コラム
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本当にEV時代はくるのか? 「EVシフトは踊り場」は本当か? 電気自動車のいまの立ち位置


TEXT:桃田健史 PHOTO:TET 編集部/写真AC
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「EVシフトは踊り場」という報道が目立つ

EVシフトが踊り場になった。そんな表現が、ネットやテレビのニュースで目立つようになったのは2024年に入ってからだろうか。それまでは、「日本はEVシフトに乗り遅れている」といった報道があったのが、一転して「ハイブリッド車の技術で先行する日本はグローバル市場で優位」といったニュースを見ることが少なくない。

そもそも、こうしたEVシフトはなぜ生まれたのか?

EVの歴史を振り返ると、古くは1900年代初頭にニューヨークのマンハッタンでEVタクシーが採用されている。

ニューヨークのイメージ

その後はガソリンエンジンの発達により、EVは特殊なクルマという扱いが続いた。1990年の米カリフォルニア州のZEV規制(ゼロエミッションビークル規制法)がEV量産化を後押しするも、すぐに失速。

大量生産型のEVが初めて登場したのは、2000年代末から2010年代にかけての、三菱i-MiEVと日産リーフまで待たなければならない。

三菱i-MiEV

その時点でテスラは、まだ小規模なベンチャー企業にすぎなかった。

ところが、2015年のCOP21(国連気候変動枠組条約 第21回締約国会議)で採択された「パリ協定」をきっかけに、グローバルでEV関連事業に対する投資が一気に活発化する。

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