コラム
share:

EVを安く乗るなら「回生ブレーキ」の効率化をマスターすべし! EVオーナーが語る誰でもできるエコテク


TEXT:山本晋也 PHOTO:山本晋也/TET 編集部
TAG:

先読み運転や充電率を意識することがポイント

回生ブレーキを活用するポイントは以下の5つだ。

・早めの減速
・予測運転
・下り坂での活用
・ワンペダルドライブ
・走行モードの選択

回生ブレーキ機能が備わっていても、最終的にはディスクやドラムといったメカブレーキを使う。ギリギリまで加速して、急にブレーキをかけるような運転ではメカブレーキの負担が大きく、回生ブレーキを効率的に活用できない。

前方の信号が変わりタイミングや渋滞の発生などを的確に「予測」しつつ、回生ブレーキを効率的に利用できるよう「早めの減速」を心がけている。あまりにも早めに減速するのは後ろを走行するクルマに迷惑をかけるので、その点は注意したいが、全体にマイルドな運転をすることは安全運転にもつながる要素であり、エネルギーを上手に利用するだけではないメリットもあると考えている。

EVのイメージ

もっとも回生ブレーキが利くシチュエーションが「下り坂」であり、とくに長い下り坂は回生ブレーキによってバッテリーを充電するチャンス。エンジン車でも長い下り坂ではメカブレーキへの負担を軽くするため、低いギヤを選びエンジンブレーキを活用する。燃費的にはエンジンブレーキは燃料消費を抑えるだけの効果しかないが、EVやHEVが下り坂で回生ブレーキを活用すれば、バッテリーの充電量が目に見えて増えることもある。

ここでのポイントは回生ブレーキが十分に利用できるようなバッテリーのマネジメントだ。といっても難しい話ではない、この先に長い下り坂があるとわかっているときにバッテリーを満充電することはやめようという程度に理解しておけばいい。たとえば、山頂にあるホテルに泊まったときに、ホテルで満充電にすると帰路で十分に回生ブレーキが活用できずもったいない。70~80%の充電率にとどめておこう……くらいの意識をもっていれば十分といえる。

EVの充電のイメージ

最後にお伝えしたいのは、回生ブレーキを強める機能の活用をもっとも重視しているということだ。

シフトポジション(BレンジやSレンジなど)や走行モード(エコやスポーツなど)を選択することで回生ブレーキが強まるEVは多い。そうしたモードが備わっているかを確認しておいて、状況に応じて切り替えることで、より回生ブレーキを効果的に利用できる。

また、ワンペダルドライブといってアクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールできるEVやHEVも多い。ワンペダルドライブはモーターだけで加減速をコントロールできる機能といえば、一般論でいえば回生ブレーキを最大限に活用できるモードといえる。筆者はワンペダルドライブについては直感的かつ回生ブレーキを活用できる機能として積極的に活用している。

EVのイメージ

ただし、アクセルペダルを離すのではなく、少し緩めて(わずかに踏み込んだ状態)減速をコントロールするという操作はエンジン車とは異なるもので、多少の慣れは必要だろうし、どうしても違和感を覚えるというドライバーもいるだろう。そのドライバーにとって不自然な運転をすることでアクシデントにつながったのでは意味がない。無理は禁物だ。

安全が最優先という大前提があってこその「エコドライブ」であることを、あらためて心にとどめておきたい。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
リーフのバッテリーパックをバラして積むって意外に大変! 初代フィアット・パンダのEV化に挑戦してみた【その5】
「58協定」未加入国のクルマを日本で売るのは難しい! なのに未加入のアメリカや中国のクルマが日本で売られるカラクリとは
20万円も高かったのに20万円安くしか売れない! EVの将来はリセールバリューの向上努力にアリ!!
more
ニュース
ホンダが2026年に発売予定の新型EVは「アシモ」も搭載! アキュラRSXプロトタイプを米国・モントレーで初披露
ファッション&アウトドア好きにも刺さるEV! ヒョンデ「インスタークロス」が先行予約開始でいまなら秋キャンプにも間に合う
一充電走行可能距離はついに1000km超え! 日本でもっとも長く走れる新型EV「Audi A6 e-tron/S6 e-tron」シリーズが登場
more
コラム
やっぱりマンション・アパート住まいにEVは厳しい? EVを2台乗り継ぐライターが語るホントのところ
ボルボのハイパフォーマンスモデルを手がけてた「ポールスター」! EVブランドになるって話もあったけどいまどうなってる?
中国でバッテリー交換式の大型SUVがデビュー! 激安550万円でEVスタートアップが放つ「Onvo L90」の実力をライバルと比較した
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択