観光タイプのEVバスはSA・PAや旅先で充電ができない
EVモーターズ・ジャパンが国内工場を建設中ということは触れたが、今回のイベントで、EVバスの展示&試乗車がすべて輸入車という事態に危機感を覚えた。
さらに今回「F8 シリーズ6 コーチ」を見てある気がかりが大きくなった。それが充電設備の問題である。
大型の観光バスの場合、目的地で充電できるかが重要問題である。現状、全国のEV用の充電スペースは、基本的に乗用車用である。観光バスの場合、乗客を待つ間にエアコンをかけておくなど空調に気を使うので、充電器というよりも電源供給装置に近いものが必要と感じる。
もちろん目的地だけではなく高速道路上のパーキング・エリアやサービス・エリア、さらに道の駅にも必要だろう。観光バスは長距離に対応しなければならない。途中で充電できるようにしなければ、せっかくの観光でも大幅な距離制限がつくことになってしまう。