ニュース
share:

「軽EV」が市民権を獲得か。日産「サクラ」の販売台数が発売1年で5万台を達成。補助金が販売を後押し


TEXT:TET 編集部
TAG:

軽ベストテンも見えてきた

ここで、販売開始から約1年で5万台という数字がどの程度すごいのか他のモデルと比較すると、2022年度軽自動車販売ランキング第10位のダイハツ「タフト」が5万8,208台だから、軽ベストテンにギリギリ入るか入らないかという位置付けとなる。

ただし、サクラは先述のとおり人気爆発のあまり一時新規受注を停止していたから、それさえなければ数字はさらに上向いていたはず。つまり、2023年度は軽自動車販売上位に食い込むポテンシャルを持っているということだ。

 

参考まで注文から納車までがすこぶる順調で実績が2割程度上振れしたと仮定すると、2023年度の販売台数は6万台に載せてくるだろうから、昨年度ランキング9位のダイハツ「ミラ」(6万3,038台)が視野に入ってくる。ミラといえば、軽ハッチバックとして長い歴史を持つモデルだから、そんなビッグネームにサクラが肩を並べるとしたら、電動化時代を象徴する大きなトピックになるのではないだろうか。

もちろん、以上の数字はすべてサクラ単独のもので、車台等を共用する兄弟車の三菱ekクロスevは含んでいない。ekクロスevも年間1万台に迫る勢いで売れており、兄弟トータルではさらに販売は好調なのだ。BEVの普及がなかなか進まない我が国において、突破口を開くのは意外にも軽自動車なのかもしれない。

 

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
BYDの勢いが止まらない! 新エネルギー車の生産台数が世界初の1000万台を突破
日産からセダンのEVが出るぞ! 中国向け車両「N7」を初公開
more
コラム
AM放送が聴けない「電気自動車」が数多く存在! FMラジオは搭載されているのになぜ?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択