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EVはアリだがPHEVはナシ! 自宅で充電できない人が「充電式のクルマ」買うケースを考えてみた


TEXT:御堀直嗣 PHOTO:TET編集部
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電動車それぞれにおける充電との付き合い方

電気自動車(EV)普及のカギを握るのが、基礎充電の充実だ。

基礎充電とは、自宅や勤務先などで、200V(ボルト)による普通充電での充電をいう。同じく200Vでの普通充電でも、旅先など目的地で時間をかけて充電することを、目的地充電という。基礎充電と同じように、目的地の宿泊先などで寝ている間に満充電にする方法だ。

普通充電のイメージ

これに対し、移動途中の充電不足に対処するため行うのが、急速充電だ。

海外に比べ日本でEVの普及が進まない最大の要因は、普通充電を誰もが利用できるわけではないという駐車場事情による。ことに、マンションなど集合住宅の駐車場や、月極駐車場を利用する場合、基礎充電が実現しない事例がある。それでも、設置の便宜をはかる事業者の尽力により、集合住宅では実現の可能性が出てきている。

急速充電のイメージ

一方、月極駐車場の場合は、住まいが集合住宅だけでなく戸建てでも、地主や不動産業者の理解を得られないと、基礎充電の設置が難しい場合がある。

では、基礎充電ができなければ、EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)を選ばないほうがいいのだろうか?

EVもPHEVも、充電をするという意味においては似たように見えるかもしれない。だが、ここでは、EVとPHEVをわけて考えるべきだ。事実EVは、充電しなければそもそも走れない。したがって、基礎充電ができなくても、急速充電を利用して充電しなければ、使えない。

ボルボ EX30の充電イメージ

その際に、ふたつの視点が考えられる。

ひとつは、頻繁に急速充電をしなくても、日常の用途の範囲であれば数日間充電が不要になるような、車載バッテリー容量の多い車種から選ぶということ。

ただし、ほとんど遠出をしないのであれば、日常的に必ずしも必要としない大きなバッテリー容量をいわばもち歩くこととなり、車両重量が重いぶん、電力消費率は悪化する。電気代がそのぶん増え、最善とはいい難いEV使用の仕方になってしまう。

それでも、EVに乗りたい気もちは満たされる。

日産リーフ(3代目)

ふたつ目は、自宅の最寄りに比較的高性能な急速充電器が存在する場合、30分ほどの時間を費やすことにはなるが、近所で充電できるならそれほど気にならない人には、EVを選ぶ意味がある。

バッテリー容量の多いEVで、より長い時間充電が必要になる場合でも、その間、空調を使いながらスマートフォンを見ていることで気もちがまぎれる人もいるだろう。自宅でスマートフォンを使うか、EVの充電中にスマートフォンを使うかの違いと思えるなら、基礎充電のできない住宅事情でもEVを選ぶ意味は生まれてくる。

施設内の急速充電器のイメージ

ちなみに、近隣に複数の急速充電器がある場合、今日はどの充電器を使ってみようかと、そんな好奇心で、急速充電しかできなくても満たされている人がいる。

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