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BYD、フランスにEVを5モデル投入。コンパクトから高級セダン、SUVまでラインナップ


TEXT:TET 編集部
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今年中に日本でも発売予定のドルフィンとシール

「ドルフィン」は中国で大ヒットしているコンパクトハッチであり、日本車でいうと「カローラスポーツ」をややノッポにしたサイズ感。中国では日本円で200万円を切る驚異的な価格設定となっており、日本にも今夏導入される予定だ。

ちなみに車名のドルフィンはイルカに由来しており、エクステリアとインテリアの随所にイルカをモチーフとしたデザインが与えられるとのこと。1充電あたりの航続距離は471km(WLTCモード)と公表されており、車両価格によっては日本でもヒットする可能性を秘めているだろう。

最後に「シール」は4ドアクーペ的なスタイリングを持つ流麗なセダンで、前後ツインモーターによる余裕ある動力性能が特徴。こちらも、今年末までにフラッグシップモデルとして日本導入予定とされるが、フランスでの販売開始の方がやや先行することとなる。

シールはフラッグシップセダンだけあり、インテリアのデザインや質感にも高いこだわりを持つ。また航続距離も555km(WLTCモード)とロングレンジを達成しており、こちらも日本導入が楽しみだ。

ということで、現地で基本となるハッチバックに加え、SUVとセダンをそれぞれ2種類ずつ揃え、充実したラインナップとなるフランスでのBYD。まずは、パリ、ストラスブール、レンヌといった都市部からディーラー展開がスタートするようだが、2年で100店舗を構えるとのことだから、近々地方圏でも各モデルが購入できるようになるだろう。さらに、BYDでは間もなくイタリアとハンガリーにも参入し、その後も他の欧州諸国に進出していくというから勢いはとどまるところを知らない。

欧州での展開の早さとラインナップの充実ぶりがうらやましい限りだが、日本のEVファンとしては首を長くしてドルフィンとシールの販売開始を待つこととしたい。

 

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