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圧倒的なパワーとロングレンジ性能
シャオミ YU7には、電動モーターと動力用バッテリー、それにモーター制御ユニットを含めた「HyperEngine V6s Plus」と呼ばれる電動パワーユニットが全モデルに搭載されている。そのうち最上位モデルのYU7 Maxには、最高出力690馬力、0-100km/h加速3.23秒、最高速度253km/hいう圧倒的な動力性能が与えられている。
航続距離の長さもYU7の魅力のひとつ。エントリーモデルで後輪駆動のStandardは、CLTCモードで最大835km、四輪駆動モデルでも最大770kmという足の長さを持ち、大型のe-SUVとしては業界最長クラスの航続性能を謳う。
800Vシリコンカーバイドプラットフォームを採用し、最大5.2Cの超急速充電に対応。わずか12分で10%から80%まで充電し、15分で最大620km分を充電できる性能を有する。
スマートフォンメーカー発のEVらしさ
現代のスマートカーに不可欠な電気・電子アーキテクチャ(EEA)には、NVIDIA製の最新プロセッサを搭載。強力な演算能力と安定性、信頼性を獲得している。iPhoneとのシームレスな連携も進化し、UWBによる遠隔解錠・Apple CarPlay・Apple Watchによる遠隔操作なども可能。
シャオミが掲げるクルマ・スマートホーム製品・パーソナルデバイスをシームレスに融合させるスマートなエコシステムコンセプト「Human×Car×Home」のビジョンをYU7においても実現している。
安全性と信頼性に絶対的な自信ありと豪語
最高強度の鋼材による構造設計、クラストップのねじり剛性、厳格なクラッシュテスト、さらにバッテリーには「防弾コーティング」も施されており、業界最高水準の安全性能を実現したという。
また、J.Dパワーが行った2025年新エネルギー車レポートにおいても、大型BEV部門で主要2カテゴリーで1位の評価を得ており、社内外でその安全性の高さが評価されている。
YU7の開発期間中には環境の異なる世界のあらゆる都市の路上で走行テストを行い、その距離は649万kmにも達したという。それだけでなく、YU7 Maxのテスト車で24時間耐久テストを実施し、3,944kmを走りきる実力も示している。それだけに、シャオミはこのYU7の安全性と信頼性に絶対的な自信を持っているようだ。
デザイン的には既視感を覚える部分が散見されるものの、スポーツラグジュアリーEVに求める要素がふんだんに盛り込まれ、安全性と信頼性を圧倒的に高めたシャオミの自信作と言えるYU7。果たして今後世界的にどのような評価が集まるのか注目だ。