Contents
いま各地でEV車のオフ会が開催されている!
日々、大小さまざまなオフ会が全国各地で開催されています。しかし、EV車のオフ会はガソリン車のそれとは雰囲気が異なるようです。
そこで今回は「EVの魅力を知る絶好の機会! 興味があるならまずはオフ会に参加するべし!」と題して、EV車のオフ会ならではの特色をピックアップしてみました。
■カスタマイズよりも維持に関する情報交換がメイン
オフ会というと、自慢の愛車をお披露目する場であり、同時にほかのオーナーがどのようにカスタマイズしているかをチェックできる場でもあります。もちろん、部品の入手など、維持に関する情報交換の場でもあるわけですが、普段はSNSなどのオンライン主体の仲間たちと直接会える機会であることも重要なことだったりします。
EV関連のオフ会も、SNSつながりの仲間と会える貴重な機会であり、情報交換の場であることは基本的に同じです。詳しくは後述しますが、カスタマイズよりも「充電問題や航続距離を伸ばす方法」など、いまのところ、実用面に関する話題が中心になっているようです。
■EVの活用法を知ることができる絶好の機会!?
日常生活において、EVとどう付き合うか。各オーナーがそれぞれの生活のなかでノウハウを蓄積している段階です。SNSやYouTubeで知ることもできますが、対面で、しかもそれぞれの愛車が目の前にある状況での情報交換に勝るものはありません。わざわざオフ会に参加するくらいの行動力や積極性があるオーナーだけに、自ら得たノウハウも喜んで教えてくれる人たちばかりです。EVがきっかけとなって新たな友人や知人ができるという時代がすでに始まっているのです。
■騒音問題が起こる可能性が低い
オフ会というと、避けてとおれないのが騒音問題。これまで、全国各地でイベント当日の騒音による近隣住民の苦情が原因でその後の会場の使用許可が下りなくなったり、中止に追い込まれたオフ会がいくつもあります。主催者が苦労のすえに開催にこぎつけたオフ会も、一部の心ない参加者やギャラリーの悪ノリが原因で開催ができなくなってしまうのです。その点、EVのオフ会であれば「爆音の排気音」が出ることがないため、オーナー同士で騒いだり、爆音で音響を鳴らさない限り、騒音をまき散らす可能性が低い点が挙げられます。
■オーナー予備軍&興味がある人でも参加OK
内燃機関のクルマに比べたらEVの普及率はごくわずか。日本国内の新車販売台数の割合ではホンの数パーセントというデータもあるほどです。つまり、EV車オーナーがまだまだ少数派であることを意味します。オフ会を開催しても、規模感でいえばガソリン車にはかないません。しかし、「オーナー予備軍&興味がある人」にまで参加枠を広げれば人数が増えます。さまざまな理由でEVシフトを躊躇している人も、EV車オーナーからの生の声を聞くことで「それなら自分もいけるかも……」といったきっかけにもなるのです。
■EVの利点を活かした車中泊キャンプオフ
EV車ならではのメリットとして、災害時に非常用電源として使える点が挙げられます。多くのEV車にはAC100Vのコンセントが備わっています。スマートフォンの充電はもちろんのこと、扇風機や電気毛布など、数日程度ではありますが、季節に応じた家電の電源として活躍してくれます。EVの非常用電源の利点を活かし、日常生活でも活用できるのが「EVキャンプ」です。最近ではオフ会に「EVキャンプ」が組み込まれ、キャンプを楽しみつつ災害時に困ることのないように日頃から訓練できるというメリットがあります。