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イオンでEV電力買取サービス「V2AEONMALL」が開始


TEXT:栁 蒼太
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フェリカポケットマーケティング株式会社は、イオンモール株式会社が運営する「イオンモールアプリ」の追加機能として、EV放電サービス「V2AEONMALL」を2023年5月11日(木)にサービス提供することを発表した。

放電して貢献

「V2AEONMALL」は、家庭で発電した電力をEVでイオンモールに放電すると、「イオンモールの脱炭素社会に向けた取り組みに協力した御礼」として、後日ポイントを進呈するサービスだ。

放電コネクターの抜き差し以外はアプリ操作で完結する。2023年5月リリース時点での導入店舗は、イオンモール堺北花田・イオンモール堺鉄砲町・イオンモール橿原の3店舗となり、イオンモール株式会社では、今後全国へのサービス展開を予定している。

放電の工夫、地産地消の再エネを創出

イオンモール株式会社では、2025年までに同社が管理・運営する国内の約160モールで使用する電力を再エネに転換することを目指し、各地域での再エネ直接契約による実質CO2フリー電力調達から、順次地産地消の再エネへ切り替え、2040年度には同社直営モールにおいて100%地産地消の再エネでの運営に向けて取り組みが進められている。

そして、今回発表の「V2AEONMALL」は、「お客さまとともに脱炭素社会を実現する」という同社の理念が大きく関わっている。顧客を巻き込んだ再エネ循環プラットフォームを整え、顧客の家庭で発電した電力(余剰電力)をEVでモールに放電するというサイクルにたどり着いたようだ。

ところで、V2H〔車(Vehicle)から家(Home)〕を進化させたものと言える本取組は、数多くの商業施設のロールモデルになるのではなかろうか。余った電力を近くのお店に還元、というのが日常の姿になるかもしれない。

【利用の流れ】

①「イオンモールアプリ」にて導入店舗を「よく行くモール」に登録の上、「サステナアクション」>EV放電サービス「V2AEONMALL」を選択

②TOP画面「放電する」よりカメラを起動し、スタンドに設置の二次元コードを読み込む
※使用時にはカメラおよび位置情報の許可が必要

③電気自動車へ放電コネクタを差し込み、認証後、放電時間を選択(放電は30分単位で選択可能)

 ④安全確認後、放電開始

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