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LUUPも7月1日から「特定原付」に。最高速度表示灯や6km/hモード搭載モデルを順次入れ替え


TEXT:桃田 健史 PHOTO:桃田 健史
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新しい電動キックボードに移行

LUUPによる新たな事業として採用する電動キックボードは、特定小型原動機付自転車となる。警察庁の略称は「特定原付」。

その上で、新しい保安部品として最高速度表示灯を搭載する。これは、最高速度が20km/hの際は緑色で点灯し、また一部の歩道で走行可能な特例特定小型原動機付自転車(特例特定原付)として最高速度6km/hの場合に緑色で点滅するもの。

ただし、特定原付において、すべてのモデルが特例特定原付になるわけではなく、あくまでも製造者やサービス事業者による任意。

LUUPでは、改正道路交通法の施行前に導入した「小型特殊自動車」扱いの電動キックボードを特例特定原付へ移行する。

最高速度表示灯は、関係省庁から搭載の猶予期間(2024年12月まで)が設定されており、LUUPとしてはこの猶予期間内に対応していく。

また、特例特定原付対応の6km/hモード搭載車についても順次入れ替えを行う。

ルール順守にむけた取り組み強化

LUUPとして特定原付として運用となることから、これまで以上に交通ルールの徹底に対応する。

具体的には、ペナルティ制度について、これまでは飲酒運転など重大な違反を対象としてきたが、今後は車両の放置、信号無視などについても違反が繰り返される場合はアカウントを停止するなど厳しい処置を講ずる。

また、アプリ上で新しい交通ルールについて学習コンテンツで丁寧に説明した上で、全問連続・満点合格を必要とした。このテストは2023年5月16日から開始している。

LUUP代表の岡井大輝氏は「電動キックボードを含めた様々な電動小型モビリティ全般に対する正しい乗り方など、安全啓発をより一層徹底していきたい」とし、新たな事業展開における交通安全の重要性を強調した。

LUUPでは、2023年7月1日~4日に渋谷のMIYASHITA PARKで、そのほか大阪・中央講堂で7月1日、神戸・メリケンパークで7月2日に安全講習会を実施する。

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