本はEVで「立ち遅れた」のか:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第15回

ジャパン・モビリティ・ショー開催でにわかに沸き立つ日本のEVマーケット。しかし現実の販売状況は日本において大きく立ち遅れている。技術では先導してきたはずの日本メーカーは、なぜEVで世界をリードできていないのか。この分野のベテランジャーナリストである御堀 直嗣が解説する。 日本の低いEV市場占有率 日本は、世界に先駆けて電気自動車(EV)の市販に踏み切った。2009年に三菱自動車工業が、軽自動車EVの「i-MiEV」を法人向けにリース販売しはじめ、翌10年には一般消費者向けへの販売も開始した。同年には、日産自動車も小型EVの「リーフ」を発売した。この2社によって、EVの量産市販が実現し、ことにリーフは海外への販売も行われ、「i-MiEV」はフランスの当時PSA社にOEM供給された。リーフの販売は世界で累計65万台に達し、その他EVを含めると、日産は世界で100万台のEV販売の実績を持つ。そのうち、日本国内は累計23万台である。 ちなみに、米国テスラは2022年では年間で約130万台、中国のBYDは同年に約90万台規模へ成長している。 同時にまた、世界共通の充電規格であるCHAdeMO(チャデモ)も準備され、リーフが販売される世界の各地域にCHAdeMO充電器の設置が動き出した。 それらを背景に、経済産業省は2012年度補正予算で1,005億円の補助金を計上し、全国に約10万基の充電器を整備するとした。この補助金は全額支給でないため、トヨタ/日産/ホンダ/三菱自の4社が資金を拠出し、補助金で賄いきれない残額を補填することに合意した。 しかし、現在の充電器の数は、急速充電と普通充電を合わせて約2万基である。 国内の新車販売において、EVが占める割合は1%以下という状況が長く続いた。昨2022年、「日産サクラ」と「三菱eKクロスEV」が発売となり、1年で5万台以上を販売することで2%ほどの占有率になろうかという状況にある。 一方、世界全体では、EVの市場占有率が13%になる。米国は5.8%、欧州は12%、中国は21%となっており、日本がいかに低水準であるかがみえてくる。 日本でEV普及が進まなかった理由 EVの先駆者であった日本が、なぜ欧米や中国の後塵を拝するようになったのか。 最大の要因は、せっかく1,005億円という充電基盤整備に対する経済産業省の支援があったにもかかわらず、急速充電器の整備にばかり世間の目が行き、EV利用の基本である基礎充電、すなわち自宅での普通充電(200V)の重要性が広がらなかったからである。ことに、マンションなど集合住宅の駐車場と、月極駐車場への普通充電設置がほぼできなかったことが原因であった。 EVの充電は、普通充電で8~10時間、あるいはそれ以上かかるとされ、これが単純にガソリンスタンドでの給油時間と比較されて、使い勝手が悪いとさまざまな媒体を通じて流布された。いまでもそうした論調が消えていない。しかし、自宅で普通充電できれば、寝ている間に満充電になるので、翌朝出かけるときは満充電で出発できる。 戸建て住宅に住む人はそれができた。ところが、戸建て住宅でも自宅に車庫がなく月極駐車場を利用する人は、近隣の急速充電器を利用しなければならなくなった。 集合住宅に住む人は、敷地内に駐車場が併設されていても、管理組合の同意が得られず普通充電ができない状態に陥った。無知がもたらした悲劇だ。EVを買う意思があっても、手に入れにくい状況があった。 集合住宅の管理組合で賛同が得られない最大の理由は、幹事がEV時代を予測できず、また自分には関係ないとして無視され続けたことにある。設置の経費は、ことに当初は補助金と自動車メーカー4社による補填があったので、ほぼゼロであった。現在でも、施工業者が残金を負担するなどのやりくりで、集合住宅側の負担が軽く済む仕組みが出てきている。それでもなお、管理組合で合意を得るのが難しい状況は払拭できていない。 基礎充電の普及を目指す業者の間でも、さらに難しいとされるのが月極駐車場への普通充電の設置だ。月極駐車場を管理する不動産業者の理解を得にくいという。

VOL.1
リッター200円にもう限界……給油の“枷”をぶっちぎれ!【モデルサードインパクト vol.1】

ガソリン高い、燃費も悪い、限界だ! かつてないほどの猛暑に喘いだであろう今夏。「もういいよ」「もう下がってくれ」と、気温に対して誰もが感じていたと思うが、自動車ユーザーはガソリン価格に対しても同じことを思っていたのではないだろうか。 リッターあたり170円、180円、190円、そして200円の大台を突破……給油をするたびに、誰もが憂鬱な気分になったはずだ。小生はドイツの某オープンスポーツカーに乗っているのだが、リッターあたり平均10kmでハイオク仕様。愛車にガソリンを入れるたび、顔が青ざめていた。 「高額給油という枷から解放されたい……」 EVの購入を決意した所感である。クルマを走らせることは、本来喜びのはず。給油のたびに落ち込むのは本望ではない。 小生は、THE EV TIMES(TET)の編集スタッフを務めています。この9月、「テスラ・モデル3・パフォーマンス」を購入しました。新たな愛車と共に進むEVライフを「モデル・サードインパクト」と銘打ち、連載で紹介していこうと思います。 EVは便利だと実感した「日産リーフ」 小生が初めて体験したEVは「日産リーフ」(2代目)である。遡ること2017年、「リーフ」が2代目になった頃、日産が全国で試乗キャラバンを開催し、小生はその試乗アテンダントを担当していた。そこで「リーフ」を存分に運転することができたのだ。 それゆえ、EVの利便性の高さを実感することになった。スポーツモデル顔負けの力強くスムーズな加速にまず驚いたのだが、給油という枷から外れて自由に走り回れることが大変な魅力に感じた。アイドリング状態でエアコンを入れっぱなしでもガソリン代を気にせずに済む。車内でPCを開けば、そのままオフィスになる。車の用途が無限大に広がると感じた。 充電時間も特別長いとは感じなかった。充電残量が50%くらいになったら、急速充電を使用してあっという間に80%まで回復できる。ちなみに100%まで充電した場合、280kmを走れる表示が出ていたと記憶している(当時は寒い季節で暖房を使用した)。ちょっとした遠出も十分に対応可能。「EVなんて不便」という印象は全く抱かなかった。そこで薄々と「将来はEVもアリだな」と思ったのだ。

VOL.20
VW「ID.4」オーナーはアウトバーンを時速何キロで走る? [ID.4をチャージせよ!:その20]

9月上旬、スイスで開催された「ID.TREFFEN」(ID.ミーティング)を取材した際に、参加していた「ID.4」オーナーに、そのクルマを選んだ理由などを聞きました。 フォルクスワーゲン一筋 鮮やかな“キングズレッドメタリック”のID.4で登場したのは、ドイツのハノーファーからはるばるスイスに駆けつけたデュブラック・マルクスさん。「フォルクスワーゲンT3」のTシャツを着ているくらいですから、かなりのフォルクスワーゲン好きと見ましたが、予想は的中! 「18歳で免許を取ってからこれまで30年間、フォルクスワーゲンしか買ったことがないんですよ」という、まさにフォルクスワーゲン一筋の御仁でした。 彼の愛車はID.4のなかでももっともハイパフォーマンスな「ID.4 GTX」。日本未導入のこのグレードは、2モーターの4WD仕様で、最高出力220kW(299PS)を発揮するというスポーツモデル。こんなクルマに乗れるなんて、なんともうらやましいかぎりです。 そんなマルクスさんにID.4 GTXを購入した理由を尋ねると、「これからはEVの時代だと思ったので!」と明確な答えが返ってきました。とはいえ、ID.ファミリーのトップバッターである「ID.3」が登場した時点ではすぐに動き出すことはありませんでした。「1年半くらい前にID.4 GTXを試乗する機会があって、踏んだ瞬間から力強くダッシュするID.4 GTXのパンチ力にすっかり惚れ込んでしまい、即決でしたよ(笑)」。

VOL.14
欧州メーカーはなぜ電気自動車に走ったのか?:知って役立つEV知識・基礎の基礎/御堀 直嗣 第14回

EVの知識を、最新情報から「いまさらこんなこと聞いていいの?」というベーシックな疑問まで、ベテラン・ジャーナリストが答えていく連載。今回は欧州メーカーの特集です。 日本市場参入が遅かった欧州製EV 日本市場では、欧州からの電気自動車(EV)攻勢が活発に見える。ドイツの「BMW i3」が発売されたのは2013年秋で、日本市場へは2014年春に導入された。 日本の自動車メーカーがEVを市販したのは、2009年の「三菱i-MiEV」の法人向けリースが最初で、翌2010年には「i-MiEV」も一般消費者への販売を開始し、同年に「日産リーフ」が発売された。「i3」の発売は、それより数年後になってからのことだ。 ほかに、フォルクスワーゲン(VW)は、「up!」と「ゴルフ」のエンジン車をEVに改造した「e-up!」と「e-ゴルフ」を2015年から日本で発売すると2014年に発表した。だが、急速充電システムのCHAdeMOとの整合性をとることができず、断念している。その後、VWは「e-ゴルフ」を2017年秋に販売を開始した。EV専用車種となる「ID.4」を日本に導入したのは、2022年のことだ。フランスのプジョーが、「e-208」を日本で発売したのは2020年である。 以上のように、欧州全体としては、EVへの関心が高まってきたのは比較的最近のことといえる。 くじかれたディーゼル重視路線 欧州は、クルマの環境対策として、自動車メーカーごとの二酸化炭素(CO2)排出量規制を中心に動いてきた。そして2021年から、1km走行当たりの排出量を企業平均で95gとする対処方法を考えてきた。EU規制は、販売する車種ごとのCO2排出量を問うのではなく、販売するすべての車種の平均値で95gを下回らなければならないという厳しさだ。 対策の基本となったのは、ディーゼルターボ・エンジンを使った排気量の削減と、出力の低下を補う過給器との組み合わせを主体としつつ、ハイブリッドによるさらなる燃費の向上である。 既存のディーゼルターボ・エンジンをできるだけ活用しようとする考えは、欧州メーカーが補機用バッテリーの電圧を世界的な12ボルトから、36ボルトや48ボルトに変更することによるマイルドハイブリッド化に注目してきた様子からもうかがえる。 ところが、2015年にVWが米国市場でディーゼル車の排出ガス規制を偽装していたことが明らかにされた。公的機関での測定では規制値を満たすものの、実走行で急加速などした際に基準を上回る有害物質が排出され、それによって力強い加速を得られるようにした制御が発覚したのである。その影響は、VW車だけでなく、アウディなどVWグループ内に広く影響を及ぼした。

VOL.3
ボルボは新型EVの「EX30」でインテリアに新たな価値を与え、空間を最大限、利用する!

ボルボはEX30の室内で多くの新たなチャレンジを行なっていると謳う。その詳細を小川フミオ氏が訊いていく。連載1回目はこちら、2回目はこちら。 冷たさの排除し素材を“素直”に使う EX30のインテリアが、他車と決定的に違うのは、金属的な表面処理がほとんど見当たらないこと。それは意図的にそうしたのだと、インテリアデザインを統括するリサ・リーブス氏は言う。 「心したのは、冷たさの排除です。使う素材はオネスト、つまり木に見えるものは木であり、また同時に、リサイクル素材を人間にやさしいかたちで使用しました」 インテリアは「ブリーズ」(やさしい風)をはじめ「ミスト」(もや)、「パイン」(松)それに「インディゴ」と4種類(日本はそのうち「ブリーズ」と「ミスト」を導入)。 「ブリーズを例にとると、デザインインスピレーションはサマーデイズ。シート表皮の素材はピクセルニットとノルディコ、ダッシュボードの飾り材はパーティクル、そして空気吹き出し口のカラーはブルーです」 リーブス氏は説明してくれる。 「ピクセルニットはPETボトルをリサイクルしたもの。それを3Dニッティング(立体編み)プロセスでシート用素材にしています。組み合わせるノルディコは、PETボトルなどのリサイクル素材、北欧で計画的に伐採された木から採取された素材、リサイクルされたワインコルクなどで作られたテキスタイルです」 ダッシュボード用のパーティクルは、窓枠やシャッターを中心に工業廃棄物であるプラスチックを粉砕したものだし、フロアマットは漁網をリサイクルしたという。 「リサイクル材とともに、インテリアは雰囲気を統一したので、私たちは“ルーム”という名を与えています。インディゴの場合、デザインインスピレーションは”夜のはじまり”で、デニムをリサイクルしたときに余る糸を使った素材をシート表皮に使っています」 シートじたいは「スニーカーにインスパイアされた形状」(メイヤー氏)だそうだ。

VOL.2
ボルボの新型電気自動車「EX30」にはスターウォーズのデザインが取り入れられている!?

エンジンの回転の盛り上がりには、時に人間的な表現が用いられる。しかしBEV(バッテリー電気自動車)はエンジンもなく無音なため、より無機質な、機械的な印象が強くなる。ボルボはそんなBEVに人間的な要素を入れたと主張する。連載1回目はこちら。 どことなく楽しい感じの表情 ボルボEX30は、いってみれば、二面性のあるモデルだ。ひとつは、地球環境保全(サステナビリティ)を重視したコンセプト。もうひとつは、大トルクの電気モーターの特性を活かしたスポーツ性。 デザイナーは「いずれにしても、BEVと一目でわかってもらうデザインが重要と考えました」(エクステリアデザイン統括のTジョン・メイヤー氏)と言う。 「もちろん、昨今ではICE(エンジン車)かBEVか、デザインをするときあえて差別化をしないのが世界的な流れです。ただし、私たちとしては、スカンジナビアデザインの原則を守りつつデザインしました」 メイヤー氏の言葉を借りて、この場合のスカンジナビアデザインの肝要を説明すると「形態は機能に従う」となる。 「そこで、上部に開口部とグリルはもたせないようにしようと。ただし(インバーターなどのために)空気を採り入れる必要はあるので、下にインレットは設けています」 ボルボ車のデザインアイディンティティである「トール(神の)ハンマー」なる形状のヘッドランプも採用。ただし、カバーで覆った一体型でなく、四角いLEDのマトリックスが独立しているような形状があたらしい。 「そうやって出来上がったのがこのデザインです。顔になっていて、そこには眼があって、鼻があって、口があるんです。どことなく楽しいかんじで、これまで以上に人間的な表情を実現しました」 暴力的でもなければ、ロボット的でもない。メイヤー氏はそこを強調した。

VOL.1
ボルボの新型電気自動車「EX30」は、相反する2面性を合わせ持つ文武両道なクルマ

ボルボの新たなBEV(バッテリー電気自動車)として、ついに10月2日から「サブスク」モデルの申し込みが始まるEX30。この「ボルボ史上最小のBEV」はどのように開発されたのか。ミラノで行われたワールドプレミアに参加した小川フミオ氏が関係者の声とともに振り返る。 スカンディナビアン+デジタル 2023年6月に登場したEX30は、コアコンピューティングテクノロジーを大胆に採用する、ボルボの新世代BEV。 内容にとどまらず、同時に、デザイン面でもさまざまな大胆な試みがなされているのも特徴だ。 いってみれば、伝統的ともいえるスカンディナビアンテイストに、デジタライゼーションの融合。 「私たちのデザイン的価値のすべてを小さなフォーマットで具現」したモデルと、ボルボ・カーズはプレスリリース内で謳う。 「非常に電気自動車的なデザインで(中略)閉じられたシールド(フロントグリルの開口部のこと)とデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライト」がフロント部の特徴とされる。 さらに新世代BEVとしてボルボが狙ったものはなんだろう。ミラノでの発表会において出合った担当デザイナー(たち)に、デザインの見どころと背景にあるコンセプトを取材した。

VOL.5
「BMW iX xDrive50」の高速電費は我慢不要! ロングドライブにうってつけのEV

[THE EV TIMES流・電費ガチ計測] THE EV TIMES(TET)流電費計測の5回目を、8月に「BMW iX xDrive50」で実施した。車高の高いSUVにもかかわらず、高速巡航時に電費が低下しにくいのが特徴だ。その詳細をお伝えする。 ※計測方法などについてはこちら、試乗記はこちらをご覧ください。 100km/h巡航でどんどん行こう iX xDrive50のカタログに記載された「一充電走行距離」は650km(WLTC)で、電池容量は111.5kWhだ。650kmを実現するには、電費が5.83km/kWh(以後、目標電費)を上回る必要がある。 各区間の計測結果は下記表の通り。5.83km/kWhを上回った場合、赤字にしている。 これまでのTETによる電費計測で初めてA区間の往路と平均で目標電費を超えた。A区間のように標高差が少ない場所では同じ状況になり得る、つまり100km/h巡航で一充電走行距離の650km近くを走破できる可能性がある。   100km/h巡航でも600kmは走れそう 各巡航速度の平均電費は下表の通りだ。「航続可能距離」は電費にバッテリー総容量をかけたもの、「一充電走行距離との比率」は650kmに対して、どれほど良いのか、悪いかだ。 iXのエクステリアは、大きなキドニーグリルが特徴的だ。ざっくり言えば全長5m、全幅2m、全高1.7m、車重2.5トンの堂々としたボディだが、Cd値が0.25と優れている。 100km/h巡航におけるiXの電費は、5.71km/kWhであった。絶対的な数値としては決して高くないが、一充電走行距離との比率を計算すると98%と、これまでにTETが計測したデータの中で最高の結果を記録した。120km/h巡航でもこの数字は78%であった。 つまり、iXは高速巡航でも電費の低下が少ないEVだといえる。 ちなみに、過去に計測したメルセデス「EQE 350+」は、この100km/h巡航時の比率が90%だった。EQEはセダンボディで背が低く、Cd値0.22で、高速巡航には有利であることを考えても、iXの98%という数字の凄さが分かる。 この結果は、空力性能の良好さと高効率なパワートレインの賜物ではないかと思う。BMWが「テクノロジー・フラッグシップ」「次世代を見据え、長距離走行が可能な革新的な次世代電気自動車」と謳っているだけのことはある。これらの記録を塗り替えるクルマが現れるのか、今後の計測が楽しみだ。   各巡航速度ごとの比率は以下の通り。80km/hから100km/hに速度を上げると21%電費が悪くなる。120km/hから80km/hに下げると1.6倍の航続距離の伸長が期待できる。

VOL.19
ぐっとパワフルな2024年モデルのフォルクスワーゲン「ID.4」をミュンヘンで緊急試乗! [ID.4をチャージせよ!:その19]

コンパクトSUVタイプの電気自動車「ID.4」が2024年モデルにアップデート。この最新版をドイツ・ミュンヘンでさっそく試乗しました。 モーターのパワーは60kW増し 「ID.4」が2024年モデルにアップデートし、コックピットのデザインが様変わりしたことは、前回のコラムで述べました。さらに今回の仕様変更では、走りにかかわる部分にも手が加えられています。 一番の変更が、新開発のモーターが搭載されたこと。フォルクスワーゲンでは、ID.ファミリーのプレミアムセダンである「ID.7」に、新たに開発した「APP550」型の電気モーターを採用しました。最高出力は210kW(286PS)と実にパワフルです。これが2024年モデルの「ID.4プロ」にも搭載されることになりました。これまでの「ID.4プロ」の最高出力が150kWですので、出力は60kW、4割増しという計算。最大トルクも従来の310Nmから545Nmとなり、こちらは75%の大幅アップです。 バッテリー容量は77kWhで変更はありませんが、2024年モデルからはバッテリーの“プレコンディショニング機能”を搭載し、冬の寒い時期、充電前にバッテリー温度を高めておくことで充電量の低下を抑えることができます。これはうれしい! 他にも、可変ダンピングシステムのDCC(ダイナミックシャシーコントロール)の改良なども行われ、果たしてどんな走りを見せてくれるのか、興味津々です。 早く乗ってみたいなぁ……と思っていたら、なんとうれしいことに、発表されたばかりの2024年式ID.4 プロ・パフォーマンスを、ドイツ・ミュンヘンで試乗するチャンスに恵まれました。試乗時間は約20分と超ショートですが、わが愛車のID.4 プロ・ローンチエディションと比較するには十分な時間です。

VOL.18
ミュンヘンで「ID.4」の2024年モデルに遭遇! [ID.4をチャージせよ!:その18]

ミュンヘンモーターショー(IAA)のメイン会場近くで、フォルクスワーゲンがメディア向けイベントを開催。そこで、2024年モデルの「ID.4」に遭遇しました。 見た目は同じ イベントスペースのパーキングに待機していたのは、“コスタアズールメタリック”のボディが爽やかな「ID.4 プロ・パフォーマンス」。日本のラインアップにはないボディカラーに目を奪われますが、エクステリアデザインはこれまでと同じで、私の愛車の「ID.4 プロ・ローンチエディション」との違いは1インチアップの21インチホイールが装着されていることくらいです。 ところが運転席に座ると、コックピットの眺めに違和感が! マイナーチェンジでもないのに、コックピットのデザインが私のID.4 プロ・ローンチエディションと大きく変わっていました。 ご存じのとおり、フォルクスワーゲンなど多くの輸入ブランドでは“イヤーモデル制”を採用していて、毎年のように細かい仕様変更を実施。エクステリアデザインは一緒でもパワートレインや装備が変わるというのはよくあること。この2024年モデルでは、インテリアのデザインまで様変わりしていたのです。 真っ先に気づいたのが、ダッシュボード中央にあるタッチパネルがリニューアルされていること。2022年モデルのID.4 プロ・ローンチエディションでは12インチのタッチパネルが搭載されていますが、この2024年モデルでは12.9インチにサイズアップが図られたのに加えて、デザインも一新され、明らかに使い勝手が向上していました。

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