#SU7
TEXT:TET編集部
価格・航続距離・パフォーマンスでテスラを圧倒!? 中国の巨大スマホメーカー「シャオミ」が作ったEV「YU7」がついにデビュー

黄金比で魅せるラグジュアリーなエクステリア 中国のシャオミは、同社初となる電動SUV「YU7」の正式販売を2025年6月26日から開始した。価格は25万3500元、日本円に換算するとおよそ509万円からで、後輪駆動の「Standard」、四輪駆動の「Pro」、ハイパフォーマンス四輪駆動の「Max」という3グレード展開となっている。シャオミはYU7を、デザイン・走行性能・快適性・安全性のすべてで常識を覆す高性能ラグジュアリーe-SUVを目指すとしている。 YU7は、高級感とスポーティさを兼ね備えたプロポーションを誇る。ホイールベース対ボディ全長は3:1、タイヤ径に対する車高を2.1:1、車幅対車高を1.25:1という理想的なバランスを重視し、見る者に強い印象を与える美しいプロポーションを実現することにデザインの重きが置かれたのだという。 これにより、シャオミYU7は高性能SUV特有の低重心で力強いスタンスを体現している。とくに1:3という超ロングノーズな比率により、伸びやかなフードラインを形成し、ラグジュアリーさを表現している。一方で、659mmのクラッシャブルゾーンを確保することで、安全性にも優れた効果を発揮している。 ボディカラーは9色もの多彩なバリエーションが用意され、それぞれが個性を解き放っている。ホイールも19〜21インチの3サイズ、仕上げの異なる2種にデザインが6種類とバリエーションが豊かだ。それぞれグレードによって選択できるホイールは異なるものの、より長距離を走りたいユーザーに向けてはCLTC航続距離が最大760kmとなる19インチのダイヤモンドカットホイールとロングレンジタイヤの組み合わせ、よりスポーティかつプレミアムな走りを求めるユーザーには、CLTC航続距離が670kmとなる鍛造21インチホイールとサウンドインシュレーション(遮音)機能を備えたミシュラン・パイロットスポーツEVの組み合わせがマッチするとシャオミは説明している。 いずれのホイールも、ホイールが回転中でもセンターのシャオミロゴが正位置に保たれる「ローティングセンターキャップ」を採用。その奥に見えるブレーキは、レッドまたはイエローのブレンボ製4ピストン固定キャリパーだ。 ゼログラビティシートを採用したインテリア 内装は4種類のカラーから選べ、手が触れる機会の多いすべての場所にソフトタッチ素材を採用し、その総面積は17平方メートルにも及ぶのだという。すべてが乳幼児の肌に直接触れても安全な国際基準「OEKO-TEX クラス1」の認証を取得しているのも特徴。 シートにはナッパレザーを使用し、マッサージ機能付き「ゼログラビティシート」を採用するなど、ラグジュアリーな乗り心地を実現している。

TAG: #SU7 #Xiaomi #シャオミ #新型車情報
TEXT:高橋 優
中国のシャオミがEVハイパーカー市場に参戦! 0-100km/h加速2秒切りの怪物スペック!!

「SU7」のハイパフォーマンスグレードが登場 中国シャオミが、すでに発売中のSU7のハイパフォーマンスグレードとして、0-100km/h加速1.97秒、最高速度350km/h以上、最高出力1500馬力以上というハイパーカー級のスペックの「Urtla」を発表。そのシャオミに関する最新情報を一挙にアップデートします。 まず、シャオミについては2024年4月3日にも初のEVであるSU7の正式納車をスタートしました。 このグラフは、4月頭から納車をスタートしているSU7の月間販売台数の変遷を示したものです。4月から7058台、8656台、そして6月単体では14296台と、大幅に販売台数を伸ばすことに成功。このことからも、初期の生産地獄などには一切直面せず、予定どおり生産体制を拡張することができているということになりそうです。 また、SU7の販売台数が競合のEVセダンと比較してどれほどを実現できているのかを確認してみると、現在のプレミアムEVセダンセグメントは、これまでの王者であったテスラ・モデル3を筆頭に、Zeekr 001、そしてシャオミSU7の3車種が、月間1万台オーバーという人気車種として君臨。そして白で示されたSU7は、すでにZeekr 001と同等規模の販売ペースに到達。 さらに、このグラフは四半期ベースにおける販売台数の変遷を示したものです。直近の2024年Q2は、これまで王者に君臨してきたモデル3を上まわり、Zeekr 001が新たにトップに君臨。もちろん今回のSU7も、初四半期であるにもかかわらず、すでに3万台の販売台数に到達しており、このQ3以降、モデル3の販売台数を上まわるのではないかと期待されています。 実際にシャオミは、その生産能力の増強にコミットしており、当初の目標でもあったSU7の2024年納車台数10万台という目標値を12万台に引き上げながら、当初の納車台数10万台という目標を11月中に達成するという目標の前倒しを行っています。 そして、そのような背景において、SU7のハイパフォーマンスグレードとしてUltraグレードの正式発表を行なってきました。というのも、現在SU7は73.6kWhバッテリーを搭載する、素の標準RWDグレードとともに、94.3kWhのShenxingバッテリーを搭載するProグレード、そして101kWhのQilinバッテリーを搭載するAWDグレードのMaxグレードという3グレード展開であるものの、シャオミのスマートフォンのグレード展開から見ても、さらなるフラグシップグレードとして、Ultraグレードをあとで追加設定してくるのではないかといわれていたわけです。 そして今回、発表されたのが、そのUltraプロトタイプの存在。SU7をベースにしながら、サーキット走行に特化する形でさまざまな改良を行い、まずドイツのニュルでのサーキット走行において、10月中にもタイムトライアルを実施予定です。そして2025年中にも、このUltraプロトタイプをベースにして、量産車両の正式発売もスタート予定です。

TAG: #SU7 #シャオミ

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