EVヘッドライン
share:

ナタリー・ポートマンがBMW“ビジョン・ノイエクラッセ”に乗り込んだ「IAA」のワンシーンを目撃!


TEXT:小川フミオ PHOTO:生方 聡
TAG:

2つのE-TECHエレクトリック。セニックとグランカングーをお披露目したルノー

ルノーも、メッセ会場とオープンスペース、ふたつの場所で積極的に自社の製品のアピールに努めていた。あれ?と思ったのは、オープンスペースでのメーカー名表示。RENAULTでなくてRNLTってなってたことだ。

そっちのほうがおぼえやすいのか。そこはわからないけれど、ルノーもご他聞にもれず、若々しいイメージを演出することに余念がないもよう。

オープンスペースでは、スケートボードやTシャツやパーカなどを積極的に販売。そこにもRNLTの文字が入っている。

そういえば、「ロザンジュ」なる菱形のエンブレムの使いかたも、もう自由自在。スケートボードの裏をみると、なかに文字が入ってしかも横向き、なんてケースもあった。

菱形のモチーフをふくませた建物のステッチのように使ったオープンスペースでも、比較的おおきな面積を使ったメッセ会場でも、ルノーの展示はEVばかり。

1台はミュンヘンで初お披露目された「セニックE-TECHエレクトリック」。アライアンス(日産と三菱)のCMF-EVプラットフォームを使った、ホイールベース2.78メートルのBEVだ。

Cセグメントというから、サイズ的にはVWゴルフなどの市場に向けて開発されている。87kWhの”コンパクト”バッテリーを搭載して、室内を広くとるパッケージングを採用。

荷室容量は545リッターを確保しながら、620kmを超える走行距離を実現しているとされる。

「1996年の初代のようなすぐれたファミリーカーとして、今回のセニックE-TECHエレクトリックを定義。ゆったりと長距離を走っていけます」。ルノーブランドのファブリス・カンボリブCEOは述べている。

プジョーが先鞭をつけた、グリルレスグリルを採用。ここもロサンジュのモチーフなのが目を惹く。ロングルーフがキャビンの広さを物語っており、ルノーは昔からこういうクルマづくりがうまかったと、改めて思い出させてくれた。

もう1台、メッセ会場にあったのが「グランカングー」。Grand Kangooなので、英語ふうに発音するとグランドカングー。ようはさらに大きくなったカングーだ。今回は2代目となる。

ICEバージョンと、エレクトリックバージョンが用意され、後者は45kWhのバッテリーで265kmの走行距離をもつ。パッケージングに特徴があり、3列シートの7人乗りだ。

「グランカングーE-TECHエレクトリック」の最高出力は90kWで、最大トルクは245Nm。ヒートポンプなど、冷暖房において、エネルギー消費を抑えるメカニズムが採用されている。

大きいとか広いとかルノーがさかんに喧伝するわりには、ボディディメンションは現段階で公開されていない。おそらく3.1mていどのホイールベースに、5mちかい全長のボディ、とみるメディアもある。日本でも売られているカングーより40cmていど長くなるのでは。

スライドドアの幅は大きくなって、車内へのアクセスがしやすいことは、ルノーじしんがプレスリリースに記している。荷室容量は500リッターが確保されている。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
日産からセダンのEVが出るぞ! 中国向け車両「N7」を初公開
more
コラム
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択