EVヘッドライン
share:

ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】


TEXT:篠原知存 PHOTO:篠原知存
TAG:

MSIの充電器「EVシリーズ」がJARI認証を取得/EVライフがもっと身近でスマートに

「MSI」と聞いて「あの龍のマークの!」と連想するゲーマーは多いはず。台湾発のPCメーカーとして、ゲーミングノートPCなどでトップシェアを誇るMSI。その技術力を注ぎ込んだEV用AC普通充電器「EVシリーズ」が、EVユーザーの間で存在感を高めつつあります。同社でEV充電ソリューションを担当するAki Lin(林育竹)さんに、製品の魅力について、ユーザー目線でお話を伺ってきました。

MSIジャパンEVSE営業部のAki Lin(林育竹)さん

まずはMSIについて。1986年に創業した台湾に本社を置くPCメーカーです。ゲーミング分野では知名度抜群で、ゲーミングノートPCやグラフィックカードは、日本でもトップシェアを誇ります。電源制御技術やAIoT事業(人工知能×IoT)などで培ったノウハウを活用して、EV充電器市場に参入したそうです。ゲーミングPCのDNAが生きているEV用充電器と聞くと、なんだかワクワクしますね!

「EV充電器は約4年前から開発し始めました。本社で営業チームを立ち上げたのは2024年1月。日本やタイ、オーストラリアなど海外への進出も視野に入れて、まずは台湾でビジネスをスタートしました」

現在、EVSE営業部で課長(EVSE & IPC Sales Manager)を務めているAkiさんは、それまでビデオカードの営業チームに所属していましたが、自ら異動を申し出たそうです。

「新しいことにチャレンジしたいと思っていたんです。国際的にみるとEVが急増している国もあります。台湾もEV普及率はいま10%ぐらいに増えています。でも、日本はまだ3%程度。それは『チャンスがある』ことも意味します。たとえば、中国では新エネルギー車(EV/PHEV)がもう半数を占めていて、価格競争が熾烈です。参入は簡単なことではありません。私たちは、カーボンフリーの未来を目指して、技術力を活かした社会貢献をしたいと思っていて、日本市場にビジネスチャンスもあると感じています」

カーボンフリーの未来とビジネスの両立を目指す

脱炭素を掲げて社会インフラを作り上げる仕事は、確かにやりがいがありそう。Akiさんは子どものころから日本語を学んでいて、大学卒業後は台湾で日系企業に就職。その後、航空業界などで対日ビジネスを担当してきました。その実績を買われ、MSIが日本でEV充電器の発売を始めた昨年7月から、最前線でセールスを率いています。

「最初は、MSIがEV用充電器を作っていることを知ってもらうために、日本各地で行われる展示会に出展して、製品をアピールしてきました」

日本のユーザーが求める「クオリティへのこだわり」もしっかり理解しているAkiさんは、MSIのEV用充電器のアピールポイントは「良質なデザイン」と「使い勝手のよさ」と話します。

「アプリで管理」でEVライフをレベルアップ

日本で取り扱っている「EVシリーズ」には、シンプル機能の『EV Life』、RFID(充電カード)が使えるグレードアップ版の『EV Life Plus』、7インチディスプレイのついた最上位機種『EV Premium』の3機種。いずれもモバイルアプリでユーザー認証や充電スケジュールの管理ができるというのが特徴です。

モバイルアプリの画面

充電を電気代が安い夜間に自動スタートさせたり、全体の電力使用量が少ない時間帯を選んだり、最大電流量を調整したり、きめ細やかな設定をすることができます。設定を済ませれば、ユーザーがしなくてはならないのは、帰宅後に充電プラグを挿すことだけ。EVライフが、グレードアップしますね。

「不特定多数には使わせないように、使用者を管理できる認証機能も便利です。たとえば会社の駐車場などオープンな場所で複数の利用者がいても安心して使っていただけます。それに、最上位機種のディスプレイは充電状況や充電電力量をひと目でチェックできるようになっていて、Plus以下の機種でもモバイルアプリを使えばリアルタイムでデータを表示できます」

EVシリーズの住宅への設置事例

「いま、どれくらい?」が可視化されているのは、うれしい機能です。エネルギーが溜まっていく様子が見えるのは、EV乗りのささやかな楽しみのひとつですよね。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
more
ニュース
1万100Nmの暴力的パワーと260万針の贅沢! ロールス・ロイス最高峰EVの「スペクター」が「シリーズII」に進化した
日産のビッグネーム「プリメーラ」がEVセダンとして復活! 「ナバラPHEV」と同時発表も詳細は謎だらけ
実質300万円台のフレンチEVが登場! シトロエン新型「ë-C3」は航続388kmでコスパも抜群
more
コラム
電気代ゼロで毎日64kmも走れるクルマ……は夢じゃなく現実だった! アメリカで誕生した超高効率ソーラーEV「アプテラ」が本当にアリ
クルマ好きならずとも知っておくべき一般教養! EVに関連する17の用語
日本でもついにEVが普及し始めた! リーフにbZ4Xに海外勢と売れてるEVの実名
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択