丸くてカワイイ第2弾モデル「NEO-Light」
もう1台、会場に展示されていた「NEO-Light」は、同ブランドの第2弾モデル。NEO-ONEとは打って変わって可愛らしさすら感じるポップなデザインを採用している。
NEO-ONEに備わる送風口と室内灯、それに小型ファンは省かれ、後席背後の窓も固定式。航続距離は同じながらモーター出力は2000w(2kw)に抑えられるなど、装備と走行性能を簡略化。その分価格は9万円ほど安く設定され、より買いやすい価格設定がなされている。
ヘッドライトまわり、テールライトまわりはNEO-Light用に新たに設計され、ボディカラーと相まってファニーな印象に仕上がっている。これなら、子どもの送迎に使っても喜ばれそうだ(そう、後部座席にはどちらのモデルもチャイルドシートの取り付けが可能なのだ!)。
NEO-ONEが個人利用を目的に購入される例が多いのに対し、NEO-Lightは法人が過疎地域の送迎サービスや、地域観光の足として導入される例が多いそうだ。
メンテナンスはe-NEOが全国の提携修理工場をユーザーに紹介し、そこへ入庫してもらう形式を採用しているため、全国どこでも安心して利用できるという。
EVスマートモビリティ体験エリアでは、このほかにも多数のキックボード型モビリティや、着座式の小型2輪モビリティが展示され、実際に試乗することもできる。いま注目度の高い特定小型原付なだけに、多くの来場者が足を止めて相談している姿が目立った。
e-NEOの小型3輪モビリティはそれらと同じコースを走るが、キックボード型のモビリティに比べ明らかな巨体を持つにも関わらず、狭い試乗コースを難なく走行できてしまうのは、前輪がひとつで小まわりが利くうえ、しっかりと車体をロールさせられるからだ。
最高速度が50km/hに留まるミニカー登録なので、車検いらずのお手軽さに加えて日本企業が作り出すハイクオリティさ。それがNEO-ONEは89万円、NEO-Lightは80万円で手に入る。これは複数名が乗車できる小型モビリティとして、なかなか魅力的なシリーズだといえそうだ。