コラム
share:

ボルボから驚異のコスパを誇るEV「EX60」が発表! 日本にも年内投入予定!!


TEXT:高橋 優 PHOTO:ボルボ/EV Native
TAG:

値段設定も超魅力!

そして、EX60において最も驚くべきはその価格設定でしょう。XC60のマイルドハイブリッド車「B5 AWD Plus」が65,090ユーロ、PHEVの「T6 AWD Plus」が75,690ユーロであるのに対し、EX60のRWDモデル「P6 Plus」は62,990ユーロと、なんとマイルドハイブリッド車よりも安価な価格設定を実現しています。さらに、バッテリー容量の大きい「P10 AWD」でも65,990ユーロと、XC60のマイルドハイブリッド車とほぼ同等の価格設定を実現したのです。

まさに内燃機関車とEVをまったく同等の価格にできるという、EX60におけるボルボの収益性の高さが見て取れるでしょう。

ボルボEX60の価格設定

※XC60のマイルドハイブリッドモデルとEX60はまったく同等の価格設定を実現。

その一方で、現在ミッドサイズSUVセグメントにはドイツ車を中心に新型モデルが矢継ぎ早に投入されている状況です。とくにBMWのiX3、メルセデス・ベンツのGLC Electricは、ボルボEX60の直接のライバルとなります。

ドイツ御三家の新型ミッドサイズSUVとテスラのモデルYで車両性能を比較してみると、とくにiX3とEX60は100kWhを大きく超える大容量バッテリーをラインアップしている点が際立ちます。これは、BMWであればX3、ボルボであればXC60といった売れ筋の内燃機関車からの乗り換え層をターゲットにしているためです。欧州WLTCモードで航続距離800km超えを実現し、ガソリン車乗りでも納得できる圧倒的な航続距離の長さをアピールしようとしています。

ボルボEX60とライバル車比較

充電性能についても、モデルY以外の車種は800Vシステムを採用し、モデルYを遥かに凌ぐ急速充電性能を実現しています。なかでもEX60は20分以内でSOC80%まで充電可能とリードしています。EX60とiX3であれば、時速120km巡航でも500kmを大きく超える航続距離を実現できる見込みであり、日本国内であれば、東京・大阪間を制限速度の上限で走行したとしても、無充電で余裕をもって走破できるイメージです。

ただし、今回のEX60をはじめとする新型電動SUVについて懸念されるのが、400V充電器における充電性能です。EX60では最大120kWに制限されるため、400V充電器が大勢を占める日本では800V超急速充電の恩恵を受けづらいのが現状です。これはiX3やQ6 e-tronでも同様の問題であるため、国内における800V充電器の普及が望まれます。

BMW iX3

※iX3は26年夏に国内導入予定。EX60とGLC Electricも年内に導入される見通し。

日本メーカーだけでなく海外メーカーからも次世代EVが次々と導入されることによって、”EVガラパゴス”ともいわれる日本が2026年にどれほどEVシフトを進めることができるのか、大いに期待していきたいと思います。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
BMWの新型EV「iX3」の驚くべき競争力! ライバル比較で死角なし!!
中国BYDが超売れ筋の「スライドドア×スーパーハイト」軽自動車にEVで殴り込み! その名も「ラッコ」ってどんなクルマ?
3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは
more
ニュース
日産リーフに似ているぞと思ったらOEM! 三菱が「エクリプススポーツバック」を北米で発売
EVもHEVと同じ790万円から買える! 8代目新型ESが「レクサス次世代電動車」の先陣を切る
1万100Nmの暴力的パワーと260万針の贅沢! ロールス・ロイス最高峰EVの「スペクター」が「シリーズII」に進化した
more
コラム
なぜEVの急速充電は80%までなのか? 満充電まで達しないように設定している理由は人間に例えれば簡単に理解できた!!
エンジン車よりもEVに乗っているほうが災害時の備えになる……は本当か? ただEVを買うだけではダメで自宅の環境整備との組み合わせが重要だった
EVの主力市場「中国」と「アメリカ」を除いてもEVは着実に売れている! いま世界の新車販売の6台に1台がBEVだった
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択