ニュース
share:

Cd値0.21の驚愕ボディで航続距離は750km超え! アウディの新型EV「A6 e-tron スポーツバック/アバント」が本国デビュー


TEXT:TET 編集部 PHOTO:アウディ ジャパン
TAG:

先進性が感じられるインテリア

インテリアで目を引くMMIパノラマディスプレイは、カーブデザインとOLED技術を備え、11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成されている。10.9インチのMMIフロントパッセンジャーディスプレイとともに視覚的に明確なデザインに仕上げている。

アウディA6 e-tronのインテリア

インテリアのオプションには、ドライバーに対し交通標識やアシスト情報などをフロントガラス全体に投影して伝えるARヘッドアップディスプレイや、ポリマー分散液晶技術により透明から半透明まで4つのプリセットパターンで日光の入り方を変化させる「スマートパノラマガラスルーフ」などが用意され、快適なドライブ体験を提供する。

アウディA6 e-tronのオプション装備「スマートパノラマガラスルーフ」

また、OSにアンドロイドオートを用いたインフォテイメントシステムは、タッチ操作や音声アシスタントが直感的に統合され、使い勝手の向上が図られている。アシスタント機能はマイクロソフトのAzure Open AIを通じたChatGPTとの接続が可能になり、クルマと対話しながら運転中に知りたい情報を聞くことができるようになっている。

ドライビングダイナミクスと充電性能

後輪駆動モデルとなるA6 e-tronの一充電航続距離は、Sportbackで最長756km、Avantで最長720km。システム出力は270kWで、A6 e-tron performanceは、0-100 km/h加速5.4秒、最高速度210 km/hのパフォーマンスを持っている。

アウディA6 Sportbackの全体像 空力性能に優れたボディデザインを採用

アウディを象徴する四輪駆動「quattro(クアトロ)」のS6 e-tronモデルはさらに高出力で、システム出力はA6 e-tronの100kW増しにあたる370kWとなる。SportbackとAvantのどちらとも3.9秒で100km/hに達し、最高速度は240km/hだ。一充電航続距離はSportsbackが最長675km、Avantは最長647kmとそのパフォーマンスと引き換えに若干航続距離は短くなっている。

アウディA6 e-tronの高性能バージョン、S6 e-tron Avantのリヤデザイン

充電面では、800Vテクノロジーと標準のDC充電能力最大270 kWにより、EUで普及するHPC(High Power Charging)充電ステーションを利用すれば、10分間の充電で310km分のチャージが可能になる。また、充電状態10%から80%まで充電するのには、わずか21分しかかからない。Plug & Charge機能により充電プロセスも簡単に管理できるほか、800Vバッテリーをふたつの400Vバッテリーへ疑似的に分割し、ふたつ同時に135kWまでの並行充電が可能になるバンク充電にも対応している。

PPEプラットフォームの採用により、統合ブレーキシステムが大幅に強化され、前後アクスルごとに機械的な摩擦ブレーキと電動モーターによる回生ブレーキを最適なバランスで組み合わせてブレーキングすることが可能となった。このブレーキシステムが最大220kWものエネルギーを回生するその一端を担っている。

アウディA6 e-tronの高性能バージョン S6 e-tron Avantのフロントからサイドにかけてのデザイン 専用ホイールを装備する

A6 e-tronは、アウディらしいドライビングダイナミクスをもれなく継承している。オプションのアダプティブエアサスペンションは、優れた乗り心地とスポーティなハンドリングを実現するだけでなく、速度に応じてサスペンションが車高を20mm下げることで、空力特性がさらに向上し、航続距離が延びる副次的効果を持ち合わせている。

このようにA6 e-tronとその高性能モデルS6 e-tronはアウディの未来を象徴するモデルであり、高性能と高効率を両立した革新的なEVセダン&ワゴンだ。日本への早期導入が待たれる。

TAG:

PHOTO GALLERY

NEWS TOPICS

EVヘッドライン
中国から地球上最強コスパの新星EV現る! IMモーターL6の驚くべきスペックとは
BYDの売り上げ鈍化に注目しても意味なし! むしろ心配すべきはテスラか? BYDは利益率も投資額も驚くべき水準だった
いすゞがピックアップトラック「D-MAX」にBEVを用意! バンコク国際モーターショーでワールドプレミア予定
more
ニュース
日産からセダンのEVが出るぞ! 中国向け車両「N7」を初公開
過酷なダカールラリーで排気量998㏄の「水素小型エンジン」を鍛える! HySEが2025年の参戦を発表
コレクターズアイテムになること間違いなし! 「FIAT × ルパン三世」のクリスマスコラボプレゼントを実施中
more
コラム
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
充電が無料でできる施設は税金のムダ遣い? 地方自治体の取り組みの是非を考える
EVの走りはむしろ好き! エンジン車も同時に所有! それでもEVライフを終了した理由をオーナーが激白
more
インタビュー
電動化でもジーリー傘下でも「ロータスらしさ」は消えない? アジア太平洋地区CEOが語るロータスの現在と未来
「EX30」に組み込まれたBEVの動的性能とは。テクニカルリーダーが語る「ボルボらしさ」
「EX30」には、さまざまな可能性を。ボルボのテクニカルリーダーが話す、初の小型BEVにあるもの
more
試乗
【試乗】二度見必至の存在感は普通のコナとはまるで別モノ! イメージを大きく変えたヒョンデ・コナ「N Line」に乗って感じたマルとバツ
ボルボEX30で11時間超えの1000km走行チャレンジ! 課題は90kWまでしか受け入れない充電性能
EV専業の「テスラ」とEVに力を入れる従来の自動車メーカー「ヒョンデ」! モデルYとコナを乗り比べるとまったく違う「乗りもの」だった
more
イベント
外からもまる見えな全面ガラスドアも高齢化が進む地域のモビリティとして最適!? タジマの超低床グリーンスローモビリティ「NAO2」が斬新すぎた
EVはレアメタルが詰まった都市鉱山! CEATEC2024でBASC展示が提唱するサーキュラーエコノミーというバッテリーとは
畳めるバイク! 階段を上り下りできるカート! 自由な発想のEV小型モビリティが作る明るい未来を見た!!
more

PIC UP CONTENTS

デイリーランキング

過去記事一覧

月を選択