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3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは


TEXT:高橋 優 PHOTO:トヨタ自動車/TESLA/Lucid/EV Native
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レクサスらしい豪華装備が満載

レクサスが新型EVであるTZのワールドプレミアを開催し、日本にも投入する方針を表明しました。レクサス初となる3列シート搭載EVとして、どれほどの競争力を実現しているのかを分析します。

レクサスはTXと名付けられた北米市場限定の3列シート搭載中大型SUVを発売中です。TXは全長5160mm、全幅1990mm、全高1780mm、ホイールベース2950mmであり、ハイブリッド車を含む内燃機関モデルのみの設定。またLXやGXなど、中大型〜大型SUVをさらにラインアップして、近年需要の高まるSUVセグメントに多様な選択肢を提供しています。

レクサスTX

そしてレクサスがSUVのラインアップに新たな選択肢を提供してきたのがバッテリーEV、なかでも3列シート搭載SUVです。すでにレクサスはミッドサイズSUVセグメントにRZを投入済みですが、今回投入されたTZは3列シート搭載の6人乗り中大型SUVです。全長5100mm、全幅1990mm、全高1705mm、ホイールベース3050mmと、TXのEVバージョンというイメージです。またTZは、トヨタの3列シート電動SUVであるハイランダーEV、およびスバルゲッタウェイの兄弟車ともなります。

新型TZは450eと550eとしてふたつのバッテリー容量を設定。550eには95.82kWhという大容量バッテリーを搭載することで、日本WLTCモードにおける航続距離は620km以上を確保しました。ちなみに95.82kWhバッテリーは韓国LGESソリューション製バッテリーであると推定可能です。すでにトヨタは2023年中にLGESとバッテリー調達に関する戦略的パートナーシップを締結済み。最新のNMCA材料を採用するパウチ型セルを生産すると発表しており、おそらく、このバッテリーセルとモジュールが、今回のTZ、およびゲッタウェイやハイランダーEVの95.82kWhバッテリーの中身でしょう。

レクサスTZ

そして、TZにはレクサスならではの豪華装備内容が網羅されているという点が重要です。

・助手席と2列目キャプテンシートに対してレッグレストを採用
・1列目と2列目ドアそれぞれに対してソフトクローズ機能を実装
・電動サンシェード付きの開閉機能付き大型ガラスルーフ
・非照射面の角度設定にこだわったアンビエントライト
・京都 嵯峨野の竹林の空気を落とし込んだフレグランスシステム
・マークレビンソン製21スピーカーシステム

このようにレクサスに相応しい豪華装備内容を網羅しています。また大型SUVにおいて懸念される取りまわしや後席空間の快適性を向上するために、最大切れ角4度の後輪操舵機能を搭載することで、最小回転半径を5.4mにまで縮小させることに成功。さらに後輪操舵とDirect-4 AWDシステムを組み合わせることで、とくに後席の乗り心地を最適化する”Rear Comfortモード”も実装。

ドライバーの運転体験の向上のため、アクセルオフ時の回生力を最大0.2Gにまで拡大することで、ブレーキペダルへの踏み替え頻度をさらに低減。またRZにも採用されている、パドルシフトを介して8速の仮想有段ギヤをコントロールすることで、マニュアルトランスミッションを操作しているような感覚で駆動力を制御可能な“インタラクティブマニュアルドライブ”を実装し、さらにレクサスLFAのV10サウンドを模倣する、独自のフェイクエンジンサウンドも実装することで運転時の高揚感を演出しています。

レクサスTZのインテリア

このようにして、同じプラットフォーム上で開発するハイランダーEVやゲッタウェイと比較しても、より豪華装備内容を盛り込むことで差別化を図ってきているのです。

※充電ポートはレクサス初となる電動開閉機能を採用。またACとDC充電口を同じ充電ポートに配置することで利便性を向上。

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