独自アプリを使う従量課金制
BEVユーザーとして気になるのは、テラチャージの超急速充電器の利用方法だ。
スマートフォンアプリを使い、QRコードをスマートフォンのアプリで読み込む。
そして、新プランの最も大きな違いは、従量課金制である点だ。
従来の急速充電は、時間による課金が採用されている。だが、急速充電器の最大出力にはかなり大きな差があるのが実状だ。
国は2025年を目途に、急速充電を時間課金から従量課金に移行さえる考えをすでに示しており、テラチャージもその動きに連動する形をとる。
このように、従来の急速充電で課題とされてきた、充電器の出力が低く満充電(または80%)まで時間がかかること、そして時間課金であることについて、テラチャージの新プランが解決するとしている。
また、導入を都内から行う主な理由は、都心には機械式駐車場が多く、EVコンセントや普通充電器の設置が難しい場合が少なくないこともある。
新プランの導入には全体で100億円を超える投資が必要だが、BEV充電関連事業に対して国内および海外から投資意欲が高く、さらなる資金調達の可能性が十分にあるとテラチャージでは見込む。
また、国からの導入補助金の効果も大きい。
自動車メーカーとは別次元の発想で超急速充電事業に名乗りを上げた、テラチャージ。
今後も、同社の事業動向を定点観測していきたい。
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