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ポルシェ、EVのハイパーカー「ミッションX」を発表[2023.06.12]


TEXT:福田 雅敏、ABT werke
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ポルシェ・ミッションX(photo=ポルシェAG)

ポルシェのスーパースポーツの血統を受け継ぐスーパーEV
900V対応のエネルギー系統で充電時間は10分強で80%か

【THE 視点】ポルシェは6月8日、次世代のEVスーパースポーツ「ミッションX」を発表した。同社はこれまで、「959」をはじめ、「カレラGT」「918スパイダー」といった「911」シリーズとは別のスーパースポーツ・モデルを導入してきた。「ミッションX」はこれらのスペシャルカーの系譜を受け継ぐポジショニングだという。

公開されている諸元は、全長約4,500mm×全幅約2,000mm/ホイールベース2,730mm。現行型の「911」の頂点「911 GT3 RS」を上回るダウンフォースを発生。パワー・ウェイト・レシオは車重1kgに対し1psに相当する。

バッテリーを座席後部に配置し、ミッドシップ車同様の重量配分を目指した「eコアレイアウト」を採用することで、運動性能も見直しているという。一般的なEVはバッテリーを床下に配置するが、それとは違う配置なのだろう。どのような形状のバッテリーをどのようにレイアウトしているのか気になるところだ。

そして、今回発表された中で気を引いたのは、900Vの高電圧に対応したエネルギー系統を採用している点だ。「タイカン」は800Vであったが、それを100V超えている。それによる大きなメリットは充電速度の向上で、「タイカン」よりも2倍速での充電が可能だそうだ。

ポルシェが日本でも展開を始めている最高出力150kWの急速充電器「ポルシェターボチャージャー」は、「タイカン」の場合は24分で0〜80%の充電が可能だが、「ミッションX」の場合は、単純計算で12分で80%となる(※日本での150kW充電は2023年中に開始予定)。お手洗い休憩くらいの時間で十分な電力を蓄えることが可能ということだ。

これまでEVスーパースポーツは、「リマック」(実はポルシェも出資)といった新興メーカーの独壇場であったが、「ミッションX」にてようやく世界的メーカーがEVスーパースポーツ市場に参画となる。

ポルシェはこれまで、世の先端を行くスポーツモデルをいち早く市場に投入・牽引してきたメーカーだ。具体的な車両情報はほとんど未公開だが、きっとファンタスティックな仕様をもって、ファンを喜ばせてくれるだろう。
(福田雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー)

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デイリーEVヘッドライン[2023.06.12]

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