コラム
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回生の威力は想像以上! 山頂で電欠寸前のEVが回生多用で下ればめちゃくちゃ充電が復活する例もあった


TEXT:御堀直嗣 PHOTO:TET編集部
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過放電はバッテリー劣化を促進する

バッテリー劣化の点でも、電欠は避けたほうがいい。リチウムイオンバッテリーの充放電は、電極間をイオンが移動することで成り立つ。したがって、満充電では負極にリチウムイオンが集中し、電欠では正極にリチウムイオンが集中する。それが劣化を促す要因になる。

過充電も過放電も危険であるだけでなく急激な劣化の要因になるので、電欠は避けるべき事態だ。逆にリチウムイオンバッテリーは、こまめに充電することがかえってよいとされる。過充電や電欠をさせないよう寸暇を惜しんで充電しておくと、バッテリーの長寿命にも一役買うことになる。

充電のイメージ

そのためにも目的地充電が重要だ。立ち寄り先で、たとえわずかな電力量であっても、あるいは200Vの普通充電であっても、止まるときは充電できる基盤整備が必要だ。急速充電網の充実だけでなく、目的地充電を含めた普通充電の拡充が求められるのはそのためだ。

目的地充電が行き渡り、止まったら充電するというこまめな作業が日常化すれば、EVに求められるバッテリー容量も少なく済む。資源をうまく使えるだけでなくEV価格を下げることにもつながり、それがEV普及をさらにあと押しすることにつながっていく。

目的地充電のイメージ

基礎充電と目的地充電が重要だという背景に、そうしたあらゆる意味でEVを快適に使える環境が整うことの大切さも含まれるのである。

電欠はガス欠と同様に、そのために余計な移動時間を費やすことになる。時間を無駄にしないため早めの充電という意識をもてば、予定通りの時刻に目的地に到着できるだろう。

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