完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTURING株式会社(チューリング)は、同社初の車両生産拠点「TURING Kashiwa Nova Factory(チューリング・カシワ・ノバ・ファクトリー)」を新設した。この拠点は2025年に予定している同社製造の自動運転EV100台の生産及び研究開発拠点として活用される。
2023年1月に1台限定で販売した初のエンドユーザー向け製品である「THE FIRST TURING CAR」は、発表から約2週間で成約した。この拠点を5月初旬の操業開始に向けて整備し、自動運転EVの量産に向けた取組みをより一層加速していく。
チューリングはこれまで、柏の葉スマートシティ・イノベーションキャンパス地区(千葉県柏市)のKOIL MOBILITY FIELDにて実際に開発車両を走らせてデータを取得し、車両の開発・実証を進めてきた。
「TURING Kashiwa Nova Factory」は同社製造の自動運転EV車両100台の生産拠点となる。同時に車両の製造能力を獲得していくために、安全に車を分解し、車の構造を理解し、組み立てることができる研究開発拠点としても活用する予定だ。このファクトリーはチューリング本社と同じ千葉県柏市内にあり、アクセスの良い常磐自動車道柏インターチェンジ付近に位置している。
2025年中に100台、2030年中に10,000台の自動運転EV車両の製造・販売に向け、研究開発に取り組んでいく。
■チューリングについて
世界で初めて名人を倒した将棋AI「Ponanza」の開発者である⼭本⼀成氏と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究し、Ph.D.(博士号)を取得した⻘⽊俊介氏が2021年に共同創業した。AI深層学習技術を⽤いた限定領域に留まらない、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップである。
社名:TURING株式会社
代表者:代表取締役 ⼭本⼀成
設⽴:2021年8⽉
資本⾦:3,000万円(2022年9⽉末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
本社:千葉県柏市若柴226番地44中央141街区1
URL:https://www.turing-motors.com