ボルボが5月9日から1ヵ月をかけて、情報を出し続けてきた新型BEV(バッテリー電気自動車)の「EX30」がいよいよ正式に発表された。欧州では注文受付を開始し、アメリカでは予約注文が可能となった。日本のウェブサイトでは「今夏発売予定」の表示なので、価格も含めた日本での正式発売を待ちたい。
EX30にかけるボルボの意気込み
6月7日の正式発表までに5回にわたりリリースを発表すること自体に、ボルボのEX30に対する力の入れようが窺える。当然フラッグシップでもなく、ボルボ史上最小のSUVなのだが、「お客様にとっても、私たちにとっても大きな意味を持つモデルです。」と同社は謳う。その理由は、EX30が急成長する小型SUVセグメントに参入し、ボルボのベストセラーモデルのひとつとなり、成長目標と収益目標に大きく貢献すると期待しているからだ。
これには、ボルボが2030年にEV専売ブランドになるとの大きな目標を、この小さなモデルからさらに加速させようとする同社の強い意気込みが感じられる。
日本では500万円を切る価格で登場か!?
プレスリリースによると欧州では36,000ユーロ(1ユーロ=150円で540万円)からの価格設定とのこと。イギリスのウェブサイトでは32,940ポンド(1ポンド=175円で約576万円)、ドイツやスウェーデンではサブスクリプションを導入しているようで、それぞれ月額が599ユーロ(約9万円)、5,990クローナ(1クローナ=12.83円で約77,000円)となるようだ。
XC40(BEV)の価格に注目すると、イギリスでの価格が45,650.01ポンド(約800万円)、日本では679万円であることから、EX30は489万円とも計算できる。
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