コラム
share:

ドイツメーカーのライバル車の20〜30%の値段で買えるってマジ!? 中国「Zeekr」の高級SUVのコスパがヤバすぎる


TEXT:高橋 優 PHOTO:Zeekr/EV NATIVE/THE EV TIMES
TAG:

29分で1万台が即完売のZeekr 8X

中国Zeekrが5人乗り大型SUVである8Xの正式発売をスタートしました。とくにドライビングパフォーマンスを作り込むことで、ドイツメーカーと直接対決を挑んできたという最新動向を解説します。

まず、ジーリーの高級EVブランドZeekrは2025年9月に発売したフラグシップSUV「9X」が大ヒット中です。9Xは全長5239mm、全幅2029mm、全高1819mm、ホイールベース3169mmという6人乗り大型SUVであり、PHEV専用2リッターターボエンジンと3つのモーター、900Vシステムの70kWhバッテリーを組み合わせることで、最長航続距離1250km、最高出力1030kW、最大トルク1410Nm、0-100km/h加速3.1秒という超高性能を実現しています。発売半年が経過しても、まだ月間1万台級と勢いが落ちておらず、需要の高さが見て取れます。

Zeekr 8Xのフロントスタイリング

そして今回Zeekrが新たに発売してきたのが8Xと名付けられた大型SUVの存在です。8Xは全長5100mm、全幅1998mm、全高1780mm、ホイールベース3069mmという大型SUVセグメントに該当し、5人乗りと6人乗りをラインアップ。中国市場では全長5000mmを超えるSUVでも6人乗りではなく5人乗りの仕様も人気なため、Zeekrは6人乗りは9X、5人乗りは8Xという棲みわけを行ってきています。

そして8Xでは、ドライビングパフォーマンスに特化することで、現在ドイツ御三家の人気の根強い、BMW X5やポルシェ・カイエンなどの大型SUVをベンチマークに開発してきています。

まず、8XにはPHEVながら70kWhの大容量バッテリーを搭載してEV航続距離410kmを確保。さらに、9Xと同じく熱効率46%越えの2リッターターボエンジンを搭載することで、WLTCモードにおける燃費も6.49L/100kmと高効率を実現。デュアルモーター仕様の場合、最高出力660kW、0-100km/h加速3.7秒を実現しています。

Zeekr 8Xのフロントスタイリング

さらに、ブレンボ製4ピストンブレーキキャリパーを採用することで、時速100kmからの制動距離も35mと制動力も抜かりがありません。ボディ剛性も42万400Nm/degを実現しど、エルクテストでも時速83.7kmをクリアするなど、大型SUVながら驚異的な運動性能を実現しています。

さらに、Zeekr 8Xは標準装備内容という観点でもまったく抜かりがありません。とくに上級グレードとなるUltra+グレードには、以下の装備が備わります。

・期間限定で275/40R22のパフォーマンスタイヤを装着可能
・ブレンボ製4ピストンブレーキキャリパー
・16インチ3.5K OLEDデュアルスクリーン
・後席向けの8インチMini-LED車両操作ディスプレイ
・後席向けの17インチ3K OLED吊り下げ式スクリーン
・44インチARヘッドアップディスプレイ
・USB Cポートは最大100Wの急速充電対応
・スマホのワイヤレス充電も空冷式急速充電対応
・マトリックスヘッドライトはピクセル式、ピクセルライトによる投影技術も搭載
・ナッパレザーシート
・22ポイントシートマッサージ
・後席用折りたたみテーブル
・デュアルバルブ式電子制御ダンパー
・デュアルチャンバーエアサスペンション
・1680万色に対応するアンビエントライト
・電動サイドペダル
・9.5リットルの冷温庫
・自動開閉電動ドア
・AI演算能力は700TOPSを実現するチップとLiDARを組み合わせた高度自動運転システム
・トランク部分に220Vコンセント
・最高出力3868Wに達するNaim製29スピーカーシステム
・リヤサイドガラスの電動サンシェード
・ロードノイズキャンセリング機能
・9エアバッグシステム
・最大2000MPaの超高張力鋼を採用
・車両のねじり剛性はポルシェタイカンを越える42400Nm
・バッテリー保証はファーストオーナーに限って無制限保証

Zeekr 8Xのインテリア

このとおり、ドライビングパフォーマンスと快適装備内容を高い次元で両立する、高級SUVのベンチマークとなったことは間違いないでしょう。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国BYDが超売れ筋の「スライドドア×スーパーハイト」軽自動車にEVで殴り込み! その名も「ラッコ」ってどんなクルマ?
3列シートEV市場へレクサスが投入するTZ! ライバルモデルとの比較でわかった競争力とは
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
more
ニュース
1万100Nmの暴力的パワーと260万針の贅沢! ロールス・ロイス最高峰EVの「スペクター」が「シリーズII」に進化した
日産のビッグネーム「プリメーラ」がEVセダンとして復活! 「ナバラPHEV」と同時発表も詳細は謎だらけ
実質300万円台のフレンチEVが登場! シトロエン新型「ë-C3」は航続388kmでコスパも抜群
more
コラム
電気代ゼロで毎日64kmも走れるクルマ……は夢じゃなく現実だった! アメリカで誕生した超高効率ソーラーEV「アプテラ」が本当にアリ
クルマ好きならずとも知っておくべき一般教養! EVに関連する17の用語
日本でもついにEVが普及し始めた! リーフにbZ4Xに海外勢と売れてるEVの実名
more
インタビュー
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 設置とサポートを行う「パルコミュニケーションズ」に魅力を聞いた【後編】
ゲーミングPCでお馴染みの「MSI」がEV用充電器に参入ってナゼ? 狙いと魅力を直撃取材した【前編】
「BMWの核はセダン」。「i5」での表現は、BEV世代のセダンの在り方を示している。
more
試乗
【試乗】速さはスーパースポーツ並! AWD技術も完成の域! アウディS6スポーツバックe-tronに望むのは「感性に訴えかける走り」のみ
【試乗】いい意味で「EVを強調しない」乗り味! 本格4WDモデルも用意される期待のニューモデル「スズキeビターラ」に最速試乗
マイチェンで名前まで変わった「アウディQ8 e-tron」ってどんな車? [Q8 e-tron試乗記]
more
イベント
東京湾岸に140台超のEVが集結で大盛り上がり! 「NEW YEAR EV MEET 2026」の勢いがスゴすぎた
日本生まれの英国EVスポーツクーペや全幅1m切りの小型モビリティなどEVも元気! 会場で見つけた気になるEV一気見せ【東京オートサロン2026】
新型レクサスESがモデリスタ仕様で登場! ヒョンデはMIYAVIコラボで対照的なEV披露【東京オートサロン2026】
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択