コラム
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気になったら迷わず買ってよし! キャブイジリまでしていた生粋のエンジン車好きがEVにどハマリしたワケ


TEXT:琴條孝詩 PHOTO:テスラ
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もうガソリン車には戻れないかも!?

「EV? 電気自動車? 興味がないとはいわないけれど、まだ不便なイメージがあるなぁ」なんて肩をすくめているあなた、ちょっと待ってください。私も以前は同じ立場でした。なんたって大学では自動車部所属、エンジン音、振動、そしてあの独特の匂いに愛着があったんですよね。天候によってキャブレターまで調整していたくらいですから。

でも以前からEVにも興味があって、10年くらい前に発売したてのEVを試乗したんです。が、それが悪かった。長距離は走れないので、ドライブに行ってもバッテリーの残量にドキドキしっぱなし。それで「EVはまだまだだな」と心に刻印されたわけです。しかし、2年前、小耳にはさんだテスラの評判に心動かされて、車検が来るのを機に、思い切って乗り換えてみました。

テスラ・モデルYの走り

すると……いやはやその快適さに驚き。もうガソリン車に戻れないかも!? その理由をお教えしましょう。

まず、その静寂性。エンジン音がないって、こんなにも心地いいものなんですね。信号待ちでアイドリング音がしない。もちろんエンジンの振動もない。近年、アイドリングストップの機能が付いたクルマも多いですが、エンジンが止まったりかかったりする微妙な振動が、じつは嫌だったことに気付きました。いまでは都会の喧騒から解放され、自分だけの静かな空間を手に入れた感じです。

テスラ・モデルYの走り

音に加えて、その臭い。昔は好きだったガソリンの臭いがいまや鼻につくんですよね。それがまったくない。交換するようなオイルもないので、なんか全体的に油臭くないんですよ。それに排気ガスがない。車酔いが激しい家族もEVになって酔わなくなりました。クルマ用のフレグランス商品も買わなくなりましたね。

あと、メンテナンスが手軽。いま書いたようにオイルがないので交換の手間もありません。エンジンまわりの複雑な部品がないので、故障のリスクも低減。ブレーキも、ワンペダル方式では、エンジンブレーキに似たモーター特有の回生ブレーキという仕組みで、アクセルから足を離せば自動的に止まってくれるので、ブレーキディスクがまったく汚れないんですよね。だからオートショップに行かなくなりました。買うものがないんですよ(笑)。

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