レスポンスのよさや低重心が高評価
近年は国産車・輸入車ともにEVのラインアップが充実してきたほか、走行距離および充電スポットの拡大で身近な乗り物になってきたEVだが、ぶっちゃけ、レースシーンで活躍するプロドライバーはEVに対してどう思っているのか?
というわけで、4月18〜19日、スーパー耐久シリーズ第2戦の舞台、鈴鹿サーキットでトップドライバーたちを直撃。ハイブリッドを含めて電気モーターを使用した車両に対するイメージを聞いてみた。
「僕はEV推進派です。というのも、EVは効率がよくて、圧倒的にギヤが少ないから、バックラッシュが少ないし、クルマの動き出しもスムース。アクセルのオン/オフに対する滑らかさなどはエンジン車にはできないと思います。もちろん、バッテリーを考えると重量としては不利ですが、それでもエンジンより搭載位置を低くできるし、前後重量配分もいいのでハンドリングはめちゃくちゃいいんですよね。だから、同じモデルでエンジン車よりEVのほうが車両重量が500kgぐらい重たかったとしてもハンドリングはよく感じます」と語るのが、日本自動車大学校の72号車「OHLINS CIVIC NATS」でST-2クラスに挑む山野哲也選手だ。
さらに山野選手にお気に入りのEVを聞いてみると「いまアウディのSQ8 e-tron、BMW i5 M60、あとMINI JCW Eと3台のEVに乗っているんですけど、もっともよくできているのがアウディSQ8 e-tronです。足まわりもいいし、アクセルやブレーキの制御などはドライバーの理想の動き方をしてくれる。あとMINIはハンドリングとボディ剛性がいいと思いますね」とのことだ。
また、山野選手のチームメイトとして挑む野島俊哉選手も「山野選手がアウディのSQ8 e-tronをもっているので試乗させていただいたんですけど衝撃を受けました。電気自動車には回生ブレーキがありますが、SQ8はパドルで利き加減を選べて、エンジン車のMTモデルをシフトダウンするような感じでドライビングすることができる。しかも、減速度合いが僕の感性にドンピシャで合わせられるところがすごくて、ドライビングのイメージと違和感がない。そんなEVはまだ少ないと思います」とインプレッション。
ちなみに野島選手は、スーパー耐久と並行して全日本ジムカーナ選手権にMINI JCW Eで参戦しており、第2戦の新潟ラウンドではPE1クラスで初優勝を獲得。「MINI JCW Eは減速の度合いが選べないんですけど、ハンドリングがいいし、アクセルのレスポンスに対してラグがないので、ジムカーナに合っています」とのことで、野島選手はEVの特性を活かして競技を行っている。




















































































