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欧州には新型「マイクラEV」投入と新型「ジューク」にEVモデルを追加
米国・カナダと並んで複数のEV投入計画が明言されたのは欧州市場だ。2025年度内に先述した新型リーフの投入に加え、コンパクトEVの新型「マイクラ」を投入する。さらには2026年度に新型「ジューク」へEVモデルを追加ラインアップする。
「マイクラEV」は、ルノーとの協業により生産されるスタイリッシュなコンパクトEVで、大胆なスタイルとシンプルでコンパクトなパッケージは、先代マイクラのDNAを受け継いだものになるそう。
ロンドンの日産デザインヨーロッパでデザインされたマイクラEVは、欧州向けモデルとして年内に販売開始予定だという。
2026年度内の市場投入が予告された新型「ジューク」のEVモデルは、日産の欧州における4車種目の乗用車EVとなる。コンセプトカー「ニッサン ハイパーパンク」で表現された大胆なデザインと先進的なコネクティビティが取り入れられ、個性的なモデルになるようだ。
e-POWERやPHEVなどの投入計画
このほか、EV車の投入計画としては、すでに日本でも販売されているクロスオーバーEVの「アリア」がオーストラリアで2025年度に発売を開始する。
電動化技術を取り入れたe-POWERも第3世代へと進化を遂げ、「キャッシュカイ」に搭載されて欧州とオーストラリアに投入されるほか、2026年度には日本向けの新型大型ミニバンにも搭載予定だという。また、北米向けのSUV「ローグ」は2026年度に4代目へのモデルチェンジを機に、アメリカとカナダでは初のe-POWERモデル投入を果たす。なお、ローグにはプラグインハイブリッドがラインアップされる計画も明らかとなっており、ガソリンエンジンとともに多様なパワートレインで北米での販売シェア回復を目指す。
今回の発表では、中国市場向けについての言及はされていないものの、昨年の北京モーターショーでは今後、複数のEVを投入する意欲的な計画が明らかとなっている。
新型車や新技術の開発は一朝一夕では完成せず、長い年月を必要とする。今回の発表内容を見ても、経営不振に端を発して急遽開発されたという付け焼刃的な計画ではなく、不振にあえぎながらも開発を続け、満を持して失地回復に向けて狼煙を上げたものと見ることができる。
これから次々と世界各地で発表される新型車が市場でどのように受け入れられるか、その動向から目が離せない。