アプリもカードも不要で充電できる 電気自動車向け充電サービス「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するTerra Chargeが、「プラグアンドチャージ」技術の導入に向けた取り組みを本格化し、2025年度より対応機種の充電器設置を開始すると発表した。 プラグアンドチャージとは、充電カードやアプリでの認証が必要だった従来の充電方法に対し、EVに充電プラグを接続するだけで充電・決済が可能となる技術。業界全体の課題となっているEVの充電体験の向上において、充電の手間が大きく軽減する画期的なものだといえるだろう。 プラグアンドチャージの実現には、充電器メーカー、自動車メーカー、そして充電サービス事業者間でのデータ連携が不可欠であるが、Terra Chargeでは充電器メーカーと協力し、プラグアンドチャージ技術の実用化を目指した共同開発を進めるとしている。 Terra Chargeによるプラグアンドチャージ対応EV充電器の設置は2025年から全国において開始されるが、プラグアンドチャージ機能の提供は追っての開始になるという。また、将来的にはすべての新設充電器をプラグアンドチャージ対応機種にするとのことだ。 多少なりとも煩わしさを感じることを否めないEVの充電が、プラグアンドチャージ技術の実装によってより快適なものになることを期待して待とう。
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