コラム
share:

日産創業の地・横浜工場で次世代に向けて進化を準備。エンジン累計4000万基突破取材会で明らかになったこととは?


TEXT:桃田 健史 PHOTO:桃田 健史
TAG:

次世代横浜工場はどうなる?

今回のプレゼンテーションで興味深かったのは、横浜工場がこれから目指す方向性を紹介した部分だ。そこには「技術開発機能を有した量産技術開発工場へ」とある。

さらに「電動化戦略を支える技術」として、軽量化、高効率化、コスト最適化(アルミ車体鋳物、モーター、磁石など)とした。ここでいう、「アルミ車体鋳物」とは、トヨタが「トヨタテクニカルワークショップ2023」で示した「ギガキャスト」に近い考え方であろう。

その詳細については、今回は明らかにならなったが、「(次世代)BEVのコスト最適化の選択肢のひとつとして、我々がまさに(今)取り組んでいるところ」と言うにとどめた。


その他、2024年から実施する全固体電池のパイロットラインについても記者からの質問に対して回答があった。

「(試作製造を)展開する場所を空けること、また工程設備を入れるためのエリアを整えることをすでに着手して(試作製造に向けて)進めている段階」としたほか、日産の総合研究所に横浜工場の関係者が全固体電池製造に関する協議も進めていることを明らかにした。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
価格・航続距離・パフォーマンスでテスラを圧倒!? 中国の巨大スマホメーカー「シャオミ」が作ったEV「YU7」がついにデビュー
2025年はBYD Auto Japanの設立3周年記念! お買い得な限定車「ATTO 3 Black Style」を 全国50台限定で発売
EVミニバンは誰が買うのか? VWが明かした意外な「ID.Buzz」の購入者像
more
コラム
急速充電は人間の「早食い競争」のようなもの! 急速充電の多用が電池の劣化を早めるワケ
スバルに求めてるのはコレよ! 新型EV「トレイルシーカー」の日本導入を切望!!
いまサクラもeKクロスEVも売れている! かつて三菱が挑戦したi-MiEVはもっと評価されてもいいクルマだった
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択