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EVのリセールはやっぱり安かった……のにテスラを乗り継ぐってどういうこと? 【テスラ沼にはまった大学教授のEV生活・その1】


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:琴條孝詩/TET編集部
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愛車を乗り換えるタイミングがやってきた

私の愛車テスラ・モデルYに、いよいよ最初の車検期限が近づいてきた。車検を受けるべきか、売るべきか? というのも、モデルYのリセールバリューは決して高くない。これはテスラに限った話ではなく、EV(電気自動車)は一般的にリセールバリューがよくないといわれている。補助金やバッテリーの劣化度合いがわからないのが要因だ。そこで、「新型モデルYも発売されたことだし、できるだけ高く売れるうちに売ってしまおう」、という考えがもち上がった。

筆者の元愛車のテスラ・モデルY

まずはテスラにメールで査定を申し込む。回答は「走行データのみで算出した概算査定額は235万円となります。いまなら20%up→282万円となります!」。20%アップとはいえ、思ったよりも低い……。買取業者にお願いしても同額程度か、これよりも低い可能性があるだろう。となれば、個人売買を仲介している業者にお願いするしかない。

そこでWebを検索して、誠実そうなサービス会社に依頼した。私のクルマはモデルY RWD、ステアリングはヨークハンドルに変更してある。購入した翌日にワインレッドのビーガンレザー製シートカバーを装着していたので、シートの傷みはほとんどない。そこで売却手数料とローンの残債を考慮して付けた売却価格は350万円。ちょっと強気ではあるが、値下げ交渉にも耐えられる価格を付けてみた。

筆者の元愛車のテスラ・モデルYの車内

そして、ひと月が経ち、そろそろ車検期限も近づいてきた。車検が切れては元も子もない。売れずに自分が乗り続けることも考え、延長保証加入も念頭にユーザー車検を受けることにした。テスラの延長保証は「納車から4年以内+走行距離8万km未満」の場合、モデルYで2年間、税込み14万9600円。決して安くない値段だが、テスラは修理費が高額になりがちなため、保証は必須。購入条件であるサービスセンターでの点検も必要だ。

<20万円の値引きを受け入れて売却>

車検も無事終了して、いつものようにモデルYを楽しんでいたある日。業者からメールが届いた。「あなたのモデルYを330万円なら即決で購入したいというお客さまがいる」とのこと。う〜ん。希望価格より20万円も安いが、これが潮時か。手数料を引かれて手取りは約300万円。

じつは、この300万円という数字、私にとって絶妙なラインだった。ローンの残債とほぼ同額。つまり、車両代の借金をチャラにして手放せる計算になる。完全に「得をした」わけではない。ユーザー車検とはいえ、延長保証も加入して、もち出しも約20万円と当初よりも多くなっている。

これらの費用を合計すると、ローンの残債が消えたからといって、手放しで喜べるほどのプラス収支にはならない。ただ、次のオーナーに安心して乗ってもらえると思えば、それもアリか……。私は売却を決意した。

テスラショールームのイメージ

そうとなれば話は早い。当初の計画では、いったんモデルYを売却して身軽になり、じっくりと次の相棒を探すつもりだった。もちろん、EV以外を買うつもりは毛頭ない。とはいえ、国産車EVも魅力的なモデルがそろってきたが、テスラに勝る魅力を感じなかった。来年(2026年)にお得なキャンペーンがあるときにでも再度テスラを購入しよう、と思っていた。

だが、じつは私には知人にテスラを紹介したクレジットポイントが、なんと30万円分もあったのだ。どうしたものかと悩み、テスラに確認してみると「アプリ上に次の車両が登録されていればクレジットは消滅しません」との回答。つまり、いまのモデルYを手放す前に、次のテスラを注文してアプリに紐付ける必要があるということだ。

「なんだ、結局すぐにテスラを買えということか」

クレジットポイントに背中を押されたような形だが、これで選択肢が絞られ、迷いが消えた。「いま買うしかない!」。そうなると候補はふたつ。モデル3か、モデルYか?

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