ヒョンデのワールド・カー・アワード部門別受賞は4年連続 スタイリッシュかつコンパクトでありながら広々としたスペースを持ち、必要十分な一充電航続性能を備えたヒョンデのスモールEV「INSTER(インスター)」が、世界的に名誉あるワールド・カー・アワードの2025年授賞式で、世界中の電気自動車(EV)のなかからもっとも優れた1台に送られる「ワールド・エレクトリック・ビークル」の栄冠に輝いた。 ワールド・カー・アワードは、世界30カ国96名のモータージャーナリストから構成される審査員団が、秘密投票を通じてファイナリストを選出し、4月のニューヨーク国際オートショー開催期間中に行なわれる授賞式で各部門の受賞が発表されるものだ。 2025年のワールド・エレクトリック・ビークルをインスター(韓国での車名はキャスパー・エレクトリック)が受賞したことで、ヒョンデとしては2022年のアイオニック 5、2023年のアイオニック 6、そして昨年のアイオニック 5 Nと、4年連続でワールド・カー・アワードの何かしらの部門でトップの座に就いたことになる。 インスターが2025年のワールド・エレクトリック・ビークルを受賞した理由は、EV部門における類稀なる価値が評価されただけでなく、ヒョンデのEV技術と持続可能性の推進に対する検診が認められたものだとヒョンデは発表している。 今回の受賞にあたり、ヒョンデのホセ・ムニョスCEOは、「インスターは、発売当初からお客さまから高い評価をいただいておりましたが、権威あるワールド・カー・アワードの審査員である自動車の専門家の皆さまからも同様の評価をいただいたことを、たいへん喜ばしく思います。魅力的なデザイン、長い航続距離、心地よい走行特性、直感的な操作のインフォテインメント、そしてお客さまからの評価も高いテクノロジー等の組み合わせは、皆様に卓越した価値を提供したいという当社の姿勢を表しています。当社のグローバルな製品ラインが商業的にも批評的にも成功している理由は、世界中で最高のクルマを提供している当社のバリューチェーン全体で努力を続ける従業員によるものです。この大きな業界へ多大な貢献をしてくださる審査員の皆様に感謝いたします」とコメント。 世界的な評価が高いことを改めて示した形の今回の受賞。インスターはその出来の良さに加え、日本国内では税込み284万9000円からという魅力的な価格設定も武器となる。日本メーカーでは、日産サクラと三菱ekクロスEVの軽EVコンビを除くと、実質的なライバルが不在の国内コンパクトEV市場。このヒョンデ・インスターがブルーオーシャンともいえるその市場を牛耳るのではないかという不安と予想が、いよいよ現実味を帯びてきそうだ。
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