#EV活用
バッテリキューブ(photo=日立製作所)
TEXT:福田 雅敏/ABT werke
トレーラー型の緊急用バッテリー登場……三菱・日立、使用済みバッテリーの再活用を事業化へ[2023.09.29]

EVで10年使用したバッテリーはその後20年間の使用が可能 V2X用のバッテリーに移動機能を加えれば活用方法が拡大 【THE 視点】三菱自動車と日立製作所は、電動車の使用済みリチウムイオン・バッテリーを活用した可動式蓄電池「バッテリキューブ」の共同実証を9月25日より開始した。「アウトランダーPHEV」に搭載されていたバッテリーを「バッテリキューブ」に搭載し、その実用性を検証する。 検証内容は、広域災害等による停電を想定し、日立ビルシステムのV2Xシステムと「バッテリキューブ」を「CHAdeMO」に対応したV2Hコネクタを介して接続し、日立標準型エレベーター「アーバンエース HF」を駆動するというもの。実績のあるV2H機能搭載の電動車からの給電に加え、バッテリキューブからの給電を組み合わせることで、災害時の継続的なバックアップ電源の確保を目指す。 三菱と日立はそれぞれ、電動車のバッテリーのリユースと「バッテリキューブ」を2024年度に事業化することを目指しており、双方が連携して企業や自治体などへの導入を推進していく。 また、再生可能エネルギーの有効活用に向けて、電動車や「バッテリキューブ」と太陽光パネルなどを連動させるエネルギーマネジメントの共同実証も行なう予定。さらに、電動車バッテリーを再利用するだけでなく、その後の再資源化も検討し、電動車のバッテリーのサーキュラーエコノミーの実現をめざす。 三菱はこれまでも、電動車バッテリーの寿命を延ばすことに加え、リユースバッテリの活用を進めてきた。2023年4月からは岡崎製作所(愛知県岡崎市)に「アウトランダーPHEV」の使用済みバッテリーを活用した自律型街路灯を設置し、実証実験を行なっている。 日立は、株式会社日立ハイテクとともに「バッテリキューブ」の事業化の検討を進めている。2023年6月にはセブンイレブン・ジャパンと連携し、バッテリキューブを「セブンイレブン三郷彦成2丁目店」に設置し、実証実験を開始している。また、日産の「サクラ」「リーフ」の電源でエレベーターを稼働させる実証実験も実施しており、緊急電源としてのEVの活用を模索している[関連記事はこちら<click>]。 今回登場した「バッテリキューブ」は、キャンピングカーのように牽引式なのが特徴。実証はエレベーターで行なうが、企業のオフィスや医療機関、そしてEVの“電欠のお助け隊”やイベント時の電源として、電気を必要とするあらゆる場面での活用が可能だろう。 このようなシステムが普及すれば、建物には「V2Xシステム」だけを備えれば定置型を持たずに済むことになる。必要に応じて「バッテリキューブ」に頼れば良いのだ。 複数の建物を所有する企業でも、これ1台さえ備えておけば建物ごとに低置型を設置する必要がなくなるのではないだろうか。V2Xに不可欠な蓄電池として備えておいても、緊急時にバッテリーだけを運び出せるメリットは大きいだろう。 リチウムイオンバッテリーの自動車での寿命はおよそ10年と聞くが、二次利用時にはそこから20年使えるという。このように自動車としての寿命を迎えたバッテリーが再利用できる用途は今後どんどん増えていくと思われる。先日のデイリーでも伝えたが、用済みでも生きているのだ[関連記事はこちら<click>]。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★ホンダ、「N-VAN e:」をWEBで公開 ……「N-VAN」のEVモデルを公式WEBで先行公開した。助手席までフルフラット化できる室内の機能性を保持した上でフル電動化。最高出力6kWの普通充電に対応し、外部給電機能も持つ。発売は2024年春の予定。 ★★オムロン、マルチV2Xシステム「KPEP-Aシリーズ」を改良 ……2023年5月に発売した本製品の機能を向上した。太陽光発電や蓄電システムを備えている住宅に併設することで、EV・蓄電池・太陽光発電を統合的に運用することができる。 ★★メルセデス・ベンツ、自動運転レベル3がアメリカで承認 ……米カリフォルニア州/ネバダ州から認定を受けた。レベル3の自動運転に対応した「ドライブ・パイロット」機能を持つ「EQSセダン」を、2023年後半に発売するという。 ★富士吉田市で自動運転EVバスの実証実験 ……山梨県・富士吉田市で、ボードリーの小型自動運転EVバスの実証実験を行なう。走行ルートは富士急行下吉田駅〜旧外川家住宅で、期間は10月21日(土)〜11月10日(金)。 ★小型EVのベクトリクスと東京海上が協業へ ……ベクトリクス・ジャパンが10月1日に発売する三輪の商用EVバイク「I-カーゴ」のサポート体制を東京海上日動火災保険と構築する。整備ネットワークの拡充や専用の保険商品の開発などを行なっていく。 ★中部電力とアークエルテクノロジーズ、商用EVの充電マネジメントサービスを開始 ……EVの路線バスや配送トラックの運行計画や位置情報、電池残量などをリアルタイムで収集し、最適な充電プランを自動で組み立てるシステム「オプチャット」を開発した。急速充電の最適な活用による車両稼働率の上昇が期待できるという。 ★生協、福岡西支部の配送者を全EV化 ……一般社団法人グリーンコープ共同体に所属するグリーンコープ生活協同組合ふくおかは、福岡西支部の車両全48台をEVに置き換える。同支部はすでに、配送用のトラック36台と移動販売車1台をEVに置き換えている。 ★エネチェンジ、EVの充電時間を指定する社会実験を実施 ……電力シェアリング/サイバー総研と共同で実施する。エネチェンジのユーザーに指定時間帯での充電を促すことで、太陽光発電の余剰電力を活用し電力の安定化を図る実験となる。事前登録制で、9月28日(水)〜10月22日(日)の期間で1,000人を募集する。 ★テスラ、「モデルY」の特別試乗施策を実施 ……SUVの「モデルY」を2日間無料で貸出す試乗キャンペーン「ドライブ・ウィズ・テスラ」を実施する。応募帰還は9月27日(水)〜10月23日(月)で2組分を用意。宿泊先は「ホテル・ヴィソン」<三重県多気町>となる。  ▶︎リコール◀︎「日産・アリア」 ……駆動用モーターを制御するインバータに異常。警告メッセージの誤表示とともに走行不能になるおそれ。 デイリーEVヘッドライン[2023.09.29]

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「Power Exporter e: 6000」(photo=本田技研工業)
TEXT:福田 雅敏
エレキギターも良い音が出せる!……ホンダ、EV・FCEVとセットで使う給電機を発売[2023.09.07]

2017年のLUNA SEAのコンサートで実際に使用した機器の廉価版 メーカーに関係なくあらゆるEV・FCEVから電気を取り出せる 【THE 視点】本田技研工業(ホンダ)は9月1日、電動車両(バッテリー式EV・燃料電池車(FCEV)・PHEV)と接続して使用する可搬型外部給電器「パワー・エクスポーター e: 6000」を発売した。全国のHonda Carsにて購入が可能。価格は88万3,960円(税込)。 ポータブル発電機の開発でこれまでに培った独自の正弦波インバーター技術を採用。精密機器や楽器など、電気の“質”が求められる製品にも対応可能な電力を供給する。 EV・FCEV・PHEVといった電動車両と接続することで最高6kVAの電力を出力でき、平時はイベント・コンサート・レジャーなどにおける電源として、有事の際には避難所・小規模オフィス・店舗の非常用電源として活用できる。 現在販売している「パワー・エクスポーター 9000」に対して約10kgの軽量化を実現したほか、車両と接続する給電ケーブルの長さを1.2mから2.1mへ伸長するなど、使い勝手の向上を図った。 出力は100Vの電圧に加えて200Vに対応し、その両方を同時に使用可能。家電はもちろん、より大きな電力が必要なオフィス用エアコンや店舗用冷蔵庫なども動かすことが可能だ。 以前のイベントレポートで紹介した試作機がついに発売となった[詳細はこちら<click>]。出力が6kVAと、「9000」の9kVAよりも少し小さくなったが、価格や重量面でのメリットが増え、購入へのハードルが下がったと言える。 筆者の乗る「クラリティFUEL CELL」にも接続が可能だ。実は車両購入時に「9000」の購入も検討したが、本体重量がおよそ50kgと重く値段も高価(税込120万1,750円)だったことから購入を諦めた経緯がある。 2017年のことだが、ホンダは「クラリティ FUEL CELL」の電力を「パワー・エクスポーター 9000」を介してロックバンド「LUNA SEA」のコンサートで使用したことがある。SUGIZO氏のギターに電力を供給したようだ。会場は「埼玉スーパーアリーナ」と大きな会場だった。電気の質が音を左右するエレキギターの電力としてプロも納得の上で使用できることは、本品の完成度の高さを物語っている。 「パワー・エクスポーター」シリーズは、ホンダ車に限らず「トヨタ・ミライ」「日産リーフ」「メルセデス・ベンツ・EQS」などメーカーを跨いだEV・FCEVからも電力が取り出せるのが特徴。団体などで1台でも備えておけば、平時はイベントなどの電源として使用し、災害時は命綱になる。ビルのエレベーターなども動かせるかもしれない。活用方法は色々と考えられる。 ただ、1台の値が張るのがネックである。「CEV補助金」の対象にはなっているが(3分の1を補助)、現在、令和5年5月22日の到着分をもって申請受け付けが終了してしまったようだ。猛暑の夏はそろそろ終わるが、次は冬が到来し電力逼迫と共に大雪による災害が予想できる。補助金受付の早急な再開を検討してはいかがだろうか。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★BMW、次世代EV「ノイエ・クラッセ」に次世代の自動運転プラットフォームを採用へ ……自動運転プラットフォームのAWSのシステムを採用する。このプラットフォームを用いて先進運転支援システムを開発するという。「ノイエ・クラッセ」は2025年に発売予定。 ★★横浜ゴム、グリーンエネルギーでEV用タイヤを生産 ……EV向けサマータイヤ「アドバン・スポーツEV」の生産を新城南工場<愛知県新城市>で開始。同工場には4月に太陽光発電システム(出力1.1MW)が導入済みで、その電力を使用して生産する。年間約599トンのCO2を削減できるという。 ★★ナビタイム、冠水を回避する機能を実装 ……1時間に30mm以上の降水の可能性がある場合、スマートフォン向けアプリ「カーナビタイム」上で「冠水注意地点回避ルート」を提案する機能を実装した。注意地点は全国3,600ヵ所に及ぶ。水大敵のEVに乗る際はぜひ活用したい機能だ。 ★トヨタ、「クラウンFCEVセダン」の右ハンドル仕様を初公開 ……スーパー耐久第5戦もてぎ<モビリティリゾートもてぎ/9月2日〜3日>の会場にて右ハンドルの日本仕様車を初公開した。同時にJAFも水素ロードサービストラックを展示し注目を集めた[詳細はこちら<click>]。 ★ボルボ、シンガポールにテックハブを開設 ……本施設は、2030年の完全電化メーカーを目指すために、ソフトウェア開発などを重点的に行なうグローバル・イノベーション・センターとして機能するという。 ★パイオニア、EV充電ビジネスを推進 ……ネクストドライブと「EV中放電制御システム」の開発でパートナーシップを結んだ。パイオニアは、同社のプラットフォーム「パイオマティクス・フォー・グリーン」を活用し、EVの充電状態や消費電力量を予測。そのデータを基に、ネクストドライブのコントローラー「アット」が充電機器を操作する仕組みをとる。 ★米ハイゾン・モーターズ、液体水素を使用したFCEVトラックの商用運転に成功 ……アメリカのFCメーカーのハイゾン・モーターズが開発した液体水素を使用するFCEVトラックが、540マイル(約870km)の営業運転に成功した。液体水素の活用について日本国内では、トヨタが「スーパー耐久シリーズ」に参戦している「カローラ」の内燃エンジン用の燃料としているが、FCでの利用はしていない。一歩先に行かれた形となる。 ★ヴォグゾール、英国内でのEV販売が好調 ……8月のEVの販売台数を公表した。ハッチバックの「コルサ・エレクトリック」は2,220台、SUVの「モッカ・エレクトリック」は6,062台を販売した。商用車であるバンタイプの「ヴィヴァーロ・エレクトリック」は、今年8月までに3,211台を販売した。いずれの車種も英国内の各カテゴリーで販売上位だという。 ★自動運転EVのチューリング、打倒テスラを掲げてエンジニアを募集 ……9月下旬から10月にかけて、東京・横浜・名古屋でエンジニア向けの採用説明会を実施する。同社の経営陣も参加する懇親会も開く予定だ。発行されたプレスリリースには「We Overtake Tesla」と毛筆で書かれたイラストが掲示されている。国産EV開発を加速する意気込みを感じる。 ★旭化成、台湾のEVバイクに樹脂部品を提供 ……中国Giken Mobilityが7月16日に発売したEVスクーター「Iso UNO-X」に樹脂製部品を提供。リチウムイオン・バッテリー用カバーに「ザイロン 443Z」、モーターカバー向けに「レオナ 53G33」を供給。旭化成の高品質な樹脂成形技術が評価された。 デイリーEVヘッドライン[2023.09.07]

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「SOLATOカーシェア」(photo=レクシヴ)
TEXT:福田 雅敏、ABT werke
EVならではの独立エネルギー稼働……レクシヴと太陽石油がオフグリッド型カーシェアを開始[2023.09.06]

カーボンフリーエネルギーを活用したEVカーシェアリングサービス 災害・緊急時は電力のデリバリーが可能になり人命を救える可能性 【THE 視点】レクシヴは9月1日、太陽石油向けにEVカーシェアリングシステムの提供を開始した。太陽石油の「SOLATOカーシェア」にレクシヴのプラットフォームを活用し専用のシステムを開発。オフグリッド型ソーラーカーポートで発電した電力でEVを稼働するカーシェアリングサービスを展開する。 2023年9月1日より愛媛県内にて開始され、今後は同県内における法人・自治体とカーシェアの実証に順次取り組む予定。レクシヴは今後も各企業や全国の行政と連携しながら脱炭素社会の実現に貢献していくという。ちなみにレクシヴは本実証において、「SOLATO」専用のEVカーシェアシステムおよびユーザー向けのウェブ・スマホアプリを開発した。 オフグリッド型ソーラーカーポートは、一般の電力系統から完全に独立して稼働する。太陽光発電なのでカーボンフリー電力となり、平常時はEV給電用として、災害時は非常用電源として活用が可能だ。 「SOLATOカーシェア」は、オフグリット型ソーラーカーポートを用いる点が最大の特徴だろう。今回の実証に導入した「日産・サクラ」はV2Hにも対応している。災害時などではソーラーカーポートが給電ポイントになるだけではなく、サクラからもV2H機器を介して施設に給電できるようになる。 電力が遮断された中で、必要とする施設・場所に「サクラ」が電力を届けるという活用方法も期待できる。生命維持のための機器はもちろん、通信機器や救助道具類を稼働するための電力をデリバリーするといった様々な活用法が考えられる。オフグリッド型ソーラーカーポートとEVの組み合わせは、緊急時に人の命を救える命綱になる可能性があるということだ。 ちなみに日産は、日立ビルシステムとの共同実証で、サクラの電力を使用しエレベーターを15時間連続稼働させることに成功している。「SOLATOカーシェア」は、本来のカーシェア事業以外にも導入メリットのあるサービスと言えそうだ。 レクシヴは、EVシェアリング立ち上げ支援サービスも行なっている。EVカーシェア事業者向けに、フルパッケージ型のEVカーシェアリング・プラットフォームを提供している。EV用充電器や電気工事の手配・EV調達・カーシェアリングの市場調査までサポートするという。 (福田 雅敏-EV開発エンジニア、THE EV TIMES エグゼクティブ・アドバイザー) ★★BMW、新型EV「iX1 eDrive20」を発表 ……コンパクトSUV「X1」のEVモデル。最高出力は150kW(204ps)。バッテリーの容量は64.7kWhで、航続距離は最大475km。11kWのAC充電に対応し、0〜100%までの充電を6.5時間で完了できるという。2023年11月から生産を開始する。[詳細はこちら<click>] ★★トヨタ、「ハイラックスFCEV」のプロトタイプを公開 ……日本でもヒットモデルとなっている「ハイラックス」を燃料電池車(FCEV)化した。水素タンクは3つ搭載し、航続距離は600km以上。「ミライ」のFCユニットを使用しているという。このプロジェクトはトヨタの英国子会社TMUKが行なった。 ★★メルセデス・ベンツ、「CLAクラス」のEVコンセプトを発表 ……「IAAモビリティ」にて発表。メルセデス・ベンツのエントリーグレードに位置付けられる。MMAプラットフォームを初採用した。800V電圧に対応し15分で400km以上の電力を充電可能。航続距離は750km以上(WLTP1)となるという。 ★★ルノー、新型EV「セニック E-テック」や新型か「カングー」のEVバージョンを発表 ……「IAAモビリティ」にて公開。「セニック」はコンパクトMPVであったが、発表された新型はSUVタイプとなった。モデル伝統のファミリーユース性を踏襲し、航続距離は620km(WLTP)以上になるという。2024年初めに発売予定。  新型「カングー」には従来のICEのほかEVが設定される。EVバージョンは航続距離265kmで、8年間または16万kmの補償付き。この期間中に容量が70%以下となった場合は無償交換になるという。 ★オペル、「ヴィジョナリー・オペル・エクスペリメンタル」「コルサ・エレクトリック」「アストラ・スポーツツアラー・エレクトリック」などを世界初公開 ……ドイツ・ミュンヘンで開催中の「IAAモビリティ」にて発表。「ヴィジョナリー・オペル・エクスペリメンタル」はクーペ風のボディを持つコンセプトモデル。  「コルサ・エレクトリック」は5ドアハッチバックモデルで、「アストラ・スポーツツアラー・エレクトリック」はステーションワゴンとなる。そのほか、小型EVの「ロックス・e-エクストリーム」と「ロックス・エレクトリック・カーゴ」も出展している。 ★ポールスター、ミニカーのホットウィールとコラボしたEVスーパースポーツカーを公開 ……コンセプトモデル「ポールスターシナジー」を発表。600以上のエントリーから3つに絞り、それらを融合したデザインを1分の1スケールのモデルとして発表した。デザインコンテストは今後も継続して行なっていくという。 ★ボルボ、パワーエレクトロニクスのスタートアップに出資 ……炭化ケイ素(SiC)技術を使用したパワーモジュール設計の専門「Leadrive」に投資する。ボルボは2030年までに完全電動メーカーになることを目標としており、基幹技術の一つとなるインバーターなどの技術開発を強化する構えだ。 ★JA三井リースとプラゴ、EV充電サービスの法人を共同設立 ……「株式会社プラゴサービス」を8月24日に設立。自宅だけではなく、生活環境一体をユーザーの充電スポットとみなす「マイ充電ステーション」の拡充を図る。また、再生可能エネルギー由来の電力をより取り入れることも目指すという。 ★テラモーターズ、群馬県大泉町と連携協定 ……EV充電サービス「テラチャージ」の導入を共同で進める。充電器を無料で導入できアフターサービスも24時間356日対応可能という点が評価され提携に至った。 ★Jvolt、EVの充電スポットに立ち寄りポイントを獲得できるサービスを立ち上げ ……スマートフォン向けアプリ「Volty」の事前予約を開始した。充電スポットへの立ち寄りで貯めたポイントは、提携先のサービスで使用可能。「ナナコ」「ファミペイ」「ポンタ」「T-マネー」「ワオンポイント」などと交換できる。 ★BMW、「ウルトラ・ジャパン2023」と「XM」がコラボ ……ダンスミュージックフェスティバルの「ウルトラ・ジャパン2023」に「XM」を出展する。展示ブースではミラーマテリアルと光が織りなす背景を前に「XM」の撮影が可能。また、イベントのラッピング仕様車が都内を走行する。 ★トヨタ、「TOKYOもしもFES渋谷2023」に出展 ……防災・減災をテーマとした啓発イベント。トヨタは給電機能を持つ電動車(プリウスなど)を出展し、災害時の活用方法などを紹介した。イベントには2日間で2,400人が来場したという。 デイリーEVヘッドライン[2023.09.06]

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