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中国ブランドのBYDが日本メーカーを動かすか!? 今度はPHEVのステーションワゴンで日本市場を揺るがす


TEXT:桃田健史 PHOTO:THE EV TIMES
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新型「SEAL6」の導入を発表したBYD

BYDが新たなモデルを日本市場に導入する。モデル名は「SEAL6」だ。BYDは「Atto3」で日本に上陸し、エントリーモデルの「DOLPHIN」、さらに上級な「SEAL」と「SEALION 7」とBYDの真骨頂であるEVを相次いで投入してきた。日本のメーカー、販売店、そしてユーザーが「ついに中国メーカーが日本で本気になった」と、BYD事業展開の今後を見守ってきたところだ。

BYDシール6のフロントスタイリング

そうしたなか、BYDの次の一手がPHEV(プラグインハイブリッド車)だった。筆頭となったのが、「SEALION6」である。2025年12月に都内で開催された発表記者会見では、単なる車両紹介ではなく、BYDのPHEV技術開発に関するこれまでの経緯と今後の方針が示され、詰めかけた報道陣の多くがBYDの技術的ポテンシャルの高さに驚いた。

次いで静岡県内で実施された「SEALION6」の報道陣向け試乗会に参加したが、BYDがいう「スーパーハイブリッド」という名称を納得することができる走り味であった。基本的にはEV走行が主体で、必要に応じてエンジンが始動するものの、その音や振動が少なくとても静かなのだ。

BYDシーライオン6のフロントスタイリング

さらに、車体(プラットフォーム)を中核とするクルマの本体がしっかり作り込まれていており、背か高く重量が重いSUVとPHEVとの相性がとてもよかった。

BYDはPHEV開発の歴史も長く、中国国内でEV需要が拡大する時期にPHEV開発を着実に進めてきた。中国ユーザーは近年、長距離移動ではEVよりもPHEVやレンジエクステンダーを好む傾向がある。

そうしたPHEV技術を、より車高が低いステーションワゴンというカテゴリーに導入したのが「SEAL6」だ。日本では、「レガシィ」を筆頭として一斉を風靡したステーションワゴンであったが、アメリカを基点とするグローバルでのSUVシフトの大波を受けて、日本ではステーションワゴン系モデルが「レヴォーグ」などの少数派となってしまった。

BYDシール6の走行シーン

一方、欧州では、いわゆるシューティングブレークのカテゴリーが継続しており、ジャーマンブランドでは根強い人気を得ている状況だ。

BYDとしては、多用なモデルカテゴリーを展開しEVとPHEVを国や地域の市場に合わせてラインアップする戦略である。日本メーカーもBYDの影響を受けて、ステーションワゴンPHEVという分野が今後、広がっていく可能性があるかもしれない。

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