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納車遅れに対する改善策。フォルクスワーゲン ジャパンが電動SUV「ID.4」日本向けモデルの生産工場を移管


TEXT:TET 編集部
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部品供給の安定化のためタイヤの仕様変更も

現在フォルクスワーゲンのBEVは欧州だけで約10万台の納車待ちとなっている。そのため、一刻も早く日本のユーザーに届けるべく、今回の生産拠点移管が実施されたというわけだ。

新たに生産を担当するエムデン工場は、ツヴィッカウ工場と同じく自然エネルギーを活用し実質的なカーボンニュートラル化を実現しているだけでなく、海外向けの輸出港も併設されているとのこと。既に新設された生産ラインは順調に立ち上がっているというから、夏以降はスムーズな納車が期待できそうだ。

また、欧州における地政学的リスクなどの要因で不安定な部品供給状態が続いているなか、生産拠点の移管以外にも安定した生産に向けた措置が採られており、iD.4 Proでは新車装着タイヤが「標準タイヤ+パンク修理キット」または軽微なパンクを自己修復する「モビリティタイヤ」の混在出荷となるほか、ボディカラーの設定も変更されている。

ID.4は順調に受注を積み上げている模様で、夏以降に納車が本格化すれば街中で見かける機会も飛躍的に増えることになりそうだ。

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