圧倒的パフォーマンスの「コンセプトAMG GT XX」とプライベートラウンジの「Vision V」
10月31日(金)から一般公開される「ジャパンモビリティショー2025」の開催に先駆け、自動車メーカーを中心に続々と出展内容が発表され、盛り上がりを見せ始めている。今回紹介するのは欧州ブランドのメルセデス・ベンツだ。
ジャパンモビリティショー2025でメルセデス・ベンツは「Feel the Mercedes」をコンセプトに、五感を通じてメルセデス・ベンツの魅力を体感することができるさまざまなコンテンツを提供するという。
目玉は今年6月にワールドプレミアされたばかりの、メルセデス・ベンツAMG初の完全電気自動車「コンセプトAMG GT XX」が、アジア圏で初めて披露されることだろう。
電動化時代の新たな常識を創造することを目的に、次世代EVの基盤として開発された「AMG Electric Architecture(AMG.EA)」を採用した最初のコンセプトカーであるこのモデルは、アキシャル・フラックス・モーターと呼ばれるコンパクトかつハイパワーなモーターをフロントに1基、リヤに2基搭載。AMGの真髄とも呼ぶべき、最高のドライビングパフォーマンスを野心的なエアロダイナミクスボディとともに実現する。
見えない部分の技術的なトピックが多いコンセプトモデルではあるが、この低くスポーティーなシルエットだけでも一見の価値があるモデルと言えよう。
もうひとつメルセデス・ベンツには注目のコンセプトモデルが展示される。今回がジャパンプレミアとなる「Vision V」がそれだ。モデル名が示す通り、メルセデス・ベンツが2026年から始める「Van Electric Architecture(VAN.EA)」を採用し、バンの新時代を示唆するモデルとなっている。
広々とした空間にラグジュアリーと没入型体験を融合し、プライベートラウンジという新たな価値を加えたというこのモデルが、ミニバン大国ニッポンのユーザーの目にはどのように映るのか興味深い。
日本上陸が待ち遠しい新型「CLA」と「GLC」を本邦初公開
より現実的なモデルとしては、自社開発のOS「メルセデスベンツ・オペレーティングシステム」を搭載し、知性を高めてフルモデルチェンジを果たした新型CLAのEVモデルが日本初上陸を果たす。
また、9月にドイツで発表されたばかりの新型EVの「GLC」も日本初披露となる。最新技術をふんだんに盛り込みつつ、伝統的なグリルとEVならではの先進性を表現したフロントフェイスは、伝統と革新が共存した新しいメルセデスを表現する1台といえよう。
メルセデス・ベンツブースには、「マイバッハSLモノグラムシリーズ」や「AMG GT 63 PRO 4マチック+ クーペ」などの内燃エンジン車も登場予定。EVの先進性に加えて、ラグジュアリーな世界も見せてくれそうなメルセデス・ベンツは、東5ホールにブースを構える。






















































