#ブレンボ
TEXT:栁蒼太
ブレンボ ビオンド EVキット(BREMBO BEYOND EV KIT)から学ぶ、EVに求められるブレーキとは

日本では新車全体の約4%を占めるようになったEV。まだまだ多くはないものの、確実に世の中の重要な役割を担っている。そんなEVが安全に「走る」ことはもちろん大事だが、それと並んで重要なのは確実に「止まる」ということだろう。 今回は、オートアフターエクスポ2023に出展をしていたブレンボ(Brembo)の会場で目にしたEV向けのブレーキを中心にEVのブレーキについて綴りたい。 いろいろな「クルマ」の、いろいろな「止まり方」 クルマの速度を下げる、あるいは止めるためには、ブレーキを使う。そのブレーキにもいくつか種類があり、フットブレーキ、エンジンブレーキ、回生ブレーキ、パーキングブレーキがある。 完全に停止するまでの手法を比べたい。ICEの場合、フットブレーキの要素が大きい。フットブレーキは、ブレーキペダルを踏む足の力をブレーキフルードの圧力に変え、車輪についているシリンダーを押し開き、ブレーキシューやブレーキパッドの摩擦によって制動力を発生させ、停止させる。 他方、EVの場合、ICEで大活躍のフットブレーキのみならず、電気モーターをブレーキとして使用する回生ブレーキが特徴的だ。そして、その回生ブレーキは、日産のe-pedalを筆頭に完全停止までアクセルのオンオフのみで行えるものまで存在する。結果として、運転中のブレーキング動作の多くは電気モーターが実行するというのがEVのブレーキングだ。見方を変えると、従来の油圧ブレーキシステムの使用が大幅に少ないのだ。

TAG: #ブレンボ

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
ブレーキダストを封じ込めて環境対策! メルセデス・ベンツが開発したEVならではの技術「インドライブ・ブレーキ」ってどんなもの?
ヒョンデの魅力を日本に伝える新たな拠点! 「ヒョンデ みなとみらい 本社ショールーム」がグランドオープン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
more
ニュース
価格・航続距離・パフォーマンスでテスラを圧倒!? 中国の巨大スマホメーカー「シャオミ」が作ったEV「YU7」がついにデビュー
2025年はBYD Auto Japanの設立3周年記念! お買い得な限定車「ATTO 3 Black Style」を 全国50台限定で発売
EVミニバンは誰が買うのか? VWが明かした意外な「ID.Buzz」の購入者像
more
コラム
電動キックボードとはひと味違う3輪モビリティ! ホンダ発「ストリーモ」のビジネスが広がりまくっていた
全然違うようでちゃんと「Type 2」感はある! ID.Buzzのデザインの妙をプロが分析
日産の新型EVは大型SUV! 「N8」と見られるその中身を提携メーカーの「eπ008」から占う
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
【試乗】5台の輸入EVに一気乗り! エンジン車に勝るとも劣らない「個性」が爆発していた
【試乗】CR-Vに中身を乗っけただけのプロトなのにもう凄い! ホンダの次世代BEV「0シリーズ」に期待しかない
more
イベント
公道レース「フォーミュラE東京」が帰って来る! チケットを持っていなくとも無料で1日遊び尽くせる2日間
災害に備えて未来を楽しむ! 「AWAJI EV MEET 2025」の参加はまだまだ受付中
災害時にも活躍できるEVの可能性を淡路島で体験! 「AWAJI EV MEET 2025 from OUTDOOR FEELS」開催決定
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択