コラム
share:

急速充電器使用時の充電性能はやや不満! ヒョンデIONIQ 5 Nをガチで使い倒してわかったマルとバツ


TEXT:高橋 優 PHOTO:EV NATIVE/THE EV TIMES
TAG:

IONIQ 5 Nの性能を全方位チェック!

韓国ヒョンデのハイパフォーマンスEVであるIONIQ 5 Nで恒例の航続距離テストと充電性能テストを行いました。通常のIONIQ 5と比較してどれほどのEV性能を実現することができたのか。リアルワールドにおける航続距離や充電スピードを詳細リポートします。

*航続距離テスト

まず、航続距離テストの前提条件は以下のとおりです。

・GPSスピードの平均車速が時速100kmになるように調整
・途中ノンストップ
・充電残量100%までサービスエリア下り線で充電したあと、途中のインターで折り返して、同じサービスエリア上り線まで戻ってくる。充電残量は10%以下まで減らし切る
・車内の空調システムは基本的に21℃オート。一部車種で温度調整あり(今回のIONIQ 5 Nの場合は22℃オートに設定)
・車種それぞれのオドメーターとGPS上の距離を補正(今回のIONIQ 5 N・21インチ純正タイヤ装着の場合はGPS距離比で1.7%の下振れ)

結果:駿河湾沼津SA下り→大府IC→清水PA上り

・走行距離:387.4km
・消費電力量:100%→6%
・平均電費:5.19km/kWh(192.8Wh/km)
・外気温:23℃〜25℃

ヒョンデIONIQ 5 Nのメーター表示

航続距離テストの結果から、充電残量100%状態からSOC0%になるまで、412kmを走破可能であることが確認できました。

*ハイスピードテスト

次に、ハイスピードテストの前提条件は以下のとおりです。

・GPSスピードの平均車速が時速120kmになるように調整
・途中ノンストップ
・車内の空調システムは基本的に21℃オート。一部車種で温度調整あり(今回のIONIQ 5 Nの場合は22℃オートに設定)
・車種それぞれのオドメーターとGPS上の距離を補正(今回のIONIQ 5 N・21インチ純正タイヤ装着の場合はGPS距離比で1.7%の下振れ)

結果:駿河湾沼津SA下り→新静岡IC→駿河湾沼津SA上り

・走行距離:96.3km
・消費電力量:90%→65.5%
・平均電費:3.97km/kWh(252Wh/km)
・外気温:23℃〜23℃

ヒョンデIONIQ 5 Nのメーター表示

ハイスピードテストの結果から、充電残量100%状態から空になるまで、310kmを走破可能であることが確認できました。

テスト結果(表)

NEXT PAGE
TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
ロングホイールベース化で後席が7シリーズ並! BMW 5シリーズ 「i5 eDrive35L」と「525Li」に「Exclusive M Sport」を追加
中国専売EV第2弾はクロスオーバーSUV! スポーティなクーペ風スタイリングがマツダらしい「EZ-60」を上海モータショーで発表
上海モーターショーで見えたトヨタのマルチパスウェイ! フラッグシップEV「bZ7」とレクサス新型「ES」を同時発表
more
コラム
特別感がないのが逆に強みか? ヒョンデのフラッグシップSUV「IONIQ 9」にチョイ乗りした
中国勢が次に目を付けたのはトルコ! いまトルコはEV激戦区になっていた
まだ誰もEVに注目してない時代から日産は頑張ってた! 1980年代に登場した「EVガイド」「EVリゾート」がエモい!!
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
more
イベント
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
売り物ではなく概念を展示するモデリスタ! 正体不明なトヨタbZ4Xはブランドの「新化」という概念を示すスタディモデルだった【大阪オートメッセ2025】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択