ニュース
share:

ホンダの「H」マークが様変わり! 新たなEVシリーズを2024年末以降に発売予定


TEXT:TET 編集部 PHOTO:ホンダ
TAG:

第2弾のコンセプトモデル「イエGTコンセプト」

イエGTコンセプトは、中国におけるホンダEVの象徴となるモデルを目指して開発された。まだコンセプトモデルではあるものの、GT(Grand Tourer)の名にふさわしいロー&ワイドなシルエットが印象的だ。

2024年4月16日発表 ホンダの新型EVシリーズ「イエ」の第2弾コンセプトモデル「イエGTコンセプト」は、ワイド&ローのシルエットが特徴的

運転席はレーシングドライバー感覚で運転に没入できる空間づくりを行ったという。また、ダイナミクス性能も徹底的に磨き上げ、クルマと一体になって走る究極のドライビング体験の提供を目指している。EVらしい洗練された空間でありながら、赤い内装色も相まってかなりのドライビングパフォーマンスを期待させる。

ホンダの中国向けEV新シリーズ「Ye(イエ)」のコンセプトモデル「イエGTコンセプト」は、レーシングドライバーのように運転に没入できる運転席を目指して開発された

助手席にはホンダの四輪製品としては初となる「遠焦点ディスプレイ」を採用。従来のLCDディスプレイに対してより奥行き感があり、まるで大画面を見ているような体験が可能なのだという。これにより、プライベートシアターのような没入空間が助手席には提供される。

ホンダの四輪製品では初採用の「遠焦点ディスプレイ」を搭載した中国向けEV「イエGTコンセプト」の助手席および運転席まわり

なお、イエGTコンセプトをベースとした量産モデルは、イエシリーズの第2弾モデルとして2025年内の発売を予定しているそうだ。

ホンダは、「2050年にホンダが関わるすべての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルでの目標を掲げている。その実現に向け、中国においては2022年に発売したe:NP1、e:NS1を皮切りに、2027年までに10機種のEVを「Honda」ブランドとして投入し、そして2035年までにEVの販売比率を100%にする意向を示している。

そこで4月25日から開催される2024年北京モーターショーでは、今回発表されたイエシリーズのイエP7、イエS7、イエGTコンセプトの展示をはじめ、e:Nシリーズの第2弾モデルとなるe:NP2、e:NS2やプラグインハイブリッド車など、さまざまな電動化モデルが展示される予定だ。

こと日本国内では「ホンダe」の生産終了が報じられ、EVに消極的なのではないかとの見方もされかねないホンダ。だが今回のイエシリーズのように、2050年のカーボンニュートラル実現に向けては、堅実にローカル市場の需要を見極めている。ホンダは適材適所でEVモデルを投入し、一歩ずつゴールに向けて歩みを進めているのだ。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
EVミニバンは誰が買うのか? VWが明かした意外な「ID.Buzz」の購入者像
フォルクスワーゲン「ID.Buzz」がついに日本上陸! 日本試乗で唯一となるBEVミニバンは888万9000円から
これがウワサのN-ONE EVなのか? ホンダの新たな小型EV「スーパーEVコンセプト」が7月のグッドウッド2025で走る
more
コラム
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な理屈がいまEVでも起こっている! 充電スポットがあるとお店が儲かるのはナゼ?
イーロンマスクの動きで不買運動まで起こったテスラ! EVが伸び悩むいまこの先の戦略はどうなる?
ヒョンデ・インスターは本当に脅威か? 日本にも安いEVはあるぞ!!
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択