Terra Motors(テラモーターズ)株式会社は、日東工業株式会社のMode3普通充電器「Pit-2G(ピット・ツージー)シリーズ」をEV充電インフラ「Terra Charge(テラチャージ)」事業に採用した。これによりEV充電器Pit-2Gにおいて「Terra Charge」専用アプリで充電時間の設定や料金決済を行えるようになった。
Mode3普通充電器「Pit-2G」
Pit-2Gは、充電スタンドとして車種を選ばない充電コネクターケーブルを備えているため、EVユーザー自身が自車の充電ケーブルを携行したり、充電の度に取り出して接続したりすることが不要となる。その他にもEVコンセント充電の約2倍のスピードで充電が可能な6kW出力タイプもある。マンションでの使用や外出先でも使用できる「Terra Charge」の充電設備ラインナップの充実に貢献する。
部品供給停止などのリスクが少ない日本製
Pit-2Gはメイドインジャパンの充電器として、ステンレス製筐体に重耐塩塗装を施すなど日本の環境にフィットし、プロユースに応える仕様になっている。充電器は8年といった長期利用が前提となることから、日本製でインフラとしての安全性・信頼性・品質が高いことが特徴だ。さらに部品供給が国内で完結し地政学的なリスクが少ないため、アフターメンテナンスを重視するマンション、ホテル、ゴルフ場などでも、安心して利用できる環境構築が可能である。
Pit-2Gシリーズは、国の補助金対象充電器となるために必要なJARI認証を取得した。これにより令和4年度補正予算による補助金を活用し充電器を導入することができる予定である。
EV充電インフラの「Terra Charge」
テラモーターズが2022年4月より開始した電気自動車向けの充電インフラである。EVの充電設備を始め、充電時間の設定や料金決済を行う専用アプリや管理クラウド、サービスの提供開始に必要な説明、充電設備の設置工事、ハードおよびソフトの管理運営までを一貫してテラモーターズが担うEV向けインフラ事業である。「Terra Charge」によって、日本でEVがもっと身近になる環境づくりを目指す。